このサイトは更新されていません。新サイトはこちらです。 Parstoday Japanese
2015/04/15(水曜) 23:15

ダベンポートが見る預言者ムハンマド

ダベンポートが見る預言者ムハンマド

「彼こそ、文盲の人々の中に、彼らのうちから使徒を遣わし、その徴を彼らに読み上げ、清め、啓典と英知を教えた方である。彼らはそれ以前明らかに迷いの中にあった」

 

イスラムの預言者ムハンマドのように、堕落した遅れた社会から至高なる繁栄した文明を生じさせた偉大な人物は歴史の中に存在しないでしょう。これは、東と西の歴史家が認めている事実です。

歴史が証明しているのは、世界に無知や退廃が広まっていた中で、偉大な人間が現れ、人類に新しい宗教をもたらしたということです。その教えを提示したのは預言者ムハンマドであり、理性と英知に基づいて無知と迷信に対抗していました。預言者自身も、言動や性質の点から、他に類を見ない人間でした。彼への愛情を抱き、彼に傾倒しているものでなければ誰も彼の話に耳を傾けませんでした。そのため、クライシュ族は、メッカ時代のイスラム教徒を、「魅了された人々」と呼んでいました。彼らは、クライシュ族の中でも演説に長けていたワリド・イブン・モガイラのような有力な人物が、ムハンマドの宗教に惹かれて、彼に信仰を誓ったとしたら、すべてのクライシュ族がムハンマドに従うことになるとして、その状況を恐れていました。

アメリカの研究者、マイケル・H・ハートは、『歴史を創った100人』という著書の中で、預言者ムハンマドを、人類に利益をもたらしその向上に貢献したトップの人物に挙げています。彼は次のように記しています。
「私が歴史の中で最も影響力のある人物のトップをムハンマドとしたことについて、読者の中には驚いた人もいるだろう。しかし彼は歴史の中で、宗教、世俗のレベルで、最も多くの成功を手にした唯一の人物である」

今回の番組は、イギリスのキリスト教徒の作家であるジョン・ダベンポートの思想をご紹介することにいたしましょう。彼はムハンマドの最大の特徴は、その人物の生まれてから死ぬまでの透明な人生にあるとしています。彼は『コーランとムハンマドの御前での懺悔』という著書の冒頭で、このように書いています。

「世界の著名な政治家、覇者の中で、ムハンマドほど包括的で信頼のおける人生を送った人物はいないというのは明らかな点である。アラブの民族も、ムハンマドの存在により、各国から注目を集めているほどだ」

ダベンポートは、この著書の中で次のように記しています。
「イスラムの預言者ムハンマドに関して疑いを生じさせている人々は知るべきだ。彼の大きな目的の実現への固執は、彼が人生において目標を定め、それを実現するために抵抗していたという重要な点を示すものである、ということを。この点は、すべての人をムハンマドへの賞賛に向かわせるものである。さらに、イスラムの預言者は武力で持って宗教を広めたと今も考えている人々は、大きな間違いを犯している。なぜなら、歴史問題に精通した有識者や思想家は、「ムハンマドは部族間の流血の争いを停止させ、人間を犠牲にするのではなく、その代わりに礼拝や喜捨を勧めていた。彼の宗教は永遠の争いや戦争ではなく、慈善、友好、美徳を人間に備えさせるものであった」とはっきりと述べている。預言者ムハンマドは、人々に新たな道徳的な性質や原則を教えた。預言者のメッカからメディナへの移住後数十年で、コンスタンティノープルが陥落し、ペルシャ帝国は衰退し、シリア、イラク、エジプトは征服され、イスラム教徒は、大西洋からカスピ海、中央アジアのセイフン川まで勢力を広げた」

ダベンポートは、また別の章で、預言者への中傷に一つずつ回答しています。ある場所ではこのようにあります。
「サウジアラビアといった国は、偶像崇拝に溺れていた。ムハンマドはこの地で永続的な大革命を起こし、子供の殺害や女の子の生き埋めを醜い忌むべき行為であるとし、この非人道的な行為を根絶した。飲酒や賭博を禁じた。複数の女性との結婚を制限し、妻たちを差別なく公正に扱うことを条件にした。また彼は演説の才能も備えていたことに加えて、会話の中で流れるようなアラビア語を使用していた。このことは、彼の演説をさらに魅力的なものにしていた。このような人物の託宣は、彼自身が生み出したものとなりえるだろうか?ムハンマドはこの世の栄華や権力を決して求めていなかった。彼は人々に対し、公正に行動するよう、寛大さや勇敢さを保つよう、求めていた。明らかに彼は、これまで世界でもほかに類を見ない清浄な人物である。彼は、その存在により世界を常に成長させる、最も偉大で唯一の人物と見なされるべきだろう」

ダベンポートは、世界で預言者ムハンマドの名前が語り継がれている最大の要因は、その類稀な人物像と至高なる宗教だとしています。コーランとその教義は、ムハンマドの心の中に深く浸透し、彼は完全で至高な人間の明らかなモデルとなったのです。ダベンポートは、これに関して、西洋の歴史家であるギボンの言葉を引用しています。

「ムハンマドは、美徳と善良の点で勝った地位にあった。演説や話を始める前に、聴衆がたった一人であれ大勢であれ、すべての人を惹きつけた。精悍な顔立ち、威厳のある姿、鋭い眼光、魅力的な微笑み、豊かな顎ひげ、そして機知に富んだ会話が、すべての人を彼の賞賛に向かわせていた。彼は社会問題や生活に関する問題において、礼節や決まりごとを守っていた。はっきりとした明白な口調は、彼の目的を明らかなものにしていた。記憶力は優れており、深い理解力を備えていた。ムハンマドは、思考力を備えていると同時に、行動力もあった」

ダベンポートは、『コーランとムハンマドの御前での懺悔』という著書の中で、すべての預言者の美徳について、このように述べています。
「ムハンマドは、この世の表面を覆う幕の背後にある真理を見出していた。彼は知性と洞察力、見識を身につけており、人類救済の最も至高な計画をもたらした。実際、ムハンマドの宗教と知性の合致により、世界の人々はこの宗教の精神的、物質的な恩恵を受けたのである」

 

Add comment


Security code
Refresh