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2008/12/20(土曜) 04:02

21. カボチャ

今回は、カボチャの身体への効果についてお話し致しましょう。今回のレシピ紹介は、カボチャを使ったイラン料理です。身体によいレシピをたっぷりご紹介しましょう。

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カボチャは、ウリ科の草本植物になる果実で、水平に伸びる長い蔓と、平らで大きな葉を持っています。花は黄色で、その実は重さ30キロになることもあります。カボチャの皮の色は、黄緑色からオレンジ色までさまざまで、実はもちろん、種、皮、そして花までも使用可能です。煮込み料理、酢漬け、ジャム、缶詰などに使われます。

カボチャはカリウムを豊富に含むため、高血圧の人に効果的です。一方で、腎臓に障害を抱えている人には適していません。また、鉄やマグネシウムの吸収もよくしてくれます。さらに、βカロチンが多く、カボチャがオレンジ色をしているのはこのためです。βカロチンは、体内でビタミンAに変わり、老化防止の作用があります。

カボチャは、食物繊維を豊富に含みます。食物繊維は、体重増加、便秘、血中のコレステロール値の上昇、糖尿病の治療に使用されます。WHO世界保健機関は、一日に30グラムの食物繊維をとるよう奨めており、この食物繊維は、穀物、野菜、イチジク、乾燥ナツメヤシ、そしてとくにカボチャから摂取することができるとしています。

カボチャの種は、食物繊維と塩分、脂溶性ビタミンA,D,Eを含んでいます。カボチャの種の脂100ミリリットルには、50ミリリットルのビタミンが含まれています。ビタミンAとEは、酸素フリーラジカルの発生を抑え、老化防止の作用があります。さらに、これらのビタミンは、動脈に脂肪がたまることで生じる血栓を防ぎます。栄養学の研究者は、ビタミンAとEは、癌を予防するという結論に達しています。また、種にはカリウム、カルシウム、リン、マグネシウム、亜鉛などが含まれています。これらはどれも、心臓や動脈の疾患の予防、また高血圧の人に高い効果を発揮します。

身体への効果として、カボチャは腸の疾患、特に寄生虫を除去します。また、便秘や膀胱炎にも効果的です。カボチャの種の治療的な特性を生かすには、大さじ2から3粒の種とヨーグルトを混ぜたものを食べると、血管の詰まりを防ぐことが出来ます。また、種と小麦ふすま入りのナンと一緒に食べると、大腸癌を防ぐと言われています。カボチャのジャムは、滋養強壮、神経を強化し、カボチャの酢漬けは、食欲を増進し、消化を促進します。カボチャを煮たものは、喉や胸の不快感を抑えます。カボチャを柔らかく煮て、クリームのように顔にぬって30分間置いておくと、顔の色を明るくし、肌を美しく保ちます。

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それでは、カボチャを使ったレシピをご紹介していきましょう。短時間で簡単に出来る魅力的なスープ「カボチャのスープ」と「カボチャとプラムの煮込み料理」、イラン北部マーザーンダラーン州で有名な「カボチャご飯」と、最後にデザートのご紹介です。

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【カボチャのスープのレシピ(4人分)】

<材料>

・カボチャ ・・・1kg

・温かい牛乳 ・・・4と1/2カップ

・バター ・・・大さじ1杯

・塩 ・・・少々

・こしょう ・・・少々

・ナツメグ、シナモン ・・・各小さじ1/3杯

・サフラン(すり潰したもの) ・・・少々

 

<作り方>

①カボチャの皮を剥いて細かく刻みます。水と塩少々で柔らなくなるまで煮ます。茹で上がったら、ザルに上げます。

②カボチャを温かい牛乳の中に入れ、塩こしょう、お好みで砂糖、材料の香辛料をすべて加えます。

③スープを沸騰させないように温めたら、出来上がり。

※香辛料はお好みで、足したり引いたりしてください。

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【カボチャとプラムの煮込みのレシピ(6~8人分)】

<材料>

・骨なし羊肉、または牛肉 ・・・500g

・玉ねぎ(炒めたもの) ・・・大さじ2~3杯

・カボチャ ・・・1.5kg

・乾燥プラム ・・・150g

・レモン汁 ・・・1/2カップ

・砂糖 ・・・大さじ2~3杯

・サフラン、またはトマトペースト ・・・少々(サフランの場合は、すり潰しておく)

・油 ・・・150g

・塩 ・・・少々

・こしょう ・・・少々

 

<作り方>

①肉を細かく切り分け、玉ねぎと一緒に炒めます。そこに、3~4カップの水を注ぎ、弱火で煮込みます。

②乾燥プラムを洗い、鍋に加えます。

②塩こしょう、レモン汁、砂糖、サフランをお湯に溶かしたもの、またはトマトペーストを鍋に加え、さらに煮込みます。

③カボチャの皮を剥いて、均一の大きさに切ります。それをフライパンで炒めたら、(②)の鍋の中に散らします。

④カボチャを、煮込み料理のソースとからめて、さらに煮込めば出来上がりです。

このとき、煮すぎてカボチャの形が崩れないように注意しましょう。

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【カボチャご飯のレシピ】

<材料>

・カボチャ ・・・500g

・ニンニク ・・・1欠片

・炊いたご飯(アルデンテの状態) ・・・2カップ

・塩 ・・・少々

・こしょう ・・・少々

・ターメリック ・・・少々

・油 ・・・少々

・玉ねぎ ・・・3個

・ミンチ肉 ・・・200g

 

<作り方>

①玉ねぎをみじん切りにして、炒めます。

②塩こしょう、ターメリック、ミンチ肉を加えてさらに炒めます。

③次に、カボチャの皮を剥き小さく切ったもの、炒めた玉ねぎとニンニク、アルデンテの状態に炊いた米(※)を混ぜます。カボチャが大きすぎると、火が通りにくいので注意してください。

④これらを一緒に鍋に入れ、弱火にかければ、カボチャご飯の出来上がりです。カボチャは、なるべく小さく切って、鍋の下の方に入れてください。

※イランの一部地域では、野菜や果物を加えることで、特別な地方料理が作られています。「カボチャご飯」は、イラン北部マーザーンダラーン州の郷土料理です。

※米は、イラン米、またはインディカ米、またはタイ米を使用してください。

塩と油を入れて炊いたアルデンテの米か(炊き方は、「イランの食文化2」参照)、湯がいた米(「イランの食文化5」参照)を使ってください。

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【カボチャのデザートのレシピ】

<材料>

・カボチャ ・・・適量(お好みで)

・サフラン(すり潰したもの) ・・・少々

・砂糖 ・・・適量(お好みで)

・シナモン ・・・少々

・アーモンド、ピスタチオ(細かく砕いたもの) ・・・少々

 

<作り方>

①皮を剥いたカボチャを薄く輪切りにし、鍋底に並べます。

②少量の水とサフラン、砂糖をその上にかけて、鍋を火にかけます。

③カボチャが柔らかくなったら、シナモン(粉末)と、アーモンド、ピスタチオを砕いたもので飾れば、出来上がりです。

※カボチャの間に米を入れて、お焦げを作る人もいます。

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