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2015/08/05(水曜) 19:13

人間の創造における驚異(3)

人間の創造における驚異(3)

これまでの番組では、唯一神について、人間の創造の驚異についてお話しました。これまで二回の番組では、人間の体の器官の創造における神の力についてお話しました。今回
は、脳と消化器官の複雑な働きについて説明し、人間の創造の驚異のお話を締めくくることにしましょう。

 

皆様は過去の記憶、子どもの頃の思い出をたくさん持っていることでしょう。このような記憶は頭の中にどのようにして蓄積されているのでしょうか。これまで、記憶の驚くべきシステムについて考えてみたことはあるでしょうか。例えば火傷などの危険に直面した際、すぐに反応を示すことができるのはなぜでしょうか。何があなたにこうした反応をすぐに起こさせるのでしょうか。明らかにあなたは多くの経験を記憶にとどめているのです、この記憶の中枢はどこにあるのでしょうか、特殊な技術を学ぶ際、どのようにしてそれを死ぬまで覚えていられるのでしょうか。脳はこうした事柄のすべてを留めておく中枢です。脳は神の最大の恩恵であり、人間の体の司令部の役目を負っています。この体の重要な器官は、およそ1400グラムの重さで、頭蓋骨の中に収められています。人間の頭蓋骨は、盾、あるいはヘルメットのようなもので、脳を様々なダメージから守っています。

脳は体と外部の環境、さらには人間の精神的な活動や思考の中心をつなげるものです。脳は、数十億もの神経細胞から構成されており、その働きは非常に驚くべきものです。脳は体と外部の環境をつなげるために、それを促す要因を有しています。五感は、それぞれ驚くべき構造を持ち、正確に脳と協力を行っており、人間と外界をつなげています。例えば、目は物の外観を外部からキャッチし、カメラのような特別な器官によって、それらの写真を撮影します。その後、素早くその映像を脳に送ります。興味深いのは脳が多くの情報を同時に受けることができることで、この際にその中に混乱が生じないということです。例えば脳は目から情報を受けているときも、他の関連器官の報告を無視せず、すべてを慎重に検討、分析し、必要な決定を下します。こうして神は世界の最も驚くべき正確な工場を脳という名の小さな器官の中に作り出したのです。

人間の脳の中には、自分の意志とは関係ない働きをコントロールする中枢が存在します。呼吸や肺、心臓の動きや胃腸の活動、その他の体の器官に関連するものです。この自律神経の活動は、脳によって非常に正確にコントロールされており、体の働きを一瞬たりとも停止させません。現在、人間は非常に発展した電子脳を作り出せるようになっていますが、こうした中、研究者は、人間の脳の機能は最も驚くべき最高の機械だとしています。なぜなら、人間の脳が電子脳よりも優れている点は、理解力や革新、創造力、習得力であり、これまでどの機械もこの能力を手にしていません。脳の主要な部分は、大脳と呼ばれています。大脳は皮質と呼ばれる灰色の膜によって覆われている非常に繊細な器官です。皮質は数ミリ以上の厚さはありませんが、その各部分に多くの秘密が隠されています。

大脳は知性、意志、理解力、記憶の中心であり、恐怖や不安などの感情とも関係を持っています。大脳の各部は認識の活動の一部となっています。その最も興味深い活動の一つに、記憶に関するものがあります。一人の人生の記憶は整然とした文書のような形でファイルされています。人間は数秒間の間に、この文書のすべてを正確にめくることができ、過去の記憶や出来事を思い出すことができます。この大脳の小さな部分は、壮大な保管作業を行っています。すべての知識や人間の記憶は、この小さな部分に納められているのです。こうした数ミリの中枢の中で、ほしいものを手にするまでには数秒もかかりません。実際、こうした小さな部分に全ての知識や記憶がとどまることは全知全能の神の力を現すものであり、彼は人間の事柄のすべてを知っているのです。

こうした中、人間は今も思考力などの脳の驚くべき働きがどのようにして行われているのかを発見していません。思考力は非常に複雑なもので、人間にのみ与えられているもので、こうした特徴は人間を他の動物よりも優れたものにしています。神は聖典コーランの中で、人間には知性や思考力があるとし、数多くの節で知性の所有者に思考を呼びかけています。記憶、思考、人間の精神の状態は、脳と関係がありますが、人間の思考や精神の活動は、その神経や脳の生理学的関係のみにとどまることはありません。言い換えれば、脳は精神や思考の活動のための手段ですが、人間の精神や思考の真実は創造世界の神秘の一つだということです。実際、こうした特徴をもつ人間は、毎日様々な分野で発展を遂げ、科学的発見を行っています。実際、慈悲深い神は自らの創造物である人間に特別な力を授け、人間はそれによって思考し、小さな粒子から遠くの銀河までについて研究し、無知の幕を取り払っています。これ自体神の偉大さのしるしです。

消化器官も人間の体の最も重要なシステムです。この器官は複数の副次的な器官から構成されています。この器官は類稀な秩序と調和を有しています。それらは食べ物を体の外部から取り入れ、この物質を日夜、継続的な活動によって血液に取り込み、細胞が吸収できるような形に変えます。このシステムの活動は口から食道、胃腸まで規則的に行われ、ひとつながりの輪のように、それぞれが前の活動を受けており、すべてが決められた目的に向かって機能します。消化器官の創造の奇跡の一つに、飲み込む際の作用があります。食べ物を飲み込む際には、咽喉のすべての道が塞がれ、食べ物が胃腸に届くように誘導されます。ここで、もし飲み込む際に、鼻、耳、とくに肺に通じる道が開かれていたら、人間にどのような問題が起こるでしょうか。食べ物のかけらが肺に入ってしまったら、人間の命は尽きてしまうでしょう。しかし慈悲深い神はこうした器官の活動を正確に調和させ、わずかの混乱もその中に生じさせないようにしています。概して消化器官は、驚くべき働きにより、神の明らかなしるしを示しており、計算し尽くされた方法で、人間のすべてのニーズに応えているのです。人間は、神が与えた尽きることのない恩恵に対して地に跪き、神を称えるべきでしょう。

シーア派6代目イマーム、サーデグは、神を知ることを教える中で、モファッザルという名の弟子に消化器官の働きと人間の体の栄養の吸収について興味深い点を述べています。イマームはこのように述べています。

「至高なる神以外に、誰が人間の胃を、こってりとした食べ物を消化できるような強い形に作ることができるだろうか。神以外に誰が人間の喉に二つの道、一つは声を出すための、肺と繋がる道、もう一つは食物を通し、胃へともたらす道を設けることができただろうか。人間の喉を、食物が肺に入っていかないように、人間の死を引き起こさないように設計したのは誰か。こうした働きにわずかな不調和も見られない。これらすべては神の英知ある措置を伴っており、彼はあらゆるものを創造する前に全知全能であった。何物も神を無力にすることはできない。彼は慈悲深く、非常に見識があるお方」

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