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2009/01/18(日曜) 03:50

イスラエル極右議員による核攻撃の脅迫

イスラエル極右議員による核攻撃の脅迫
Sample Imageイスラエルの極右政党「我が家イスラエル」のリーバーマン党首が、数日前、「ガザ地区に対する攻撃で、核兵器を使用し、この地区を完全に破壊すべきだ」と表明しました。
リーバーマン党首は、イスラエルの大学の学生を前に演説を行い、「現在残されている解決法は、第二次世界大戦時のアメリカのように行動することだ。すなわち、アメリカがこの大戦において、日本で行なった事柄を、我々も今、ガザで行なうべきだということだ」と語りました。

これについて、パレスチナ立法評議会の議員は、「ガザでの核爆弾の使用に関するリーバーマン党首の主張は、第二次世界大戦時の日本でのアメリカの犯罪を彷彿とさせる」と述べています。
リーバーマン党首の名は、人々の間で、アラブの民主的な指導者、パレスチナ人、アラブ人に対する激しい攻撃や人種差別的な発言で知られており、今日、メディアをにぎわせています。

 

「アビドール・リーバーマンとは?」

アビドール・リーバーマンとは、一体誰のことでしょうか?この人物は、シオニズムの機関の中で育てられた最高の見本のような人物であると言えます。彼はいまだに、アラビア語を満足に習得していませんが、同時に、占領地パレスチナの本来の住民の追放と彼らの国会議員の処刑を求めています。
アビドール・リーバーマンは、1978年、占領地パレスチナに移住しました。リーバーマンが生まれた土地での生活に関しては、十分な情報がありません。リクード党のネタニヤフ党首と、ロシア系移民による「イスラエル・バアリヤー」のシャランスキー党首の間で対立が生じると、ネタニヤフ党首は、首相府の責任者であったリーバーマンに対し、リクード党寄りのロシア系の新たな政党を結成するよう求めました。

リーバーマンは、1996年、リクード党内閣が始動した際にイスラエルの政治舞台に登場しました。なぜなら、ネタニヤフ首相から、首相府の責任者に任命されたからです。リーバーマンは、当時、リクード党に入ってまもない頃でしたが、危機や騒動を生み出すようなことを仕出かす問題児として知られていました。彼がこの任務を委ねられたのも、ネタニヤフ党首が、ロシア系のユダヤ人の支持をひきつけるために始めていた努力のためでした。なぜなら、このユダヤ人の移民は、シオニストの社会になじみ、ヘブライ人の政府機関と協力しようとしていなかったからです。リーバーマンは、その1年数ヵ月後、子供に暴力をふるったことが明らかになり、イスラエルの裁判所に提訴されたため、首相府責任者の辞任を余儀なくされました。

こうして、リーバーマンは、1999年、我が家イスラエル党を結成しました。この党名は、ロシアのエリツィン元大統領が結成した『我が家ロシア』から取ったものです。リーバーマンは、この措置によって、ロシア系移民の支持をひきつけようと努め、実際にそのことに成功したのです。

1948年と67年の占領地内部での、パレスチナ人や彼らの指導者に対する厳しい批判や攻撃は、このシオニストの人種差別主義者の特徴を明白に表しています。リーバーマンは、イスラエルを、ひとつのユダヤ人の政権の象徴とみなさず、シオニズム賛歌である『ハティクヴァ』をイスラエル国歌と見なさない、全ての人々のイスラエルからの退去を求めました。

リーバーマンが政治の舞台に登場した後、まだアラビア語も満足に習得していなかった中、演説の中で、パレスチナ領土の本来の住民、持ち主であるアラブ人の追放を求め、パレスチナの民主的な指導者を強く冒涜する発言を行ないました。

リーバーマンは、シオニズムの目的は、ユダヤ人独自の人種的な本質を持つ政府の存続であり、別の大きな少数派の存在は、この目的にも、ユダヤ人独自の政府存続の必要性に関する彼の見解とも矛盾するものだと考えています。リーバーマンは、イスラエル内に残っているパレスチナ人に対し、イスラエル政府に対する忠誠を誓い、軍事的な奉仕を行なうよう求めました。リーバーマンは、この要請を拒否する全ての人は、パレスチナ自治区から追放すると脅迫しています。

リーバーマンは、2004年5月、当時のイスラエル首相に対し、1948年の占領地に住むパレスチナ人の90%が、1967年の占領地に結成されたパレスチナ政府側に移住するよう提案しました。リーバーマンは、イスラエルの最大の問題は、ヨルダン川西岸とガザ地区のパレスチナ人ではなく、1948年の占領地にいるパレスチナの少数派だとしています。

アラブ人やパレスチナ人、彼らの指導者に対する挑発は、イスラエルでは、罪になりません。それを行なっても、罪をとがめられることはなく、リーバーマンや、彼と同様の人々は、シオニストの社会において人気を博しており、イスラエルの首相は、彼を閣僚入りさせようとしています。

 

「核を保有するイスラエル、中東の脅威」

政治専門家は、イスラエルは、合計200個の核爆弾を保有していると見ています。
ロンドンの国際戦略研究所は、少し前、報告の中で、イスラエルが、大規模な核兵器庫を有していることを認めています。

ドイツのDPA通信によれば、この国際研究所の報告では、「イスラエルはこれまで、核兵器を保有していることを明らかにしていないが、大規模かつ高性能の核兵器を保有する核大国として知られている」とされています。

ロンドンの国際戦略研究所は、報告の中で、続けて、「イスラエルの核の能力と政策に関して得られた情報は、これまで確認されていないが、世界の人々には、ひとつの事実として受け入れられている」としています。

イスラエル南部のネゲブ砂漠にある核施設は、中東地域で最も危険な大量破壊兵器が製造されています。この施設には、適切な安全システムは整えられておらず、放射性物質漏れも指摘されています。さらに、イスラエルは、危険な廃棄物などをある場所に捨てており、それは明らかにされていませんが、恐らくパレスチナ人居住区だろうと見られています。

ディモナ核施設は、エジプトとの国境近くにあり、これまで、200個以上の核爆弾が製造されてきました。この爆弾の数は、中東の全てのアラブ人を消滅させ、中東外の地域にも、影響を及ぼすことのできる数です。イスラエルは、核爆弾のみならず、白リン弾や、生物・化学兵器をも保有しており、ガザや1967年の占領地の民間人に対して、また、そこでの対イスラエル抵抗運動において、パレスチナ人に対しても使用してきました。

こうした中、イスラエルは未だ、NPT核兵器不拡散条約に加盟していません。

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