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2015/06/24(水曜) 21:31

人間の創造における驚異(1)

人間の創造における驚異(1)

今回も唯一神と神を知ることに関して、人間の創造における驚異についてお話しすることにいたしましょう。

 

神はコーランの数多くの節の中で、無類の存在である人間の創造について述べており、多くの驚きを持ったその創造を、無限の能力と知識の表れだとしています。神の力と至高なる措置のしるしの一つとして、母親の胎内での人間の形成があります。胎児は初めは四肢がありませんが、驚くべき速さで、毎日新たな形をとっています。それはまるで熟練した画家の集団が日夜、短期間でこうした小さな作品作りに励んでいるようなものです。それは表面的には飾りのような(整った外見を持つ)ものであっても、中身は驚くべき複雑なシステムを有しています。人間の創造は、生命の世界の中で最も美しい現象の一つであり、神はこの存在物を創造する中で驚くべき方法で力を顕示しています。神はこの大きな力について、コーラン第23章アルムウミヌーン章「信仰者」第12節から14節で次のように述べています。

「誠に我々は人間を泥の汁(精粋)から創造した。そしてそれを精液の形で確実な場所(子宮)に着床させた。それからその精液を血の塊の形に創造し、それを肉の一片にし、またそれを骨に変えた。そして骨を肉で覆い、それを新たなものに創造した。神は最も優れた創造主であり、敬意を表するに値する」

胎児は、設計の準備(外見)が整うと、目や耳、脳、その他の器官の細胞のそれぞれが独自の責務を負い、絶え間ない努力を始めます。コーランはこの点について指摘しています。こうした驚くべき変化は神を語ることなくして受け入れられるでしょうか?全知全能の存在なくして、体の細胞は自らの義務を知り、その目的を正確に追求し、基本的に人間といった驚くべき存在を生じさせることができるでしょうか?コーラン第59章アルハシュル章「集合」第24節には、神の創造についてこのように語っています。

「彼こそは神である。前例のない、形体を授ける創造主。彼のためには善き名がある。天や地にあるものは、彼を称える。彼は愛すべき英知ある存在である」

シーア派6代目イマーム、サーデグは、モファッザルという名の弟子の一人に、神を知ることについて教える中で、人間の創造についてこのように述べています。
「モファッザルよ、まず初めに胎児が母親の胎内で形作られる。それは目にも見えず手も届かない場所である。この段階は胎児が完全なものとなり、必要なあらゆる器官が備わるまで継続される。そしてこの世に生まれるのである。人間の体内にはあらゆるものが見え隠れており、骨や肉、脳、血管、軟骨、すべての器官がその形を変えることなく、数も多くも少なくもならずに、助け合いながら成長するのである」

ご存知のように、地球上の生き物のすべての構造は、細胞という名の小さな部分から構成されています。細胞は実際、動植物の生命の枠組みと見なされます。人間の体もまたこうした小さな部分からできています。人間の細胞の数は非常に多く、構造の点から似通っており、決まった働きをする細胞の集団は、一つの組織を構成しています。様々な組織の中から各部分が作られ、様々な部分から一つの器官が生じ、それぞれが体のために生命活動を行うのです。それは血液の循環器官、消化器官、呼吸器官などです。

細胞は体の最も基本的な一部として、複雑な構造を有しています。細胞の外皮は驚くべき働きを有しており、栄養素を細胞の中に送り込み、有害な物質を遠ざけます。細胞は必要な栄養素を吸収するために、ジアスターゼと呼ばれる物質を出して、栄養素を皮の中に取り込みます。吸収された物質の一部は、細胞のエネルギーの確保や細胞の成長に使われます。細胞は栄養を吸収し、成長する中で、限界に達します。この間、細胞は分裂によって生殖が行われます。こうして一つの細胞が二つに別れ、その後それぞれが重要な活動を続けていきます。無数の能力や複雑さを有する人間の体の中に存在する器官の働きがわかったことは、研究者の数百年の努力の賜物です。とはいえ、ここ数年、体の様々なメカニズムの発見に関する目覚しい発展が得られており、こうした発展もまた、医学を大きく助けています。しかしながら今もこれに関しては多くの未知が存在します。

ご存知のように、体の中には非常に重要な液体、つまり血液が流れています。血液は各物質や要素から構成され、その80%が水分でできています。血液をこの他構成しているものは、塩分、リン酸塩、ナトリウム、カリウム、カルシウム、鉄、糖、脂肪、ガスなどです。血液の中には二つの成分が存在し、それらは血液の重要な部分を構成しています。それは赤血球と白血球で、プラズマという名前の黄色の液体の中を泳いでいます。赤血球は血を赤くする要因です。血液の1ミリ立法あたり、およそ500万の赤血球が存在します。赤血球は細胞に酸素を届け、体の有害な物質を集めます。赤血球はその義務をきちんと遂行し、体の数十億もの細胞の一つたりともその恩恵を免れることはありません。それに対し、白血球の数は非常に少なくなっています。つまり血液1ミリ立方あたりおよそ7000個となっています。赤血球は兵士のように常に敵から体を守っており、細菌の攻撃があると、全力で体を守ります。

明らかに体の免疫システムも複雑なものとなっています。白血球はリンパ腺、脾臓、骨髄などで作られます。これらの器官で作られた白血球は、構造の点から異なっていますが、共通の目的を追求しており、それは細菌やウイルスなどの外部の要因と戦うことです。白血球は体の免疫システムの一部とみなされており、感染症から体を守ります。体に侵入するバクテリアやウイルスなどの病原菌は白血球によって消滅されます。ある外部要因が体の中に侵入してくると、白血球がすぐさまそれに気づき、様々な方法で危険の拡大を防ぐのです。体はこうした存在物の助けにより、外部要因と戦うために様々な方法を推し進め、それらの要因を無効にするための物質を生成します。体の中で作られるこの物質は様々な役割を担っています。たとえば、それらの一部は細菌を解体させ、また一部は昆虫や蛇などの毒を無効にします。驚くべきことに外部のあらゆる要因に対して、それに適した物質が生成されるのです。

体の免疫システムについて見てみると、誰が一体この複雑なシステムを導いているのかという疑問がわいてきます。一体誰が白血球やその他の体の防護器官にこのような規則的な、組織的防衛方法を教えたのでしょうか?このような非常に小さな細胞に外部要因に対してどの物質を生成するかを教えたのは一体誰でしょうか?明らかにそれは、全知全能の神以外にはないのです。

コーランは人間の体内は利益ある思考と真実の発見のための源であるとし、第41章フッスィラト章「解明」第53節でこのように述べています。
「まもなく我々は世界の周囲や彼ら自身の中にある自らのしるしを彼らに示すだろう。そして彼らに間違いなく彼が正しいことを明らかにする」

人間の体のつくりやその四肢は正確なメカニズムと器官を伴っており、その中ではエネルギー、認識、様々な感情、そして何より理性や思考が生み出されています。それは神を知るためのものです。私たち自身の中の思考は神の永遠の恩寵によって導かれています。体の構造の中に用いられているこうしたすべての創造の秘密について考え、体の様々な器官の活動を考慮すると、私たちの中には感謝の気持ちが沸き起こります。ここで私たちは唯一の創造主の偉大さに対してこうべを垂れるのです。

 

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