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2015/01/10(土曜) 21:52

フランスのテロ事件の根源(音声)

フランスのテロ事件の根源(音声)

マッキー解説員
パリで発生したテロ事件から3日後、イエメンのアルカイダとテロ組織ISISがこの事件に関与したことを明らかにしました。AP通信によりますと、イエメンのアルカイダの分派は9日金曜夜、週刊誌シャルリエブドの本社を襲ったテロ事件への関与を認めました。このテロ組織のメンバーの一人はAP通信に対して、「アラビア半島のアルカイダの指導者がこの作戦を指示し、彼らは正確に目的を果たした」という声明を伝えました。


また、テロ組織ISISの指導者も9日、イラク北部・モスルのモスクで、「シャルリエブドの事務所へのテロ攻撃は、反ISIS国際連合に加わるすべての国に対するメッセージであり、このような攻撃はアメリカやイギリスで繰り返されるだろう」と表明しました。このパリのテロ事件の犯人は、イエメンとシリアを訪れていました。
アルカイダとISISがこのテロ事件に関与していながら、政界やメディアでは、「フランスはテロとの戦いのための予算を支払っており、テロ事件の犯人は、自由などの西側の重要な価値観を攻撃した」と宣伝されています。フランスのオランド大統領はこの事件に対するこのようなプロパガンダを広める中で、警戒態勢の引き上げを行いました。
オランド大統領はフランスの人々に対して、11日日曜、このテロ事件を非難する大規模なデモ行進に参加し、この事件の犠牲者の遺族に哀悼の意を示すよう呼びかけました。これまで、イギリスやイタリア、ドイツの首相など、EU諸国の多くの首脳が、このデモへの参加を表明しています。
イランのローハーニー大統領は、「テロ行為はバグダッド、ダマスカス、カーブル、パリ、ニューヨークなど、世界のどこであれ、非難されるべきものだ」と語っています。一方、西側政府にとってテロ行為はどこであっても非難されるべきものなのか、という疑問も提示されます。もしそうであるなら、なぜ西側諸国の外でのテロ事件と、西側諸国の影響下にある国のテロ事件に反応の違いが存在するのでしょうか。
残念ながら西側諸国は、よいテロと悪いテロがあるとしています。西側諸国やその同盟国の人々の生命や、これらの国々の利益を危険にさらすテロは、悪いテロです。しかしテログループが西側政府の政策に従って行動し、イスラム諸国にいる西側以外の人々数千人を殺害するテロに対しては、反応を示さず、それをイスラム世界における暴力や過激主義として、イスラム教に結び付けています。西側政府はこれだけに満足せず、多くのケースにおいて、自分たちの政策を推進するために、このようなテログループを利用します。その例として、イラクやシリア、レバノンにおけるテロ組織ISISやそのほかのタクフィール主義団体への対応をあげることができます。フランスをはじめとする西側政府がISISなどのテロ組織の強化に大きな役割を果たしているのは、周知の事実です。彼らはシリアのアサド政権の転覆や、シリアの自由を求める人々の防衛を口実として、テログループやタクフィール主義者など、あらゆる手段の行使が合法的だとしています。ISISは西側政府や、サウジアラビア、トルコなどの同盟国の支援を受けて、世界各地に広い経済的、人的ネットワークをもつ世界最大のテロ組織に成長しました。
公式統計は、これまでにフランス出身者数千人以上が、イラクやシリアを訪れ、そのうち200人以上がフランスに帰還したとしています。このため、一部のフランス人アナリストはこれらの人物をフランス社会における時限爆弾だとしています。フランス政府のこの事件に対する反応は、9.11同時多発テロに対するアメリカ政府の対応を連想させます。アメリカ政府もすぐにこの事件を西側の自由民主主義世界への攻撃と解釈し、西側諸国に対して、このテロ事件の犯人に対する連帯を呼びかけました。西側の諜報機関の資料によると、アメリカ、イギリス、パキスタンの諜報機関とサウジアラビアのオイルマネーが、アフガニスタンでの西側の政策を推進する目的で、テロ組織アルカイダの形成に最も重要な役割を果たしたとしています。
フランス政府とヨーロッパ諸国の同盟国は、パリのテロ事件の根源を突き止める中で、人々に対して真実のすべてを述べず、イスラム諸国における最大限の扇動と拡張主義的な政策を正当化する中で、テロ行為を非難し、フランスにおける恐怖感と連帯の雰囲気を利用しようとしています。忘れてはならないのは、拡張主義的な国は、テロに対するダブルスタンダードの結果を突きつけられるということです。

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