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2013/10/02(水曜) 21:42

アメリカ政府の閉鎖、イデオロギーの聖戦

アメリカ政府の閉鎖、イデオロギーの聖戦

アボルファトフ解説員

アメリカの政府機関の閉鎖から1日たって、アメリカのオバマ大統領が、共和党はイデオロギー上の聖戦を開始していると非難しました。

 

オバマ大統領は、「共和党は、イデオロギー上の聖戦を開始することで、医療保険改革案の実行を妨げようとしている」と述べました。オバマ大統領は、オバマケアと呼ばれるこの法案がなくなることを許さないとしました。

ここ数日、アメリカの市民数百万人が注目を寄せている問題は、政治や経済の日常的な問題を超えて、信条やイデオロギーの側面を帯びています。「イデオロギーの聖戦」という言葉の使用は、多くの血が流された中世の十字軍戦争の時代を想起させるものです。このような流血は、アメリカでは現在、望まれていませんが、アメリカの政府関係者によって使用された言葉は、両者の間に深い対立があることを物語っています。

これまで、多くの場合、アメリカの政治家や政党は、予算案や債務の増加などの問題に関して、政治的なギブアンドテイクによって合意に至ろうとしてきました。こうした中、アメリカ社会は二分割されるたびに、このような行き詰まりに直面しています。例えば、1990年代の半ば、全国的な保守化の流れにより、当時のクリントン政権は3週間閉鎖されました。そのとき共和党は、保守派の改革と呼ばれるプロジェクトの形で、12年間のレーガンやブッシュ政権後、政府を掌握するようになった自由主義者との戦争に入りました。

現在も、17年前と同じように、アメリカの保守派と自由主義者は、あらゆる力を持って対峙しています。ティーパーティーによって率いられる保守派は、オバマ政権の自由主義計画は、自由貿易や投資に明らかに矛盾するものだと考えています。彼らは、増税、医療保険改革の実施、移民法の改正、福祉政策における税金の使用といったことは、アメリカを社会主義の方向に進めていると見ています。ティーパーティーの一部ですらも、オバマ大統領が現政治体制を転覆させていると非難することを厭いません。

このため、予算可決のまさにそのときに、保守派は彼らが「逸脱」と呼ぶものに対して結集したのです。これに対し、アメリカの自由主義者は、現状を変えることで、アメリカ独自の健全な投資体制と呼ばれるものを維持しようとしています。彼らは階層格差が縮小されず、また貧困層を支持せず、一部の無責任な投資家の貪欲さに対抗しなければ、アメリカでは社会的な混乱や革命が起こっていただろうとしています。

いずれにせよ、双方は、自らのイデオロギーの原則から退くつもりはありません。どちらも、今回政府の予算案に関して退けば、国は深刻な被害に遭うだろうと考えています。彼らはまたこの中で、数十万人の職員が職を失っても問題ではないと考えています。

現在、政府の職員の運命やその財政上の責務に加えて、アメリカの決定機関の健全性と政治的信頼が崩される可能性も浮上しています。言い換えれば、もしこのイデオロギーの戦争が数日間で終わらなければ、社会にはより深い亀裂が走り、その溝を埋めるのははるかに難しくなるのです。

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