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2016/03/28(月曜) 22:14

パルミラの解放、ISISの消滅の下地

パルミラの解放、ISISの消滅の下地
シリア軍の総司令官が、「ホムス東部郊外に駐留する部隊は、義勇兵の協力と、シリア・ロシア空軍の支援により、27日日曜、パルミラの治安を取り戻した」と語りました。

キャラミー解説員

パルミラの完全な解放におけるシリア軍の戦略的成功は、これまで以上にアサド大統領の地位を強化し、シリア軍がISISのテロ対策において唯一の効果的な勢力であることを世界に伝えました。

パルミラは、2015年5月にISISに占領されました。シリア軍のパルミラ占領は、特別な重要性を有しています。パルミラは中部、南部、東部、北部をつなぐ重要な都市となっています。さらに、経済の点からパルミラは、石油、天然ガス、鉱物資源を有していることから、シリアにとって経済的に重要な拠点と見なされています。シリア軍のパルミラでの前進は、ISISにとって複数の目的を持った戦略的な地域を失い、大きな敗北と見なされます。

パルミラの占領とその後の解放の過程は、アメリカの対ISIS連合の陰で形作られました。アサド大統領は、パルミラの歴史・戦略都市の解放は、シリア軍の対テロ戦略が成功し、60カ国を中心とするアメリカの連合がテロ対策に真剣ではないことを示したと述べています。

パルミラからのISISの撤退におけるシリア軍の大きな成功は、ISISの消滅の道を整えました。シリア軍のパルミラ掌握は、デリゾール、ラッカなどでの対ISIS 作戦の拡大やISIS包囲網に向けた歩みとなっています。

パルミラでのシリア軍のISISへの大きな打撃は、デリゾールやラッカにおけるISISへの警鐘となっています。ISISはデリゾールの住民を包囲し、ラッカも、シリアにおけるISISの拠点とされています。パルミラ解放後、シリア軍がデリゾールやラッカからISISを掃討すれば、このグループは大きな打撃を受け、シリアとイラクのISISにはマイナスの影響が及ぶでしょう。パルミラの解放はシリア軍にとって、デリゾール、ラッカ、ハサカへの進行を継続し、ISISがシリアの南部の砂漠へとつながる道を断つことを意味します。

シリア軍のパルミラ解放は、ISIS との戦いにおける影響に加えて、シリア問題の解決に向けた外交駆け引きにおけるアサド大統領の影響力をこれまで以上に高めています。シリア問題の政治的、軍事的解決は平行して進められており、アサド大統領は強力な軍により、どちらの分野でも積極的に動いており、アサド大統領との協議は回避できないものとなっています。

テロの消滅とヨーロッパへの拡大の防止を目指すシリア問題の解決に向けた西側とアサド大統領の協議は、彼らの前にある唯一の選択肢です。それはISISがヨーロッパ諸国の第一の敵と見なされているからです。EU本部のあるブリュッセルでのISISの爆弾テロは、ヨーロッパの首都でのISISの影響力が軽視されていることを示しました。ヨーロッパでのISISの活動を阻止する強力な唯一の堤防は、シリアとイラクのISIS殲滅のためにアサド大統領を支持し、協力することなのです。

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