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2015/08/30(日曜) 17:20

西洋の思想家が見る預言者ムハンマド

西洋の思想家が見る預言者ムハンマド

イスラムの預言者に対する西洋の思想家の見解についてお話してきたこの番組も今夜で最終回となります。西洋は歴史の中で、イスラムとその偉大な預言者に親しんでいなかったことから、イスラムと預言者に対する無数の圧制を行ってきました。今もヨーロッパをはじめとする西洋では、イスラムに対する憎しみのこもった偏った見方が存在します。『ムハンマドの信者の宗教』の著者は、このように述べています。


「間違いなく地球上で、敵が最も醜い形で表現し、憎しみを向けられている宗教があるとすれば、それはイスラムである」

イスラムと預言者に対する敵意は、現在、無知で悪意を持った人々によって追求されています。預言者に対する西洋人の中傷はときに西洋とイスラム世界の間の激しい衝突に変わっています。こうした中、真理を追求する賢い人間はそれとは異なる見方をしています。西洋の多くの賢者は、公正な精神、そして知性と思想の恩恵を受けることで、神の預言者の清らかな人物像に非常に肯定的な見方を持っており、その業績を称えています。おそらくこのために、預言者は「知性よりも美しいものはない」と述べているのでしょう。

最終回の今回は、これに関する西洋の思想家の発言を取り上げてみましょう。彼らは、歴史の深い暗闇の中で、ムハンマドは輝く星のように地平線に姿を現し、無知や迷信が人類に影を落としていたとき、その人物は唯一神と正しい道を伝えるメッセージを世界に広めた、としています。

近代の歴史家、バルトレミー・サン・ヒラーは次のように記しています。
「イスラムの預言者は、知性や理解力、信仰心、慈悲、公正の点からその当時の誰にも勝っていた。彼が樹立した政府は、道徳に基づいており、広めた宗教を受け入れた民族にとっての大きな恩恵と見なされている」

フランスの偉大な思想家、ジャン・ジャック・ルソーは、預言者の政治的な洞察力と聡明さに関して、次のように述べています。
「預言者ムハンマドは統治に関して、非常に正しい理解を有しており、自らの政治的な体制を宗教体制と一致させた。後継者の時代にも、彼の政府の構造や価値が維持されている限りは、統一された政府を持ち、より良い形で運営されていた」

西洋の思想家の中で、誰よりもムハンマドの宗教の躍動性と豊かさについて語った人物にジョージ・バーナード・ショーがいます。彼は次のように予言していました。
「近い将来、イスラム教は世界的で包括的な宗教となるだろう。世界の人々は精神性や知性を中心にした人生を追い求めているが、この精神性は、イスラム以外のほかの宗教の中では見出すことはないだろう。イスラムは、様々な変化を自らに引き付け、あらゆる時代に応用することのできる特徴を有する唯一の宗教だと考える。私は、預言者ムハンマドの宗教に関して、彼の宗教はヨーロッパ人にも受け入れられると予想した。ヨーロッパで今日、その受け入れが始まっているように」

イギリスの有名な学者であるバーナード・ショーは、さらに次のように記しています。
「ムハンマドは最も偉大な預言者である。彼が現代の世界を統治していれば、人類のすべての問題は次々と、彼の賢明な措置によって解決されていただろう。私は、ムハンマドの宗教が人類のあらゆる時代に適し、あらゆる人間の注目を集めることができる唯一の宗教だと考えている」

バーナード・ショーはまた次のように語っています。
「私はムハンマドの人生と業績を詳しく研究した。私の考えでは、彼はキリストに反するものではなく、むしろ人類の救世主と呼ぶべきだろう。もし彼のような男性が新たな時代において統治を行えば、人類の問題を解決するために、平和と友好を用いただろう。彼は地球上で最も崇高な人物である。彼は人類を宗教に導き、一つの文明を築いた。道徳を植え付け、生きた力強い社会を作り出し、彼の教えを実行に移した。彼は人間の思想と行動の世界を永遠に、そして完全に変化させた。その人物こそがムハンマドである。彼は西暦570年、サウジアラビアで生まれた。イスラムに導く彼の託宣は、40歳のときに始まり、63歳で生涯を閉じた。預言者であった23年間、人々を唯一の神の崇拝に導いた。彼はヒジャーズの人々を部族の争いから解放し、団結と統一に向かわせた。彼は人々を放蕩から禁欲に、無法状態から秩序ある生き方に、堕落から道徳の最も高い基準に導いた。人類史において、イスラムの預言者の前にも後にも、このように完全な変化は存在しなかった」

有名な作家のラマルティーヌは、このように語っています。
「目的の大きさ、道具の少なさ、驚くべき結果への到達が、人類の賢さをはかる基準だとしたら、現代史の偉人たちにムハンマドに匹敵するものはいるだろうか。最も名の知れた人々は、軍隊、法律、政府を作った。彼らが築いたものが取るに足らないものでないとしても、彼らは多くが崩壊する物質的な力だけを築いたというべきだろう。しかし預言者ムハンマドは法律、統治、人々、王朝だけなく、世界中の数百人の人々を変化させた。彼は礼拝所、神、思想、心や本質を変化させた。彼の勝利までの忍耐、信条を広めるための高い志、神秘主義的な礼拝、神への祈祷はすべてが固い信仰の現われである。ムハンマドは宗教の師、社会の改革者、精神的、道徳的指導者、友好と忠誠心の表れ、善良な同胞、愛すべき夫であり優しい父であった。すべての美徳を備えていた。歴史の中で、こうした人生の様々な側面において、彼ほどの、そして彼よりも優れた人物はいない。その人物だけが、このような信じられないほどの極致を極めていた」

18世紀から19世紀のフランスの天文学者で数学者でもあるラプラスは、このように述べています。
「私は天啓の宗教を信じていないが、ムハンマドの宗教と彼の教えは、人間の生きかたにおいて社会的なモデルである。このため、彼の宗教とその賢明な教義の出現は、非常に価値のあるものであり、人類はムハンマドの教えを受け入れるべきだと思う」

この番組では、西洋の思想家の見解の一部を取り上げてきました。その中で、人間を導く上での預言者ムハンマドの大きな影響と精神の偉大さが提示されました。イギリスの学者、マックス・ミュラーは、このように語っています。
「近い将来、キリスト教徒はムハンマドがキリストの教えや宗教を認めるものの一人であることを理解する。そのとき、彼らは過去数百年の宗教の名のもとに犯してきた罪や敵意を恐れるであろう」

それでは番組の締めくくりに、コーランから見た預言者ムハンマドをご紹介いたしましょう。コーラン第21章アルアンビヤー章「預言者」第107節には、次のようにあります。
「そして我々は、あなたをただ世界の人々に慈悲をかけるものとして遣わした」
慈悲とは、憐れみ、僕たちに善をもたらすこと、彼らを悪から守ること、最終的に彼らの幸福のことです。言い換えれば、神の慈悲は広大なものであり、すべての創造物に注がれるものです。預言者に関する節の中で指摘されている慈悲は、幅広く包括的な神の慈悲と同じものなのです。

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