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2016/01/02(土曜) 23:28

ホマーユーン旋法(音声)

ホマーユーン旋法(音声)

イラン音楽の重要な体系のひとつ、ホマーユーン旋法についてお話しすることにしましょう。

 

ホマーユーン旋法の音階は、前回お話したバヤーテ・エスファハーン旋法と同じで、一例を挙げると、レ、4分の1低いミの微分音、ファのシャープ、ソ、ラ、シのフラット、ドです。各音階は、レからソまでの4分の3音、1と4分の1音、半音のひとまとまりと、ソからドまでの全音、半音、全音のひとまとまりで構成されています。

また、バヤーテ・エスファハーン旋法では、半音と全音の組み合わせの部分が重視され、いわばマイナー調の雰囲気を出していますが、ホマーユーン旋法では微分音が入る場所も大変重視されています。

序の部分であるダルアーマドはバリエーションがあり、その一部はザンゲ・ショトル、つまりらくだの鈴と呼ばれています。これは同じ名前の曲が、前回お話したチャハールガー旋法にもありました。またその後、チャカーヴァクという曲に移るときがあります。チャカーヴァクとはひばりを指しますが、2つの音の間を上下する曲調から、ひばりのさえずりを模していることが伺えます。

その後、アボルチャップ、タルズ、レイリオマジュヌーンといった曲が挿入されることがありますが、重要な変化を遂げるのは、ビーダード(叫び)という曲です。ここでは、強調される音が上昇し、先に挙げた音階の場合、ミが微分音から半音に、シが4分の1音あがって微分音になります。

また、ノウルーズ・アラブ、ノウルーズ・アジャムなど、ノウルーズの名前がついた曲が演奏されます。これは名前から、イラン暦の新年ノウルーズに関係があるのではないかとされています。

そして、シューシュタリーという曲も、この旋法では非常に重視されています。これは、先週説明したバヤーテ・エスファハーン旋法とほぼ同じ構造を持ちます。

さらに、オッザールという曲では、シがフラットや微分音にところどころ変化し、シュール旋法に似たフレーズが演奏されます。これは、前回、バヤーテ・エスファハーン旋法で見たような形と同じです。しかし、デナーセリーという曲の進行により、元のホマーユーン旋法の音階に戻ります。

このように、ホマーユーン旋法は、バヤーテ・エスファハーン旋法と比べてより多くの曲を含み、違う雰囲気を持っています。しかし、ダシュティザーデ氏は、音階における共通性のほか、この2つの旋法の共通性について、次のように語っています。

「ホマーユーン旋法も、バヤーテ・エスファハーン旋法も、その表現するもののほとんどは、愛である」

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