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2014/03/10(月曜) 22:17

中央アフリカのイスラム教徒殺害に対する国連の警告

中央アフリカのイスラム教徒殺害に対する国連の警告

サファーイー解説員

国連が、中央アフリカのイスラム教徒に対する"民族浄化"の危険性について警告しています。国連事務総長が安保理に提出した報告によれば、昨年12月から中央アフリカに配備されているフランス平和維持軍とアフリカ連合平和維持軍は、イスラム教徒に対する暴力を停止させることができず、中には、イスラム教徒の殺害への関与が非難されるケースもあるということです。

 

中央アフリカに留まっているイスラム教徒は、日々、キリスト教徒の民兵組織「アンチ・バラカ」の攻撃に晒されています。

グテーレス国連難民高等弁務官は、最近、国連安保理に対し、中央アフリカ西部に住むイスラム教徒の大半はこの土地を追われ、留まった人々も、アンチ・バラカに包囲され、命を脅かされているとしました。グテーレス高等弁務官の報告によれば、中央アフリカ西部でのイスラム教徒の殺害は、民族浄化と見なされ、同弁務官は、国際社会に対し、その停止に向けて対策を講じるよう求めました。

様々な統計によれば、中央アフリカのイスラム教徒のうち、およそ6万5000人が住む家を離れることを余儀なくされ、3万人は、暴力を逃れるために近隣諸国に避難したということです。中央アフリカの全人口はおよそ500万人で、そのうち50%をキリスト教徒が、15%をイスラム教徒が占めています。中央アフリカの首都バンギに住むイスラム教徒10万人のうち、中央アフリカに留まっているのは、およそ900人で、彼らの多くは、アンチ・バラカによる暴力や殺害を恐れ、首都を離れています。

先週、国連のパン事務総長は、平和維持軍1万2000人を首都に派遣するよう求めました。フランスも、フランス兵の数を2000人に増やすと約束しています。EUは、少なくとも1000人の兵士を中央アフリカに派遣する予定です。

政治評論家は、フランス軍に加え、中央アフリカにはアフリカ連合平和維持軍およそ6000人が配備されたにも拘わらず、宗教的、民族的な対立や殺害を防ぐことはできなかったとしており、「中央アフリカでの作戦は成功した」とするフランス軍の主張とは異なります。

グテーレス国連難民高等弁務官は、「現在の憂うべき状況の中で、世界の人々は、中央アフリカのイスラム教徒が殺害されるのをただ傍観しているだけであり、この悲劇を停止させるための措置を講じていない」としています。

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