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2016/04/04(月曜) 19:44

石油市場へのイランの復帰

石油市場へのイランの復帰
イランのザンゲネ石油大臣が、イランの現在の石油・液化ガスの輸出量は、現在、日量200万バレルを超えていると発表しました。

アミーンザーデ解説員

ザンゲネ石油大臣は、3日日曜、石油産業の関係者との会談で、「イラン南部バンダルアッバースのペルシャ湾セターレ製油所と南パールスの各フェーズの完成は、イラン暦の今年の石油産業における最優先事項だ」と述べました。また、石油省の優先的な活動について、「ペルシャ湾セターレ製油所と南パールスの開発中のフェーズの完成、新たな石油協定の締結が、今年のイランの石油部門における最優先事項だ」と述べました。

2年に及ぶ真剣な協議の末、現在、イランに対する制裁が解除され、核合意の実施により、イランは以前の状況に戻り、国際市場と協力を行うことになります。一部の評論家によれば、原油の採掘における技術的な制限など、イランの石油の生産と輸出の道に横たわるさまざまな障害により、イランが以前の生産量を取り戻すには時間がかかります。イランが日量400万バレルを生産したのは、2008年8月のことでした。現在の生産量は日量300万バレルですが、制裁の解除により、それを増加しようとしています。

現在、輸出量に関するザンゲネ大臣の予想通り、イラン暦昨年末の輸出量は、日量175万バレルから200万バレルに増加しました。しかし、250万バレルには程遠い状態にあります。

ウォールストリートジャーナルは、3日の記事の中で、ザンゲネ大臣の発言に触れ、「これは、先週、サウジアラビアが報告を発表してから初めてのイラン石油大臣の発言である」と報じました。世界最大の石油輸出国であるサウジアラビアは、先週、「イランが生産量を制限すれば、サウジアラビアも制限する」としました。サウジアラビアとその他のOPEC石油輸出国機構の加盟国は、今月17日、カタールの首都ドーハで、生産枠の据え置きについて合意するため、ロシアなどのOPEC非加盟国と会合を開く予定です。

どうやら、イランの石油市場への復帰によって最も損害を蒙るのは、ペルシャ湾岸協力機構の一部の加盟国であるようです。この組織には、サウジアラビア、クウェート、バーレーン、オマーン、カタール、アラブ首長国連邦が加盟しており、対イラン制裁の解除によって、これらの国は543億ドルの損害を蒙ることになります。しかし、これは彼らの損害ではなく、イランが制裁前のシェアを取り戻すだけです。10年に及ぶ石油部門の制限と3年に及ぶ追加制裁がイランに科されてきました。この制限は、2012年、EUによってイランの石油輸入に対して行使され、イランの最も重要な輸出品を制限する最も大規模な種類の制裁でした。

イランは、豊かな石油・天然ガスの埋蔵量を有しています。イラン国営石油会社は、最近、イランで新たに石油・天然ガス資源が発見されたことを明らかにしました。新たなプロジェクトの実施と35億バレルの石油埋蔵量の増加により、生産可能なイランの石油埋蔵量は、1600億バレルを超えました。

OPEC事務局の報告によれば、現状において、サウジアラビアはおよそ2670億バレルの石油の確認埋蔵量を誇り、OPEC最大の産油国となっています。イランは35億バレルの増加により、埋蔵量の点でOPEC第2位になります。制裁の解除と石油産業開発計画の実施により、イランは再び、世界の石油輸出において大きなシェアを占めることになるでしょう。

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