このサイトは更新されていません。新サイトはこちらです。 Parstoday Japanese
2015/11/01(日曜) 21:23

若年期を過ごす必要性

若年期を過ごす必要性

若さとは、活力と見識に溢れる海のようなものであり、若者の心には生き生きとした動きが波打っています。若さとは、活力の象徴であり、人生の最も明るい時期です。それはあっというまに空を行く雲のように過ぎ去っていきます。そのため、若者が怠惰に溺れずに未来へと歩むことは、非常に美しいことなのです。

 

今回のこの時間は、活力に溢れた若年期を過ごす必要性と、それがその人の肉体や思想の成長に果たす役割についてお話ししましょう。

若者の活力、エネルギーは、常に、人間の人生において根本的な役割を果たしています。人間は、希望と喜びを伴った人生を歩もうと努め、この世の人生を、成長のために最大限に活用しようとします。そのため、若年期の活力とエネルギーは、人間の人生において決定的な役割を果たしています。

活力とは、快活さ、努力、喜び、活発さといった意味で、若年期の特徴の一つです。若者は、精神と肉体に起こる変化によって、自らを新しい世界の中に発見します。そのため、若者の行動は、子供の頃のものとは大きく異なります。イスラムでは、正しい行動と考え方が、若者の喜びと活力の秘訣だと考えています。

宗教以外の見解では、あらゆる笑いやジョークが、喜びのしるしだと考えられています。しかしイスラムは、表面的な喜びは、幸福や成功を伴ったものであるべきで、最も困難な状況にあっても、その人の中に希望が存在すべきだとしています。イスラムは、内面的な喜びと外面的な喜びに対して同時に注目することを強調しています。伝承には次のようにあります。シーア派6代目イマーム、サーデグの教友の一人が、ある町で預言者一門の教えを広めようとしましたが、うまくいきませんでした。ある日、その理由をイマームサーデグに尋ねたところ、イマームサーデグは、「どのような人々と話をしたのか」と聞きました。そこでこの教友は言いました。「長老や年老いた人々に呼びかけ、彼らと話をしました」 するとイマームサーデグは言いました。「あなたのやり方は間違っている。若者たちを見つけるのだ。彼らの方が、すぐに良いものへと向かうだろう」

人間は本能的に、悲しみを逃れ、喜びを求めようとするものです。喜びや活力は、人間の精神だけでなく、肉体にも影響を及ぼします。社会的にも、喜びや活力は、人々の心を互いに近づけ、恐怖や懸念、失敗や悪い考えの影響を排除します。ギリシャの哲学者、アリストテレスは、このように語っています。「喜びは最良のものであり、他のものは皆、喜びを手に入れるために存在しているほどだ」 人間に現世と来世の幸福を提供するイスラム教は、合法とされるふさわしい喜びを認めており、その信者に、憂鬱や無気力を排除するようにとしています。

活力や喜びは、人間の生活、特に若者たちの生活に大きな影響を及ぼし、若者が望みを叶える上での助けとなります。喜びは、人間の精神的な悩みや鬱におちいることを防ぎ、精神の健康を保障します。一部の国では、精神的な病を治療するために、笑いによる治療を試みています。インドでは、精神衛生を目的とした組織がムンバイで活動を行っており、高い評判を得ています。この組織の経営者は、笑うという行為が、精神的な緊張を取り除き、多くの精神的な病だけでなく、肉体的な病にも効果があると考えています。シーア派初代イマーム、アリーは、これについて次のように語っています。「喜びは、快活さ、活力をもたらす」

若者は、国家の原動力であり、国家の治安を確保し、様々な分野での発展や成長を遂げる力となります。若者は、社会の未来を担うものとされ、満足や希望、確信を伴う喜びは、若者の中に環境への関心と活動を生み出し、社会の発展を加速させる役割を果たします。イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師は、若者の活力について次のように語っています。

