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2013/01/21(月曜) 20:37

第二期オバマ政権のスタートと中国の警告(音声)

第二期オバマ政権のスタートと中国の警告(音声)

ホセイニー解説員

アメリカのオバマ大統領が二期目の宣誓式を行う中、中国が改めて、尖閣諸島を巡る日本との領土問題について、日本を支持しないようアメリカに警告しました。中国外務省のシンゴウ報道官は、地域に対するアメリカの干渉的な政策を批判し、「いかなる国も、尖閣諸島に対する中国の領有権を否定することはできない」と強調しました。

 

オバマ大統領は、20日日曜夜、ホワイトハウスで宣誓式を行いました。その一方で、中国のアメリカに対するはっきりとした立場の表明は、今後4年間の東アジアでのオバマ大統領の外交政策が難しいものになることを物語っています。

シンゴウ報道官は、「アメリカは、尖閣諸島に対する歴史上の行動を否定することはできない」と語りました。これは1972年、アメリカが、中国の反対にも拘らず、沖縄の日本返還の際、尖閣諸島をはじめとする周辺の島々の領有権を日本に委譲したことを指しています。

中国政府は、このようなアメリカの措置は、当時の日本政府に対し、日米安保条約の締結を受け入れさせるためのものだとし、「アメリカは現在、歴史的な過ちに対して責任を感じ、言動によって、地域の緊張を高めないよう注意すべきだ」と考えています。

中国は、先週のクリントン国務長官の発言に触れています。クリントン長官は、日本の岸田外務大臣との記者会家で、尖閣諸島は日本に属するものであるとし、この島での中国の一方的な措置に反対すると語りました。

中国は、尖閣諸島周辺での日本の軍事的な行動を受け、そこに偵察のための船舶や戦闘機を派遣することで、中国の主権が侵害されたことへの抗議を示そうとしました。それは、日本の抗議だけでなく、クリントン長官の干渉的な反応も招きました。

政治評論家は、中国が、オバマ大統領の二期目スタートと同時にアメリカに警告を発したことは、「中国排除の政策をやめるべきだ」という、アメリカ政府への中国のメッセージであるとしています。中国の政界やメディアは、中国と地域諸国の対立へのアメリカの干渉的な政策の継続は、アメリカと中国の関係を損なうだけでなく、日本政府の前に誤った道を開くことになり、それは地域や世界にとって、危険な結果を招くとしています。

中国の政治家によれば、アメリカは、中国に対抗するための日本の軍事力強化を促すことで、再び、日本の軍国主義を蘇らせ、過去の危険な道をたどらせようとしています。

そのため、中国は、アメリカに警告すると同時に、日本政府に対しても、アメリカへの追従をやめ、中国との関係改善によって、アジアの発展に向けた歩みを取るよう求めています。

さらに中国政府は、オバマ大統領に対しても、中国排除の政策から遠ざかり、アジアの平和と安定を脅かさないよう求めています。

実際、オバマ政権の一期目のアプローチは、表面的には、中国政府との協力をうたっていましたが、実際は、中国を封じ込めようとするものでした。

アメリカ政府は、この4年間、何度も、アメリカの政策の軸を、中東からアジア・太平洋地域に向けると表明し、この地域での軍事駐留の拡大と、新旧の同盟国との協力の強化を強調することで、中国の封じ込めを強めようとしました。

日本などの地域諸国の中国との領土問題をあおり、同盟国への支持を口実に中国の領海に軍事駐留するといった、第一期オバマ政権の行動は、アメリカ政府が、中国に対抗するため、NATO北大西洋条約機構と同じような安全保障機関を東アジアに創設しようとしていることを示しています。

こうした中、中国政府は、第二期オバマ政権に対して、地域の領土問題において中立を守るよう警告すると共に、中国排除の政策の継続をやめるよう求めています。

しかしながら、オバマ大統領は、果たして、中国政府の警告を聞き入れ、アジアの安定と平和を促す方向で行動するのでしょうか?

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