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2016/04/07(木曜) 22:07

中国の原子力協力

中国の原子力協力
中国の首相が、6日水曜、北京で開かれた第20回環太平洋原子力会議の開幕式で、他国との合理的な核協力に向けた用意を明らかにしました。

ガッファーリー解説員

中国の首相は、他国との核の合理的な協力とは、平和利用に向けて核エネルギーを使用することだと見ています。中国の首相は北京でのこの会議で、第3世代の原子炉、核産業の知識を獲得する上での中国の能力について触れ、明らかに中国政府は、安全で効果的、かつ平和的な道における核の力の開発に多くの重要性を見出していると述べました。

気候変動、温暖化に関する中国首相の表明は、すべての国の平等や利益に基づいて核の平和利用が行われるべきだと述べているように見えますが、世界の核兵器保有国は、核を単なる平和目的、経済発展のために利用すべきものだと考えているのでしょうか?

中国の首相は、一部の国やイスラエルの核のアプローチに目をつぶることで、世界には2万3000発の核弾頭による恐怖のバランスが存在するということを誰よりもよく知っています。これに関して、一部の大国の安全保障政策は、日本の原爆投下から70年が経過したにもかかわらず、一切変わっていません。

核の抑止力は、ひとつのアプローチと見なされますが、核兵器保有は、一部の国にとっては、地域や世界を支配することになります。こうした恐怖のバランスから抜け出すための冷戦時代やその後の努力にもかかわらず、核兵器保有国の数は増加しています。ロシア、中国、アメリカ、フランス、イギリス、パキスタン、インドが核兵器を保有しており、この中で、イスラエルも核兵器を悠々と保有しています。こうした中、イスラエルは、イランの平和的核計画の発展を常に非難しています。

毎年、核兵器のない世界を求める平和主義者は、核の悲劇が起こった場所に集まり、核兵器や大量破壊兵器に対する自らの抗議や要求を世界に届けようとしています。2009年4月、アメリカのオバマ大統領は、チェコの首都プラハで、「アメリカは核兵器のない世界を求めている」と述べならが、ロシアを標的にした核弾頭搭載ミサイル防衛システムの配備に向けた決定を行いました。

アメリカとロシアは、核クラブのメンバーとして、各国の核弾頭の数を1500発に削減するSTART3の協定に署名しましたが、国連のパン事務総長は、長崎原爆の日の式典で、「どの国も核兵器を使用せず、率先してそれを削減しようとするときに初めてこの兵器の不在が確かなものとなる」と述べています。

おそらく中国首相の表明は歴史的、社会的には肯定的に評価されるでしょう。なぜなら中国は過去半世紀、どの国も攻撃しなかっただけでなく、この種の兵器の使用は今後も指導者の考えにはないだろうと言えるからです。一方でパン事務総長の表明は、宗教家の道徳的勧告に非常に近いものです。

北京での核協議では、核兵器は非常に危険であり、人類、生命の敵だということが指摘されました。しかしながら今もアメリカや一部の同盟国の科学・学術団体の多くで、オッペンハイマーの核の世界と日本への原爆投下の決定について語られています。この決定は、安全をもたらす以上に、人間を破滅させるものだったのです。

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