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2015/04/08(水曜) 19:14

レフ・トルストイが見る預言者ムハンマド

レフ・トルストイが見る預言者ムハンマド

すべての人間は人生において、幸福を手にしたいと思っていますが、その多くが幸福に到達するための必要な見識を備えていません。何百年も、西側はイスラムの預言者に対して間違った認識を持ち、この人類社会の類まれな人物の姿を捻じ曲げ、人間への救いの道を閉ざそうとしました。しかしながら、太陽が、泥で覆い隠されることはできるのでしょうか?

 

専門家によれば、イスラムと預言者に関する西洋人の認識は比較的高まってきており、毎年西洋では、イスラムに関する数百の書籍や論文が出されているということです。とはいえ、こうした番組の中で、イスラムの預言者の高い地位を確認するために西洋の東洋学者や思想家の助けを借りるつもりはありません。こうした中、イスラムの預言者に関する一部の西洋の有名な思想家の認識は、愛情にあふれた非常に興味深いものとなっています。神はムハンマドを最も至高なる性質を有しているとして賞賛し、彼をその偉大さのために世界の模範としています。

ロシアの有名な作家、レフ・トルストイは、ある著書の中で、預言者を王制主義者、好ましくない性質の持ち主として非難している人々を否定し、預言者をその偉大さで賞賛しています。この書籍の一部には、預言者ムハンマドの伝承が記されています。別の部分では、預言者の人物像とその宗教に関するトルストイの見解を明らかに示す幾つかの書簡が挿入されています。

あるロシア人の母親が、トルストイに次のような手紙を送ってきました。
「私は息子を狂おしいほどに愛する母親です。あなたに手紙を書いている今も、私の目は涙であふれています。少しずつ理性を失い、もうあなたに手紙を書く以外に方法はありません。私には二人の息子がおり、一人は学生、一人は将校です。彼らはキリスト教徒ですが、イスラム教徒に改宗し、イスラム教徒を助けたいと考えています。私はどうしたらよいでしょうか。その知識と見識でもって、この問題を解決できるのはあなたしかおりません。慰めの言葉で私の気持ちを落ち着かせてください」

トルストイは、この不安にかられている母親にこのように返信しています。
「人間は、驚くべき能力を秘める世界最高の創造物として、すべての人々の敬意を受け、生き方を選択するにふさわしい存在です。こうした方向で、天啓の宗教は人間とその名誉を守るために共鳴しており、不品行に抗い、適切な解決策を提示しています。宗教は共通の精神的、道徳的原則によって、人間の価値と道徳的導きの貴重な蓄えをその中に有しています。こうした中、どの宗教が一番包括的で逸脱を免れているのでしょうか?」
トルストイはその手紙の中で、イスラム教を賞賛し、「この宗教は人間を名誉の極みに至らせ、正しい人生の道を示している」としています。

トルストイの返信では、続けてこのように書かれています。
「あなたの子供たちが、この天啓の思想の道に遣えようとしていることに私は同感であり、彼らに祝福を送りたいと思います。この文章をあなたに書いている人間もキリスト教徒です。長年、私はキリスト教の教えに親しんできたにもかかわらず、イスラム教というムハンマドの教えは、そのすべての特徴をもって、一見しても明らかなように、キリスト教よりも完全で価値の高いものであると考えています。イスラム教の明らかな特徴は、キリスト教と比べ物にはなりません。たとえばもし、イスラム教とキリスト教のどちらかを選択し、神をそれに基づいて崇拝するとしたら、何よりも先に次のことが頭の中に浮かんでくるはずです。それは、複数の神への信仰は受け入れられず、こうした崇拝の仕方は宗教の基本的な教えに反するということです。これに対してイスラム教は唯一の神を崇拝しています。このため、それだけで、イスラム教がキリスト教に勝っている理由となるでしょう。理性を十分に備えているすべての人間は、この選択で、必ずイスラムを選択するでしょう。イスラム教を率いているのが預言者ムハンマドであり、その教えの中にはすべての聖なる宗教の教えが見られ、それはキリスト教の多くの真理に近いものとなっています」

このロシアの偉大な作家、トルストイは、常に、イスラム教と預言者ムハンマドという類まれな優れた人物に関して、友人たちと議論していました。トルストイの主治医は次のように記しています。
「1903年3月13日、トルストイと話した際、彼はこのように述べた。『ムハンマドは、預言者として、常にあらゆる場所で他の神の預言者よりも高い地位にいる。ムハンマドは人間を卑しめることも、神の地位に上げることもしなかった。自らを神の地位に近づけたり、神の地位に取って代わることもなかった。イスラム教徒は、アッラー以外の神を崇めず、ムハンマドは彼らの預言者である』」

トルストイの預言者ムハンマドへの関心は、著書の中でも明らかな形で表されています。イスラムとその預言者の言葉に関してトルストイが行った研究は、彼の中に特別な熱情と理解を生じさせました。この思想家が預言者の言行録から抜粋したメモには、イスラムと預言者に対する彼の関心が表れています。トルストイは、ムハンマドの言葉と教えは、神と同胞への愛、肯定的な見方、美徳、公正、誠実といった事柄に関するものだとしています。預言者が、質素な生活を選択すること、怒りを抑えること、人々に対して穏かに親切に接すること、社会的な公正を守ることを強調したことは、トルストイの預言者への関心を一層強めることになりました。彼はムハンマドの名の下で執筆した書籍の中で次のように記しています。

「明らかにイスラムの預言者は、世界最大の改革者である、。その人物は、人類社会に大きく貢献した。この栄誉と誇りは、血を流していた野蛮な民を悪魔の忌まわしい行為から解放し、彼らの前に向上の道を開いた彼にとって十分なものである。普通の人にはこのような偉大な運動を始め、素晴らしい結果をもたらすことはできないだろう。このため、イスラム預言者はあらゆる面で尊敬に値するのである」

トルストイは、数年間研究を重ねた上で、はっきりとこのように述べています。
「私にとってムハンマドの信奉者であることは、十字架を称えるよりも重要なことであり、この比較において私はムハンマドの宗教を選択するだろう。間違いなく、ムハンマドのイスラム法は、理性や英知に合致しているという理由で、将来世界的なものになるだろう。イスラムの預言者は、唯一の神と友愛以外のものに導かないのである」

 

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