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2015/03/19(木曜) 00:10

アンネマリー・シンメルが見る預言者モハンマド

アンネマリー・シンメルが見る預言者モハンマド

「預言者よ、我はあなたを証人、吉報を与える者、警告者として遣わした。そしてあなたを神の命により、神の方に導く者、明かりをもたらす灯火とした」

 

数年前から、新たな無明時代が、人類の偉大な指導者たち、とくにイスラムの預言者の聖域を侵しています。欧米でこうしたシナリオが繰り返されていることから、公正な思想家たちは「西側は現在どこに向かっているのか」と懸念しています。実際、なぜ西側の政府とメディアは卑怯な方法で精神的な価値観や道徳を攻撃することを主張しているのでしょうか?

ドイツの中東学者、アンネマリー・シンメルは、西側の公正な思想家の一人です。彼女は、次のように考えています。「キリスト教徒は愚かにもイスラム教徒を苦しめている。預言者ムハンマドは最も成功した宗教運動を地球上で出現させた。彼は善良な道を進もうとする人々にとっての最良の模範である。多くの時代、彼に敬意を示し、彼に傾倒した人々がどれほどいたことか。彼は最も高潔な称号を有している。この預言者は永遠に、人間の人生にとっての良き手本なのである」

シンメル氏は、さらに続けて、このように語っています。
「偉大な人物は通常、二つの方法で知られている。ひとつは、彼らが残した遺産、たとえば、聖典コーラン、預言者の偉大な奇跡、預言者の精神的な人物像と真理の具現において熟考することである。そしてもうひとつは、それらの人物について語っている識者、哲学者や思想家の作品を参照することである。預言者ムハンマドは、特別な精神性を持った非常に傑出した人物であり、その至高なる思想や見解によって世界に影響を与えた。彼は生命の中の輝ける存在であり、人間の人生に驚くような影響を及ぼしたことから、永遠の存在となっている。思想家たちは、預言者の輝かしい真理を無視することはできない」

シンメル氏は、預言者を、「光を振りまく太陽」と呼び、自らの著書『神の使徒ムハンマド』の中で、次のように記しています。
「神は、時代や場所に限定されない自らの光を、預言者を介して世界に注いだ。彼は目に見えない世界を明らかにし、生命の世界を照らす明かりのような存在である。この光は、アーダム、そして後の預言者たちの中で現れ、ムハンマドで最高潮に達し、創造世界をその存在により完全なものにした」

シンメル氏は、その後、次のような事柄に注目を寄せています。
「預言者は神の光を手にしていたにもかかわらず、最高の地位にあっても、神の僕、創造物として存在していた。預言者の人物像は、精神性に溢れている。神秘主義者は、文学的、神秘主義的な美しい表現の中で、ムハンマドの光の影響を受け、彼の人間性を賞賛している」

シンメル氏は、『神の使徒ムハンマド』の中で、この神の使徒に対する西側の敵対や憎しみを悲しいことだとしています。彼女はこの作品の中で、イスラムの預言者の精神的、人間的な姿を示すことで、西洋人のこの人物に対する誤ったイメージを修正し、預言者を慈愛の預言者として広めようとしました。シンメル氏はこの作品のある章の中で、次のように記しています。

「神から人々を導くために遣わされた人物は、賞賛されるべき優れた性質を有していなければならない。ムハンマドは幼少の頃から、メッカの偶像崇拝の儀式を避けており、幼い子供たちとの遊びにも参加しなかった。実際、ムハンマドに従うことは、彼が全く過ちを犯しておらず、その清らかな心に罪の埃が被さるのを許さなかった、という点で重要性を帯びていた。ムハンマドは完璧な人間であり、欲望を抑えていた。人生のあらゆる点で、正しい考え方と行動により、神の教えを実行し、悪魔を自らの揺るぎない意志に屈服させていた。ムハンマドは、思想の海に沈み、当時の宗教よりも崇高なものを捜し求めていた。そのとき神の啓示が彼に下され、彼を神に没頭させた。ムハンマドの性質は唯一無二のものであり、学者たちは、彼の崇高な地位に敬意を表す際に、彼を首長や政治家、その他の地位と比較すべきではない、と強調している」

シンメル氏は、イスラムの文明と文化のあらゆる側面に愛着を寄せています。彼女はイスラムの文化と神秘主義、イスラム世界の学者に関する数百の著作と論文を書いています。彼女は1961年、ドイツのボン大学で、イスラム学の教鞭をとり始めました。その4年後、ハーバード大学のイスラム・インド文化専門の責任者に推薦され、1967年、この大学で、イスラム文学と神秘主義を教えることになりました。このドイツの有名な研究者は、イスラムの文化と文明に関する研究を重ねた後、イスラムを預言者の大きな恩恵であるとし、西洋のメディアの毒されたプロパガンダの中で、このように述べています。
「私にとって遺憾なのは、西洋の世界がイスラム教に対してマイナスの見方を持っていることである。イスラムはより慎重に注目を寄せるべき高い地位を有している。ムハンマドの宗教は多くの人々を引き付けており、平和と安定、正義の宗教である。この宗教はテロリズムや殺人を非難している」

シンメル氏は、研究人生の中で、愛情と情熱を伴った言葉で、イスラムの預言者に自らの敬意を示しました。彼女は著書『神の使徒、ムハンマド』の中で、次のように語っています。
「これは、イスラムの預言者という人物に40年間愛着を寄せ続けた結果生まれたものである。預言者への敬意と彼の崇高な地位、文学、とくに詩におけるその反映は、幾つかの論文の執筆につながった。私の書籍を出版したドイツの出版社は私に、それらを書籍の形にまとめ、預言者への敬意やその美徳を詳述するよう薦めた」

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