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2013/07/24(水曜) 22:39

ヨーロッパ向けイラン産天然ガス輸出の展望

ヨーロッパ向けイラン産天然ガス輸出の展望

イランは、膨大な埋蔵量の天然ガスを保有していることから、地域諸国はもとより、ヨーロッパ諸国にとっても確実な天然ガスの供給源の1つとされており、今後少なくとも100年は天然ガスの生産・輸出が可能である。

 

イランは昨年、日量3500万~3700万立方メートルの天然ガスを輸出した。イラン及び隣国のイラクの政府関係者により最近調印された、イラク向けイラン産天然ガスの輸出協定の実施により、この数字は日量5500万~6000万立方メートルにまで増量されることになっている。さらに、この協定の第2フェーズの実施により、イラン産天然ガスの輸出量は日量7500万~8000万立方メートルに達すると思われる。

専門家によれば、イラクに対するイラン産天然ガスの輸出により、ヨーロッパ向けの天然ガス輸出におけるイランの駆け引き能力の増大、ヨーロッパ向け天然ガスの移送ルートの多様化、天然ガスの輸出に関する他の契約を巡る交渉がより迅速に実を結ぶ、といった結果が付随してくると考えられている。現在も、トルコ向けイラン産天然ガスパイプラインは、ヨーロッパ向けイラン産天然ガスの第1経路であると共に、イラクへの輸送経路は第2の経路とされている。

この2、3年以内に、イランの共同・単独ガス田での生産の増加に伴い、イランの天然ガス輸出能力は日量2億立方メートル以上にまで達すると見込まれている。このため、イラン石油省は2年前から近隣諸国やペルシャ湾岸諸国、そしてヨーロッパに対する天然ガスの輸出という政策を打ち出している。

近年、世界でエネルギーの消費が増加している中、天然ガスは産業化した世界において、クリーンエネルギーとしてこれまで以上に注目されている。イギリスの石油大手BP は、2013年6月に発表された、世界のエネルギー統計調査報告の中で、イランが33兆6000億立方メートルの天然ガスを保有しており、世界最大の天然ガス埋蔵国であるとしている。同社はまた、この報告の中で、イランに続いてロシアが32兆9000億立方メートル、さらにカタールが25兆1000億立方メートルで、それぞれ天然ガス埋蔵量の世界ランキングの2位と3位を占めていることを明らかにした。

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