イルナー通信の報道によりますと、国連のネザーキー報道官は、「スウェーデン出身の科学者であるセルストロム団長が、国連のアンゲラ・ケイン軍縮担当上級代表を伴って、シリアを訪問する予定である」と語りました。
アメリカ及び、イギリスやフランスなどのアメリカの同盟国は、シリア政府に化学兵器使用の疑いをかけています。
シリアは、この主張を否定するとともに、武装組織がいくつかの事例において化学兵器を使用したことを強調しています。
ロシアのラブロフ外務大臣は今月10日、「ロシアは、西側諸国の支援を受けた武装組織が、サリンを含む化学兵器を使用していたことを裏付ける証拠を有している」と語りました。
シリアでは、2011年3月から、西側諸国の支援を受けた反体制武装組織の活動が開始されており、これまでにシリアの治安部隊や兵士の多くを含めた、多数の人命が奪われています。