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2015/04/08(水曜) 16:13

神という存在を知る方法(2)

神という存在を知る方法(2)

今回も引き続き、イスラムの信条の原則である神を知ること、唯一神の問題についてお話しすることにいたしましょう。

 

前回の番組では神を知る方法についてお話しました。人間は歴史の中で、世界やその創造主をよりよく理解するために、その能力や思考力に応じて道を選択してきました。本能に応じ、思考力や知性を用いることは神を知る最も重要な方法と見なされています。
神を知ることとは、創造世界の中で研究を行うことであり、コーランによれば神の節の中で思考することです。地上や天上、人間の存在の中など、世界の現象のそれぞれが良好な徴として知られ、心は常にあらゆる場所に存在する生命の中心に導かれます。シーア派初代イマーム、アリーは一部の神の徴についてこのように述べています。

「創造の跡、その英知の徴は、その新しい創造の中で明らかである。創造物が彼の存在を証明している。創造物は黙って何も言わないが、神の清らかな存在を表している」

生命世界における思考は、思想家であろうが一般の人であろうがすべての人に開いている道です。自らの才能や見識に応じて誰もが、創造の現象の中に生命の起源が存在する確かな原因を見出すことができます。これについて、シーア派6代目イマーム、サーデグはこのように述べています。

「創造物の存在は、それらを創った創造主がいるという事実を示している。強固な建物を見たときに、実際にそれを建てた人を目にしなくても、その人の存在がはっきりと感じられるだろう」

この世界の真理を理解するために、どんなに思想の裾野を広げ、様々な現象を調査したとしても、私たちは世界のすべての秘密を解き明かすために必要な手段を持ち合わせていません。この点から、生命世界は明と暗の二つに分けられます。これは、生命が、経験の世界である感覚の問題に集約されないこと、言い換えれば真理の多くが表明的な感覚では理解できないという否定できない事実を物語っています。創造主の秘密、神秘を理解するためには、新たな手段を必要とすると同時に、ある程度我々の思想や理解力にも関係しています。人間が経験や感覚の助けで思考すれば、明らかに多くの事実を認識することができるでしょう。預言者一門の伝承では、知性が光に例えられ、それは神が人間に授けたものとされています。知性は人間に正義と悪、善と悪を見分けさせます。シーア派初代イマーム、アリーはこのように述べています。
「知性によって、神への信仰を見出し、神の存在を認めることで、完全な信仰を寄せよ」

創造の書物を研究すれば、この広大な世界を創る中で知性や至高なる措置が働いたことがわかるでしょう。これ自体、シンプルで明らかな論拠です。この論拠に基づいて、あらゆる目的ある秩序は、賢明な秩序をもたらす存在の現われです。その一方で、生命の世界は秩序と賢明な措置の徴で溢れています。現在存在する世界自体、神を知ることの最も明らかな論拠です。コーランは人々を創造の書物の研究に呼びかけています。コーランはこれに留まらず、世界の多くの現象について触れることで、人類に研究と調査の道を開いています。コーランは、このため人類を創造の世界で思考するよう呼びかけ、誰もが自ら持つ能力や知識に合わせて、世界の秩序の明らかな事例を理解することができるとしています。粒子レベルの世界で見られる驚くべき秩序に注目すると、どの人間も、神の英知によって施された秩序の存在を知ることができるのです。

創造の世界の正確で複雑な秩序や神秘は、陸の見えない深い海のようなものです。人間は現在の知識によってわずか数歩前に進んでいるだけであり、科学の発展に伴い、生命の偉大さに対する驚きを増し、自らの世界が限られたものであることを認識します。ある物理学者はこのように述べています。「どれだけ研究し、原子から銀河まで、細菌から人間までを観察したとしても、私の知識が深くなるにつれ、日ごとに未知の裾野が広がっていく」

思想家の話の中でよく聞かれるこのような言葉は、人類が知の高いはしごを数段しか上っていないことを物語っています。著名な物理学者のアインシュタインに対して自らの既知と未知の関係について語るよう求めた際に、彼は図書館のはしごの傍らに立ち、このように答えました。「この二つの関係は、はしごと広大な宇宙空間の関係のようなものであり、
私は今も科学のはしごを数段しか上っていない」

こうした中、創造の偉大さについて人類がほんの一部しか理解していないことは、英知の神を知る上で十分であり、このような正確で複雑な秩序は決して偉大な英知ある力の存在なくしては不可能であることを証明しています。それではここで、世界に存在する知識や力の例について、創造の書を見ていくことにしましょう。

私たちの住む地球についてお話ししましょう。今日、すべての人がこの地球は一見すると穏やかですが、いくつかの種類の動きを伴っていることを知っています。地球は非常に正確で計算された秩序により、自転しており、この回転によって夜と昼が生まれます。一方でこの惑星は太陽の周りをも周っており、これを1年かけて行います。この動きによって季節が生まれます。また地球を覆う大地の厚みは、自転や公転に影響しません。また星や太陽の光が直接地球に届けば、人間は被害を受けますが、地球の表面を大気の層が覆って保護しており、紫外線をコントロールします。これが地上の温度を適切に保っているのです。

太陽系における地球の位置は、光や温度、水や土の状態、さらにその周囲にあるガスや物質の組成を正確に調整しており、生物が生きていけるようにしています。地球の近くの惑星に行ったとしても、装置なしにはそこで生活することはできないでしょう。たとえば、水星は太陽に最も近い惑星です。このため日中の気温は400度にも達し、夜間には200度まで下がります。水星には大気がなく、温度を保つことができず、このため昼夜の気温差が開いてしまうのです。自転周期は59日で、公転周期は88日です。水星の表面には大小の穴ができており、これは隕石の落下によるものです。隕石によって地球がなくなっていないのは、また耐えがたい暑さと寒さから守れているのは、そして多くの危険から守られているのは、すべて地球を人間やその他の生物の住処とした神の意思によるものだ、ということを地球に住む人間は理解すべきでしょう。塵や数千もの隕石、天体がものすごいスピードで地球に向かってきますが、神は地球の周囲に楯のように大気の層を設け、地球やその住民をあらゆる被害から守っているのです。地球の表面を覆う大気はこれまで、地球を水星のような状態に陥らせず、その表面を穴だらけにもしていないのです。

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