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2016/04/05(火曜) 19:46

パナマ文書の流出に対するさまざまな反応

パナマ文書の流出に対するさまざまな反応
パナマの法律事務所の金融取引に関する内部文書が流出したことを受け、パナマ検察当局は、この問題に関する捜査を開始すると発表しました。

ミールターヘル解説員

パナマ検察当局は、タックスヘイブン・租税回避地を利用した闇の金融取引に、世界の政治家や著名人多数が関与していたとされる問題について、捜査を開始しています。パナマ文書と呼ばれるパナマの法律事務所から流出した内部文書から、世界の政治家や著名人の不正な金融取引が明らかになっています。

パナマの法律事務所「モサック・フォンセカ」は、世界の顧客向けに24万のオフショア企業を立ち上げたとされています。この法律事務所は、声明の中で、この企業の活動はすべて法に則ったものだったとしています。この事務所は1977年にパナマに設立され、この企業の活動は、顧客の完全な保護とその個人情報の守秘に基づいて行われていると主張しています。

流出した文書は全部で1150万ファイルにのぼり、タックスヘイブンに設立された21万5000を超える法人の情報を明らかにしています。この文書のこれまでの調査により、世界の政治家や著名人、およそ140人が不正取引に関与している疑いがあることが分かっています。その中には、現役を退いている人も含め、12人の大統領や首相の名前も含まれています。

ウクライナのポロシェンコ大統領、アイスランドのグンロイグソン首相、サウジアラビアのサルマン国王、パキスタンのシャリフ首相とその子どもたち、エジプトのムバラク元大統領などの名前が挙がっています。

政治アナリストによれば、パナマ文書の流出は、最大の金融情報の漏洩であり、世界の一部の首脳や著名人の隠し財産を暴露するものです。

世界の政治家や著名人の脱税やマネーロンダリング、制裁破りなどの証拠になりうる、数百万件もの機密文書の流出は、さまざまな反応を招いています。一部の国は、こうした非難を否定し、それを陰謀と呼んでいます。フランスは、捜査の開始を明らかにしました。ロシア政府の報道官も、プーチン大統領の側近が20億ドルの取り引きと融資を行っていたとするパナマ文書の内容流出に対し、「明らかに、このような攻撃の第一の標的は、ロシアとプーチン大統領だ」とし、「20億ドルの取り引きと融資の問題は、今年9月の選挙前にプーチン大統領の信用を失墜させるために提起されている」と語りました。

こうした中、パナマ文書の流出により、重要な政治的変化が起きています。アイスランドでは、数千人が首都レイキャヴィクでデモを行い、グンロイグソン首相の辞任を求めました。グンロイグソン首相は脱税を否定し、辞任しない意向を強調しました。パナマ文書によれば、グンロイグソン首相は、脱税と資金隠しのためにタックスヘイブンの企業を通じて金融取引を行ったとされています。

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