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2015/09/14(月曜) 18:30

若者たちへの注目の方法に関するイスラムの見解

若者たちへの注目の方法に関するイスラムの見解

人間の命は、神から与えられた最大かつ最も価値のある恩恵です。人間は生まれてから死ぬ瞬間まで様々な時期、段階を過ごします。それぞれの時代には独自の特徴があり、その特徴に即した行動が求められます。人間の一生の中でも、若年期は、人生の春と見なされ、特別な価値や地位を有しています。

 

この番組では、若年期という重要な時期の特徴を見ながら、若者たちと、彼らへの注目の方法に関するイスラムの見解をお話ししましょう。

若狭とは、成熟と活躍、情熱と活力の時代であり、時には責任や独立を感じる時期でもあります。この時期にその人の人格が形成され、様々な性質が表れます。愛情や希望のつぼみが開く一方で、様々な思想や欲望による情熱が、あらゆる方向から若者を囲みます。勇気、大胆さ、自尊心が高まり、理想の追求や善良な性質が、若者を捉えます。力強さや活力のみなぎり、虚栄心、これらすべてが若者の中に存在し、それぞれが相応の扱いを求めます。この危険な時期を無事に過ごせるのは、信仰と知識という2つの翼によって、人間として正しい道を歩んだ人なのです。

若者は、まず、未熟であり、失われた自分のアイデンティティを追い求めようとします。しかし、もともと持っている自分の貴重な能力に注目し、この貴重な機会をうまく利用すれば、人生の基盤を確立し、幸福を手に入れることができます。実際、若者は、頭の中ではしかるべき用意ができており、何もない肥沃な土地に、あらゆる種をまき、育てることができるのです。イランの若者専門の心理学者、相談者であるゴルザーリー博士は、若年期を、人間の人生の中で最も美しく華やかな時代であるとし、次のように語っています。

「人間の人生の様々な段階は、日の出から始まる太陽の動きと同じである。若年期は太陽がちょうど、天の真ん中に位置する時期である。エネルギーの詰まった力強い光の時期であり、子供の頃の未熟さはなくなっている。幼少期は、母親や家族に依存する時期である。しかし若年期は、アイデンティティを探し求めようとする。中年期は、職業や社会、地位に強く依存し、老年期は、再び周囲の人々に強く依存するようになる。若年期は、こうした依存の間に位置し、人間の一生の最大の財産でもある。若年期が過ぎると、人間は、若年期が春であり、過ぎ去ったことを悟るのだ」

心理学者らは、若年期の驚くべき多くのエネルギーは、導きと配慮を必要とするとしています。あちこちから流れ込む大きな洪水が大きなダムによってコントロールされれば、水は決まったルートを流れて行きます。大きなタービンが回ることによって電気が起こり、国中が明るく照らされます。それと同じように、若者たちの中に隠されている若年期の独創的な力も、社会を明るくし、全体を繁栄させることができるのです。

若者の世界は、人生の最も喜びに溢れた変化の源となることができるのと同じように、道徳的、文化的、精神的な害悪にさらされる可能性もあります。そのため、若者は、その国家の未来の財産、躍動する心臓部と考えられています。人間の社会の、文化、社会、経済の様々な分野の発展、人生のあらゆる領域における精神的な価値観の成長は、若者の世代への注目と彼らの問題への尽力にかかっています。実際、現在の若い世代は、社会の未来を担っていく存在であり、社会の様々な問題の形成に効果的な役割を果たしています。この中で、一部の人々、政党、権力などは、若者の建設的な力、躍動的で穢れのない情熱や感情を、個人やグループの利益のために活用しています。

イスラムは、人間の精神的な成長や成熟のための最高の時期は、若年期だと考えています。なぜなら、若者たちは、優しい心ときれいな魂を有しているからです。若者の誠実さは、彼らの成長の最も重要な要素です。偉大な神の預言者たちが、啓示を受け取り、預言者という地位の栄光に授かったのは、彼らが若いころに多くの礼拝を行ったためでした。イスラムの預言者ムハンマドは、次のように語っています。

「あなた方には、若者たちへの善行を勧める。彼らはより繊細な美徳を受け入れる心を持っている。神は私を預言者として遣わした。それは、人々に神の慈悲という吉報を与え、神の責め苦を畏れさせるためである。若者たちは私の言葉を聞き入れ、私と愛情の契約を結んだ。だが年老いた者たちは、私の導きを受け入れようとせず、反対に立ち上がった」

若者の特徴は、溢れる活力、地位や物質的な問題への執着のなさ、真理を求める心であり、若者は、保守的になること、停滞、静かにとどまることなどに抗い、常に動きを生じさせる存在と見なされます。イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師は、次のように語っています。

「あらゆる社会や国家の若者は、原動力である。政治的な蜂起や革命的な運動があれば、若者たちが誰よりも中心的な役割を果たす。文化活動や建設活動があれば、そのときにも若者たちが率先して動き、若者たちの力は他の者たちよりも役に立つ。イスラム初期の運動をはじめ、神の預言者たちの運動で躍動力、その中心となったのも、若者たちであった」

成長の種は、若年期に撒かれます。この時期、人間は、知識、芸術、良さ、美しさを受け入れる準備が高まっています。実際、若さとは、人間の人生における強みで、その両側を弱さと臆病さが囲んでいます。神は、コーラン第30章ルーム章ローマ、第54節で、次のように語っています。

「神は、あなた方を創造した方である。あなた方は弱かったが、それから無力な後に力を与えられ、再び力を得た後に弱まり、老いさばらえた。神は何でも望むものを創造され、全知全能な方である」

シーア派6代目イマーム、サーデグは、次のように語っています。「社会を改革しようと思うのなら、若者たちから始めるがよい。彼らはあらゆる良いことを受け取る上で、誰よりも用意ができており、彼らの心はより柔らかい。そのため、もし若者たちが、正しい教えと原則的な教育を受ければ、その人自身にはもちろん、社会にとっても、健全で明るい未来が切り開かれるだろう」

現代の若者は、多くの堕落した思想の中で、何よりも、人生の好ましい展望が明るく描かれることを必要としています。そのような展望の中では、人間としての形成と生活が、道徳と神への信仰と共に据えられ、現世の健康と来世の幸福が保障されていなければなりません。イスラム教は、人間の本能に注目した上で、その目標を達成するための方法を明らかにし、若年期を活用して真の成長に至るための多くの方法を提示しています。イスラムは、豊かな英知と知識、生き生きとした源を持つ最も包括的な天啓の教えとして、若い世代を導き教育し、彼らの問題を整理するための多くの勧告を有しています。イスラムの預言者は次のように語っています。

「あなた方に勧告する。若者たちに特別な注目と配慮を与え、彼らに対しては最高の形で接しなさい。なぜなら、若者たちは繊細で美徳に溢れた心を有しているからだ」

若年期を正しく完全に活用し、この貴重な機会の価値を知ることにより、人間は成長を遂げることができます。そのためイスラム教は、若年期の重要性を特に強調しているのです。

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