「若者たちが一般に持つ活力について、2,3の点を述べようと思う。第一に、この活力は維持されるべきだ。様々な要素や影響が、このすべてが持つ活力を弱めたり、なくしたりするのを許してはならない。間違いなく、この国の発展に敵対する者たちが望むのは、我々の国民が活力をなくすことである。つまり、この活力が消え、その炎が静まることを望んでいる。このような敵の利己的な要求に屈してはならない。あなた方も目にしているように、多くのテレビやラジオ局、さらには世界の様々な国の何百というサイバー機関が、我々の国民に希望を失わせるようなメッセージを送ろうとしている。失望が生まれたとき、失望が存在するとき、活力は失われ、情熱は消え去る。世界のメディアによる様々なプロパガンダの最たるものは、喜びや理想を求めようとする気持ちから生まれる努力や動きを我々の若者から奪おうとするものである。我々はそれに対し、この維持に努めなくてはならない」

また、活力は、体の健康や病気の治療において根本的な役割を担っています。内面的な喜びから生まれる笑いは、天然の抗生物質の役割を果たし、様々な病気に対する免疫力を養い、痛みを和らげます。何百年も前から、人間は、悲しみと様々な種類の病気との直接的な関係を信じてきました。現在、数々の学術会議でもこのことが認められており、医学や精神医学の様々な分野の専門家は、精神的な病と肉体的な病の間に直接的な関係が存在することを学術的に確認しています。

社会に喜びや活力が広まるにつれ、犯罪も減少します。なぜなら、怒りや争いが減り、人々との肉体的な衝突や緊張が抑えられるからです。若年期の多くの犯罪や非行は、精神的なバランスが崩れることによるものです。そのため、若者が真の喜びによって心の平穏を手にすることができれば、多くの犯罪や非行が減少するのです。

喜びや活力のもう一つの効果は、家族の絆が強まり、その精神的な健康が確保されることです。家庭に子供たちとの親密さと喜びに溢れた環境を作る両親は、実際、子供たちの自信ややる気を強化するための第一歩を踏み出したことになります。現代の喧騒に満ちた世界の中で、誰もが心の平穏を保ちたいと考えています。実際、人間の最大のニーズの一つは、喜びに溢れた生活を送ることであり、それによって、精神的なバランスが得られ、その社会を健全で活発なものへと導くことができます。

このように、若者が喜びや活力を抱き、それを維持することは、その人が成長へと向かう上で重要な要素です。イスラムの教えや学術的な研究結果は、これに関して様々な方法を提示しており、若者は、独自の方法で喜び、活力、そして自信や成功を手にすることができます。例えば、次のようなことが勧められています。

まず、知識を高めることです。イマームアリーは次のように語っています。「知識を必要としない動きは存在しない」 第二に、心の中に、無意識にマイナスのメッセージが伝えられないよう、自分を責めてはなりません。第三に、自分を時折、ほめることです。そうすれば自分という存在が喜びで溢れるようになるでしょう。第四に、自分の長所を生かし、悲しみに襲われないよう、あらゆるマイナス思考と対峙することです。

第五に、自分の限界を受け入れ、困難を恐れず、成功を考えることです。そうすれば、責任を受け入れ、前進する勇気が生まれ、人生に喜びがもたらされるでしょう。第六に、努力は活力の源であり、停滞は怠慢をもたらします。経済的な問題を抱える人は、生活の糧を得るために行動を起こすべきです。イスラムの預言者ムハンマドは、次のように語っています。「経済的な問題を抱えているのなら、行動を起こしなさい。生活の糧と神の満足を得るために努力を怠ったり悲しんだりしていてはならない」

第七に、運動をすることです。現代のせわしない世界が生み出したことの一つは、多くの技術や発展の裏で、活動が減ったことです。それは容易に、活発な人間の喜びや希望さえも奪ってしまいます。そのため、運動を心がけることが大切です。運動やスポーツは、表面的な美しさだけでなく、思考の活性化にも役立ちます。

Add comment


Security code
Refresh