イルナー通信によりますと、サウジアラビアが主導するアラブ連合の戦闘機は11日月曜未明、イエメン南西部タイズ州を攻撃し、一方のサウジアラビア部隊も同州西部の近郊にあるイエメンの政府軍とフーシ派の拠点を砲撃しました。
イエメンで、10日日曜24時から、和平交渉の実施の下地を整える目的で新たに停戦が実施されました。イエメンの和平交渉は今月18日からクウェートで開催される予定です。
イエメンでの衝突の終結に向けた努力はこれまで、数度にわたり失敗しており、今回の停戦もサウジの新たな脅迫により成功するかどうかは不明となっています。
サウジアラビアは、アメリカの支援や地域の一部のアラブ諸国の協力により、イエメンのハーディ前大統領を政権に復権させるために、2015年からイエメンに対し大規模な攻撃を開始しています。