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2016/04/05(火曜) 19:47

アゼルバイジャンとアルメニアに自制を求めるNATO

アゼルバイジャンとアルメニアに自制を求めるNATO
NATO北大西洋条約機構が、アゼルバイジャンとアルメニアにナゴルノカラバフにおける戦闘において冷静さを保つよう呼びかけました。

モンファレド解説員

NATOはアゼルバイジャンとアルメニアに対し、ナゴルノカラバフの衝突の解決に向け、現在の敵対をやめて、全欧安保協力機構の「ミンスク・グループ」の協議と努力を支持するよう求めました。ベルギー・ブリュッセルにあるNATO本部はさらに、ナゴルノカラバフ紛争の拡大、前線での緊張、両国軍の被害の増加、住民の犠牲に懸念を表し、「この地域にひとまず安定を取り戻すために、停戦を守ることが必須だ」と述べました。

1日金曜夜から始まったナゴルノカラバフでの衝突による被害は今も拡大しており、どちらも相手側にもたらした被害の規模について、異なった数字を提示しています。こうした中、アゼルバイジャンのアリエフ大統領による一方的な停戦宣言を受け、アルメニアのサルキシャン大統領も、「アルメニアとナゴルノカラバフ自治州は、1994年の停戦の再確立と軍の撤収を支持する」と強調しました。

これにもかかわらず、複数の報告は各地での戦闘の継続を伝えています。アゼルバイジャンのインターネットサイトは、アゼルバイジャンの無人機が5日火曜未明、アルメニアを攻撃し、この中でアルメニア兵6名が死亡したと伝えました。アゼルバイジャンもアルメニアも共に、衝突を仕掛けたのは相手側だと非難していますが、この問題の主な原因は民族の対立であり、それが双方の領土問題につながっているという点では見解が一致しています。20年以上が経過し、停戦協定も締結されているにもかかわらず、ナゴルノカラバフ問題は今もくすぶっています。

ここ数年、全欧安保協力機構の「ミンスク・グループ」もまた、四半世紀もアゼルバイジャンとアルメニアの政治、経済、社会面での可能性を奪っているこの問題を解決することができていません。この一連の状況は、両国の国内の批判や抗議を引き起こし、両国の関係者も国内のナショナリスト団体から、ナゴルノカラバフ問題の最終的な解決における怠慢で非難されています。そうした状況から、アゼルバイジャンとアルメニアの双方が、国内の政治問題をはぐらかすために、新たな衝突を始めたと言われています。

こうした中、一部の政治グループは、ナゴルノカラバフの新たな衝突を開始したものとして、アルメニアより、アゼルバイジャンに非があると考えています。なぜなら、ここ数年、アゼルバイジャンの関係者は、ナゴルノカラバフ問題を解決するために武力の使用について語っていたからです。こうした中、一部の政治グループ、主に西側のメディアはナゴルノカラバフの衝突開始の理由として外部の要因を挙げようとしています。これらのメディアは、ナゴルノカラバフ問題の原因を、ロシアとトルコの政治的な動きと関連付けています。トルコは、ウクライナ、そしてシリア問題においてロシアと衝突した後、今度はナゴルノカラバフ問題という古くからの衝突に巻き込みもうとしています。

これにもかかわらず、ナゴルノカラバフの前線における環境的な要因やアゼルバイジャンとアルメニアのこの問題への過去の対応方法以外にも、他の要因がこの問題の再燃に関わっているようです。この地域での新たな衝突の開始により、地域、世界の関係者は、この衝突の推移において決定的な役割を果たそうとしています。

衝突の早期停止に関するロシアとアメリカの外務大臣の表明は、こうした方向で分析することができるのです。

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