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2015/05/06(水曜) 19:15

世界の唯一神の徴

世界の唯一神の徴

今回も世界の唯一神の徴についてお話しすることにいたしましょう。今回はまず初めに、イスラムの預言者の生涯に関する美しい言い伝えをご紹介いたしましょう。

 

預言者ムハンマドに付いていた礼拝の時刻を告げるモアッゼン、バラールは、このように述べています。
「コーラン第3章アール・イムラーン章「イムラーン家」第190節から194節が預言者に下された夜、預言者は夜明けまで祈祷を行い、泣いていた。早朝、朝の礼拝のために彼のもとに行くと、預言者は涙をためた目をしていて私は驚いた。そして彼に「なぜ泣いているのか。あなたは神のご好意に預かっているではないか」と言った。預言者は答えた。「昨夜、神は私に心を震わせるような節を下した。バラールよ、この節を読んでそれについて考えない者がいるだろうか」。そして預言者は美しい心に染み入るような声で190節から191節を読み上げた」

「明らかに天地の創造、昼夜の交代の中には思慮あるものにとっての(明らかな)徴がある。立ったり座ったり、横たわったときに神を思い起こし、天地の創造の秘密において考える。(そして言う)神はこれを無意味にお創りになったのではない。清らかなあなた、私たちを火の懲罰から守ってください」

イスラムの聖典コーランは多くの節の中で、人間に創造世界の調査を呼びかけ、様々な現象の中で考えることによって、世界の唯一の創造主の存在を見出すように、としています。創造世界の正確で奇跡的な秩序は、神の目的や措置を物語るものです。生命の世界、動植物の生活、宇宙、原子、最小のものから最大のものまで、すべての存在物の中に、神の尽きることのない英知を目にすることができます。神を知るための方法は創造の書物の神秘を探ることです。その書物のすべてのページには崇高な知性の役割が証明されています。誰でもその理解力の程度に応じて、創造物のシステムにおいて考え、創造の現象における調整と措置の徴を目にし、あらゆる所に、生命の起源の強い証を見つけるのです。

神の力の現れの一つに、陸上や海中の生命の存在があります。とはいえ、陸上の生命の誕生は、無数の要素にかかっており、その一つの要素でもかけてしまえば、地球で命は誕生しません。生命にとって必要なすべての要素が偶然に生じたと考えるのは無知といえるでしょう。神は水を生命の源としています。私たちは何度となく雨を目にし、生命の喜びをそれと共に体験しています。慈悲深い雨粒は、乾いた大地の上に降り注ぎ、生命を大地に授けます。その結果数千もの植物や樹木、緑が大地に生えます。

生命の現れと見なされる植物は生命の世界における神の徴です。植物がどのように芽生えるかは、創造の美しい現われです。コーラン第80章アバス章「眉をひそめて」第26節と27節には次のようにあります。

「そして我々は大地を裂き、その中で多くの種を芽生えさせる」
実際、大地は何によって裂かれるのでしょうか?繊細な若芽によってです。それは固い大地を裂き、地球の重力に逆らって太陽の光や大気を取り入れるために土から芽を出し、上に向かって伸びていきます。誰が土の中で種を活動させ、外に出るよう導いているのでしょうか。降雨や植物の芽生えは、あらゆる聡明な人間を思考に向かわせます。

植物の驚きの一つに、神が様々な方法で果実や農産物を破壊の危険から守っている、ということがあります。豆を袋のように覆い、麦やコメなどの穀物の穂を皮で保護し、その種の先を槍のように尖らせ、鳥たちが簡単にそれを持っていけないようにしています。神は植物の栄養を供給するために、それらに根を持たせ、それによって土から栄養素を吸収し、枝や葉、果実に行きわたらせるようにしています。こうした措置により、果実は人間の必要とする鉄分、ビタミンといった栄養素をたくさん備えたものとなるのです。その一方で、根は土の深いところに埋まっているため、強い風に対しても耐えることができます。この中で、果実の種もまた特別な役割を担っています。種は土に埋められ、花や木を増やします。

植物の構造、球形、楕円形、六角形、円筒形などそれらを構成している細胞は、植物学者の驚きを引き起こしています。植物の芽生えとその成長に関すること、繁殖や細胞の成長、細胞分裂、茎や葉、花の構造といったものは、それらの創造主の英知を明らかに証明するものです。土の中から芽を出した植物は、いくつかの成長の段階を経て、実ります。実った木は忠実で誠実な召使のように、多大な努力を払って太陽の光を受け、土の中から栄養を吸収し、色とりどりのおいしい果実を私たち人間にもたらしてくれます。

このように人間も果実の貴重な栄養素を吸収することで、成長し、生存し続けます。花畑や緑の茂みが水や土から得られた栄養素を様々な色や香りを伴った花に変えるとき、私たちは神の創造の力を知ることになります。この美しい花々は、神を知る興味深い秘密を伴っています。また植物は人間にとって食用にも薬用にもなります。植物の驚異を研究することで、私たちはそれらを出現させた創造主が、生物にとってそれらの中の物質が有益であることを知っており、人間やその他の生き物のニーズを予測することで、植物を創造したことを理解します。

植物は多くの驚異を有しています。少し慎重になるだけで、私たちは全知全能の神が、各植物に特定の成長システムを授け、他とは異ならせていることがわかるでしょう。コーラン第15章ヒジュル章ヒジル第19節には、植物の創造の中の秩序についてこのように書かれています。
「我々は大地を広げ、その中に強固な山を打ち立てた。そしてあらゆる植物を釣り合いを考え、慎重にその中に生やした」
木々や植物は私たちに唯一神の教訓を教えています。繊細な葉の中に私たちは神の永遠の力を目にします。これに関して、シーア派6代目イマーム、サーデグは植物の創造における神の力を明示する中で、モファッザルという弟子にこのように述べています。

「考えてみなさい、神はそれぞれの葉に各方向からの体の血管のような葉脈をひき、その中に多くの利益を授けた。もし人間がこれらの葉の一つを作ろうとして、たとえそのための道具をそろえ、多大な努力と時間をかけたとしても、一つの葉も作ることはできないだろう。これに対して英知の神は春のわずかな期間に、言い表すことのできないほど、花や葉、木や草などを出現させる」

そうです、人間はあらゆる科学的な発展を遂げているにもかかわらず、自然の特徴が生かされた一つの葉も作ることができないのです。美しい緑の一枚の葉を慎重に観察することで、私たちは神の知識に関する大きな教訓を得、唯一の神の完璧な創造に対して頭を垂れます。

 

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