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2013/09/29(日曜) 22:26

アメリカの政府機関閉鎖をめぐる民主党と共和党の決闘

アメリカの政府機関閉鎖をめぐる民主党と共和党の決闘

アボルファトフ解説員

アメリカの政府機関の閉鎖まで、わずかな時間しか残されていません。しかし、アメリカの大統領府と議会下院は、医療制度と予算に対する試みを無理に継続しようとしています。一方、共和党が多数を占めるアメリカ議会下院は、政府の予算を12月15日までの手当てを可決する中で、オバマケアと呼ばれる医療保険制度改革法の実施を一ヶ月延期しました。一方、アメリカ大統領府は、この改革法を損なうあらゆる決定は拒否だろうとしています。他方で、アメリカ上院は大統領府と同調しています。

 

現在、アメリカの民主党と共和党は今後を決める決闘を行い、急スピードでそれぞれに向かって突進する車に乗り込んでいるようなものです。明らかに、どちらもハンドルを回そうとする意志がないようです。この2つの車が衝突した場合、アメリカの官僚制度はこの国の経済力と同じように崖から転落するでしょう。

アメリカの政府機関が現地時間の来月1日火曜に閉鎖されることで、政府機関の職員は無駄に休暇を取らざるを得なくなり、給与を受け取ることもできません。こうした中で、アメリカ政府は職員、契約職員、債権者に対し1ドルも支払うことができなくなります。つまり、アメリカは全世界の富の5分の1を所有し、ドルが世界中で流通していても、財政破綻国家に変化してしまうのです。

今後どのような脅威が立ちはだかったとしても、民主党も共和党も、国家予算案と医療保険改革法は威信に関わる問題だと考えています。どちらも立場を変えることで、恐れ、妥協したと見られ、次期選挙で敗北してしまうことを懸念しています。共和党の見解では、このオバマケアの成立なしに、アメリカ政府は活動を継続することを受諾しないだろうとしています。共和党の中道派は、オバマ大統領を支持する民主党に妥協した場合、過激な保守派運動であるティーパーティ運動が以前にも増して力を増し、共和党が2分化することを懸念しています。

民主党にとっても、妥協することで災難を呼ぶことになります。もし、この政党の上層部が政府機関閉鎖を回避するために、貧しい人々や弱い立場にある人々に保険を受ける権利を与えるのをあきらめる場合、来年と2016年の選挙で、多くの人の票を失うことになります。民主党は共和党内部の亀裂を利用し、アメリカ社会の保守派に反対する波に乗り、議会を民主党一色に染め、新たに上院、下院に対して民主党による一極支配を行ないたいと考えています。

過去の経験によって示されているのは、最後に一時的な合意が行なわれるチャンスが到来すると考えられる、ということです。それはこの2つの車が互いに衝突せず、アメリカが崖から転落することを避けるということが条件となります。アメリカの経済的な信用や、政策決定機関の威信を犠牲にすることは、この状況では避けられないことなのです。

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