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2016/02/06(土曜) 20:43

ガザ地区の危機的な状況に関する国連の警告

ガザ地区の危機的な状況に関する国連の警告
ナジャフィー解説員 パレスチナ・ガザ地区封鎖に関する様々な報告から、この地区が憂うべき状態にあり、またこの地区に対するシオニスト政権イスラエルの特に3度目の戦争で、この政権が犯した大規模な犯罪により破壊されたこの地区の復興作業の進捗が思わしくないことが伺えます。国連のロバート・パイパー人道問題調整官は、ガザ地区が危険な状態にあるとしました。

パイパー人道調整官はガザ地区訪問において、「進捗は見られるものの、ガザ地区復興のための措置は十分ではなく、ガザは危険なルートに乗っている」と語りました。また、「イスラエルが設けたガザ地区への建築資材搬入禁止措置は、そのまま継続されており、ガザ地区の経済は激しく動揺している。このため、我々は国際社会に対し、切実に支援を訴えた」と述べています。

この表明の一方、ガザ地区での新たな衝突の発生に関する懸念が日々増大しています。シオニスト政権イスラエルは、この8年間にガザ地区の封鎖を強化し、この地域の人々に多大な問題をもたらしており、特に近年はガザ封鎖に加えて、この地域の人々に対し3度の戦争をしかけています。ガザ地区は、2008年末からシオニスト政権による残虐な戦争を仕掛けられており、最近では2014年に行われた50日間の戦争により、パレスチナ人2000人以上が殉教しました。この時から現在まで、さらに10万人のパレスチナ人が住む家を失っています。合計で1万1000棟の家屋が完全に破壊された一方、再建されたのはわずか859棟に留まっています。

シオニスト政権によるガザ封鎖の継続、そして国際社会がガザ地区復興に関して約束された支援を積極的に行っていないことから、ガザ地区の復興再建のプロセスは大きく遅延しています。これについて、30に上る国際的な慈善団体や組織で編成されるオックスファムは、ガザ地区の危機的な状況、そしてガザ封鎖が解除されていないことについて警告を発しました。オックスファムはまた、「ガザ封鎖が解除されず、この地区に対する建築資材を搬入できる条件が整わない場合、この地域でイスラエルにより破壊された家屋などの再建には、数十年かかるだろう」と表明しています。ガザ封鎖が続く一方で、この地区での停戦の成立から長期間が経過していますが、シオニスト政権はパレスチナ人に対する敵対や挑発行為の停止、ガザ封鎖の解除をはじめとする、停戦合意での約束事のどれ1つとして実行しなかったのみならず、パレスチナ人に対する自らの政策を続行しています。

シオニスト政権は2014年の6月8日からガザ攻撃を開始しました。しかし、同年の8月26日にはエジプトの仲介により、同国の首都カイロで成立した停戦合意に基づいて、この攻撃を停止し、自らの目的を果たせずに終わっています。しかし、この期間中もガザ封鎖は緩和されることなく、多かれ少なかれ続いており、しかもシオニスト政権はこの封鎖を強化しようとしています。

こうした中、ガザ地区再建への支援を約束したヨーロッパ諸国の政府は、ガザ地区への支援に当たってシオニスト政権の安全確保という条件を提示し、ガザ復興に関する自らの約束を果たさないままでいます。こうした状況において、2016年になってシオニスト政権の犯罪に国際社会の反発が続いていることは、この政権が自らの犯罪行為の隠蔽に失敗したことを示しており、この政権による恐ろしい犯罪行為が、決して人々の記憶から消え去るものではないことを物語っているのです。

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