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2015/11/23(月曜) 21:42

ガス輸出国フォーラム

ガス輸出国フォーラム

アミーンザーデ解説員

テヘランでのガス輸出国フォーラムの開催は、経済界、政界のイランへの注目を集めています。

 

2015年夏の核の合意を受け、テヘランでの第3回ガス輸出国フォーラムの開催は、政治的、経済的なメッセージを伴う出来事とみなすことができるでしょう。
ガス輸出国フォーラムは2001年、エネルギー、特に天然ガス市場に関する情報と経験、意見の交換を目的に、加盟国のエネルギー部門での政策を決定するために創設されました。この組織は、国際市場におけるガスの需要と供給の安定と安全を維持するための、生産者と消費者の協力に向けた下地を整えようとしてきました。このため、アナリストの多くは、今回の会議を、2011年のカタール、13年のロシアで行われた二回の会議同様、加盟国が最高レベルで世界のガス市場の情勢と協力の拡大に関して意見交換を行う機会だとしています。
テヘランでの会議は、声明の草案の中で、加盟国間の協力の強化、世界のガス消費の普及、生産国と消費国の間の更なる協力といった目的に注目を寄せています。これらの目的は戦略的なものとみなされ、とくにこの会議ではガスの輸出方法は、世界のガスモデルと呼ばれるモデルに基づいて検討され、決定されます。
環境問題への注目もまた、テヘランの会議の目的として強調されている問題です。これに関して、各国の汚染率の高い化石燃料の使用から生じる環境問題の拡大に注目すると、汚染率の低い天然ガスの利用の普及は、今回の会議の議題となっています。テヘランの会議のテーマ、「天然ガス、恒久的な発展の選ばれた燃料」もこうしたアプローチによるものです。
政治的な側面からも、このフォーラムの加盟国の増加、さらにはエネルギー分野で活動する国際機関との更なる協力は国際社会でのガス輸出国フォーラムの地位や信用を物語っています。アナリストの多くは、ロシア、イラン、カタール、トルクメニスタン、アゼルバイジャンといった地域最大のガス供給国は、OPEC石油輸出国機構といった国際組織の傍らで、国際エネルギー分野でのガス輸出国フォーラムの地位をより強固なものにすることができる、と考えています。
この組織の創設国のひとつであり、世界最大の天然ガス埋蔵量と、第3位の生産国を誇るイランによるこの会議の開催は、国際エネルギー、特に天然ガス分野での主要国としてのイランの役割を強化することができます。イランの地政学的に類のない地位は、イランを、地域や世界でのエネルギーの取引と分配の中心に変える可能性があります。
ガス輸出国フォーラムの事務局長の責務が再びイランにゆだねられたことは、加盟国間のイランの役割への信頼と、イランが国際レベルでエネルギー外交を先導する能力を有していることを示しています。
今回のガス輸出国フォーラムの開催はさらに、イランが、政治や経済分野での新たな協力を形成するしるしである核の合意後の新たな雰囲気に入っていることを表しています。明らかに世界のエネルギー分野でのイランの外交は、国際体制におけるイランの役割をより影響力のあるものにするでしょう。

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