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2015/02/22(日曜) 20:18

ゲーテが見る「預言者ムハンマド」

ゲーテが見る「預言者ムハンマド」

「預言者よ、我々はあなたを証人、吉報を伝える者、また警告を与える者として遣わした。あなたを神の命により、アッラーに導く者、明かりを行き渡らせる灯火としたのである」(コーラン第33章アルアハザーブ章、連盟、第45節から第46節)

 

アジア、アフリカ、ヨーロッパ大陸をつなげている場所で、人類を幸福に導く預言者たちが誕生しました。偉大な5人の預言者は、今日、中東と呼ばれる世界の戦略的地域で、様々な方法によって、一つのメッセージを届け、一つの目的を追求していました。彼らは唯一神を崇拝し、圧制のはびこる世界に公正を確立することについて語っていました。

預言者ヌーフの方舟が大嵐の後、アララト山にたどり着きました。ヌーフとその支持者たちは、世界を新しく変えようと、人類の歴史を再開させようとしていました。彼の死後、預言者イブラヒームの唯一神信仰の声がバベルの地に鳴り響きました。預言者ムーサーは、奇跡を起こして、フィルアウンの圧制から自らの民族を解放するため、この暴君に立ち向かいました。フィルアウンは自らを神と呼び、人々を自分の僕としていました。預言者ムーサーの後は預言者イーサーが奴隷所有者と被抑圧者の間で、神の尽きることのない永遠の慈悲について語り、神の最後の預言者の出現の吉報をもたらしました。そしてついに、世界の様々な民族や社会が数々の神を崇め、無知や迷信が広まっていた時代に、神の最後の預言者であるムハンマドがメッカで誕生しました。彼は人間の尊厳、人権、自由についての最も崇高なメッセージを送り、歴史を通じてすべての人間の師となったのでした。

預言者ムハンマドは、歴史の中で、過去の預言者や宗教指導者たちの時代に現れたあらゆる美徳を完全に体現しています。イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師の言葉を借りれば、イスラムの偉大なる預言者という名を挙げる際、イブラヒーム、ヌーフ、ムーサー、イーサー、ロクマーン、その他の善良で優れた僕たちがこの聖なる存在の中に現れているように感じられるのです。

現在の文明世界で、イスラムの拡大と共に、反動的な勢力によって、この天啓の宗教を排斥する流れが一つの明らかな目的を持って表れ、あくどい方法で追求されています。2006年、この排斥の流れは、デンマークの新聞に預言者ムハンマドを冒涜する風刺画が掲載されたことよって新たな形をとりました。2011年には、アメリカの狂信的なテリー・ジョーンズ牧師が、聖典コーランを燃やすことを発表し、イスラム排斥の新たな側面が明らかになりました。そして預言者ムハンマドに対する冒涜映像の制作は、イスラムの道徳的価値観や至高なる原則に対する宗教排斥の流れが続いていることを表しています。

預言者ムハンマドの清らかさ、無類の道徳、善良で好ましい性質は、このような愚かな人々の中傷によって、その輝かしい姿に傷をつけることはできないほど素晴らしいものです。歴史が証明しているように、このような中傷や嘲笑は、知性のかけらもない、盲目的で無知な信条を持つ人々によって行われています。イランのドキュメンタリー作家、アッバース・ラージュヴァルディ氏は、先頃、『自由とは何か?』というドキュメンタリーの政策のために西側諸国を訪問しました。彼はテリー・ジョーンズ牧師やデンマークの風刺画家を護衛していた治安部隊の存在も恐れず、彼らにインタビューを決行しました。ラージュヴァルディ氏が彼らに、「コーランを読んだことがあるか」と尋ねると、二人とも「全くない」と答えました。彼らはイスラムの聖典の内容も知らずに、コーランや預言者を標的にしたのです。

今週から毎週月曜にお届けするこの番組では、イスラムの預言者ムハンマドについて、有識者の視点からお話したいと思います。明らかに、公平な思想家は、ムハンマドのような偉大な人物の影響力を否定することはないでしょう。というのも、どこに向かって進んでも、道徳性や人類の文明と文化の発展においてこの偉大なる預言者の足跡を目にすることができるからです。この非イスラム教徒の学者たちは、西洋世界の知識や道徳に基づいて、預言者ムハンマドを評価しているにもかかわらず、彼らの発言の中で、賞賛に値する預言者の真の姿を垣間見ることができます。

今回はまず初めに、預言者ムハンマドについて書かれたゲーテの詩の一片をお届けすることにいたしましょう。ドイツの有名な詩人であるゲーテは、イスラム教に親しんだ後、預言者に関する「ムハンマドの旋律」という詩を作っています。この詩の中で、彼は預言者の進んだ道、さらには世界におけるイスラムの広がりに注目を寄せています。西洋における多くの物質主義的思想にもかかわらず、このヨーロッパの詩人がムハンマドの品行を評価していたことは注目に値します。ゲーテはこの詩の中で、預言者を「活力あふれる泉」と表現し、このように歌っています。

あの泉を見よ
それは山々から湧き出ている
活力と喜びにあふれ
浸透する、まるで輝く星のように
先導するかのように流れ込み
彼の兄弟であるすべての泉を
自らに伴わせる
そしてその深い谷間で
この川の先で、花々が咲く
そして緑が芽吹く

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