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2015/04/01(水曜) 14:20

コンスタンティン・ヴィルジル・ゲオルギウが見る預言者モハンマド

コンスタンティン・ヴィルジル・ゲオルギウが見る預言者モハンマド

「我はあなたをすべての人々のために遣わした。[彼らに神の報酬の]吉報を与える者、[神の責め苦を]畏れさせる者として。だが、人々の多くはそれがわからない」

 

歴史の中では、最も古い有史時代の石碑や遺物に、統治時代に大勝利を収めた数多くの皇帝や王たちの名が刻まれています。彼らは壮大な宮殿で、贅沢に暮らしていました。エジプト、ペルシア、ギリシャ、ローマの壮大な遺跡は、そうした世界的な王や為政者たちが残したものです。しかしながら、こうした権力の保持者は、存続のための多くの努力にもかかわらず、時代の経過と共に記憶から消えていきました。多くの労働者たちの苦労によって建てられた壮大な宮殿は彼らを永遠のものにはしませんでした。権力の象徴であった王たちは、この世界を去り、人々の記憶から消えました。彼らの名前や作品が残ったとしても、それは名誉あることではないのです。

明らかに、歴史の中では、人類の幸福の道を整える永遠の価値を恩恵としてもたらした人物の名前や作品が残ります。預言者たちはこうした人物です。彼らは、確固とした歩みで真理の道を進み、世界の神の命により、人間を無知や圧制から救い出す道において努力しました。人類を導く人々の中で、イスラムの偉大な預言者ムハンマドは、太陽のように輝いています。というのも、彼は人類の幸福のための完全な計画を有していたからです。彼の出現により、正義が悪に勝ったのです。

預言者ムハンマドの人物像とその人間の模範としての歴史的な役割について、多くのことが語られています。イスラム教徒以外の人々の間でも、扇動から離れて、賢明になって、預言者に関する真実や彼の宗教を研究した人々は少なくありません。その中で、コンスタンティン・ヴィルジル・ゲオルギウというルーマニアの作家で研究者がいます。彼は、ムハンマドはその人物像について認識を改めるべき預言者であるとし、このように述べています。
「ムハンマドは、苦労し、本当の意味で憐れみ深い人間であった。預言者ほど幼いころから人類に対し同情的で心を痛めた人物は見つけられないだろう。コーランは孤児や貧しい人々に注目し、彼らを支援するよう、また預言者に従う者が互いに親切にしあうことを勧めている」

ゲオルギウ氏は、研究を進める中で、「イスラムの預言者は一人の人間、神の使者として、優れた人格を有しており、ヨーロッパの人々、キリスト教徒、すべての人々が、彼の生涯、献身、努力につて知る必要がある」という点に達しました。彼はこうした見方に立って、『ムハンマド、認識を改めるべき預言者』を執筆しました。彼はこのように記しています。

「私は、ムハンマドを単に宗教的な法規を創った人物と見なしているヨーロッパ人のグループを認めない。ムハンマドの託宣には、中立の有識者から見て非常に興味深いものが見られる。ムハンマドの託宣は、宗教的な託宣というだけでなく、社会や政治、文化、経済の偉大な託宣である。無明時代の慣習や信条に浸っていたアラビア半島で、1400年も前にこのような運動が起こったことは、特別な出来事と見なされ、ムハンマドはこうした偉大な託宣を実行に移した。ムハンマドは、新しい宗教をもたらし、人類社会で大運動を先導した。このように、神の法が少しずつ彼に下されていったのである」

ゲオルギウ氏は、さらに次のように述べています。
「ムハンマドが率いた大運動は、アラブ人を運動に向かわせた。預言者のメッカからメディナへの移住から50年もたたないうちに、アラブ人はペルシャ帝国など古代の大国をイスラムの領土の一部にした。世界で、これほどの速さで拡大していった宗教は他にない。その理由は、ムハンマドが考えていた人類の統一という原則があったからである。預言者はコーランの言葉から、人類は単一の民であり、国の間に存在する対立は圧制や腐敗、不公正から来ているとした」

ゲオルギウ氏は、ムハンマドの宗教は、知識や見識を身につける基盤であるとしています。彼は次のように述べています。
「私は、ムハンマドへの最初の啓示の中で、知識の獲得がこれほど重要なものと見なされていることについて、イスラム教徒に祝辞を述べる。イスラム教徒の学者の一部は、かつて、預言者に下されたアル・アラグ章、凝血の第1節に基づいて、「イスラム教徒は礼拝を行い、断食を行うべきであるように、学問を習得することが義務である」と述べた」

ゲオルギウ氏は、預言者ムハンマドの偉大なる精神について語る際に、預言者の犠牲について次のように記しています。
「私は、宗教の道におけるムハンマドの最大の犠牲は、彼の部族との関係を絶ったことであると思う。ベドウィンは彼の一族、祖先とつながっている。アラブ人は模範となる生き方を定める上で祖先や親族から助けを得る。その関係が断たれたとき、祖先は彼に人生の道を教えず、親族も助けを行わない。ムハンマドは、自らの部族との関係を絶った。こうした中、こうした犠牲の代わりに、彼は幸福を得た。なぜなら神に従い、人類を正しい道に導いたからである」

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