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2015/03/29(日曜) 15:05

ハメダーン、貴重な史跡

ハメダーン、貴重な史跡

これまでの番組でお話したように、ハメダーンは、歴史の古さやその重要性により、非常に貴重な史跡を有しています。これまでの番組ではその一部をご紹介しました。ハメダーンの歴史的な建物の一つに、アラヴィヤーンドームがあります。

これは12世紀のセルジューク朝時代に属する建物で、ハメダーンのイスラム期の貴重な建物と見なされています。この建物は、最初、アラヴィヤーン派の一族によってモスクとして建てられ、その後、地下室が作られ、一族の墓となりました、この建物はかつて、ドームを有していましたが、時が経過する中で、そのドームは崩れ落ちました。その一方で、アラヴィヤーン派の二人の長老がこの建物に埋葬され、それがアラヴィヤーンドームの名前の由来となっています。この史跡は、数多くのコーランの節が書かれた石碑を有し、様々なレリーフと幾何学模様の装飾により、建築の傑作、斬新な建造物の例と見なされており、イランの最も美しい史跡の一つとなっています。

アラヴィヤーンドームは、四角形でその角は尖って、星型のようになっています。この墓の壁は、ドームがかけられる場所まで残っていますが、ドーム自体は崩れ落ち、なくなっています。アラヴィヤーンドームは、レリーフとレンガ細工の点で、イスラム期中世における貴重な作品となっています。この建物は、12.8×12.5メートルの低面積に、11.5メートルの高さを持った四角形の建物で、直径およそ2メートルの高さ9.5メートルの4つの柱が、建物の四つ角に立っています。背の高い入り口は建物に特別な威厳を与えています。入り口の上部と長方形の内部には、互いに絡み合う草花を含む蜂の巣状の浮き彫りが美しい形で現れています。建物の外部にはクーフィク体で書かれた、コーランの節を含む浮き彫りの石碑が見られます。ドーム上の前面も三角形や星型の浮き彫りにより、斬新に装飾されています。建物の入り口の床は、外部の壁や周囲の地面と比べて高い位置にあり、現在7段の階段で内と外が繋がれています。

ハメダーンのジャーメ・モスクもまた、ハメダーンの歴史あるモスクの一つで、その特徴、建築、碑文に注目すると、1838年以降に属するものです。ジャーメモスクは、町の中心部にある広場の近く、バザールのそばにあります。このモスクは、ガージャール朝の傑作のひとつであり、中央に長方形の敷地を持ち、南、東、北のそれぞれにテラスがあり、幾つかの礼拝所、メーンのドーム、小ドーム、6つのミナレット、幾つかの小部屋を含んでいます。礼拝所は小ドームの西側にあり、32本の石とレンガ造りの柱を有しており、石の柱とドームが見事に調和されています。それは広大で明るい空間を生じさせています。

モスクの南側には、高い位置にあるテラスがあり、レンガやシンプルなモザイクタイルで作られており、その上にはターコイズブルーのタイルで飾られた、アッラー、預言者、そして彼の一門の名前が見られます。ドームは比較的大きく、二重となっています。このドームは美しく見ごたえのある入り口を有しています。西側には、蜂の巣状の浮き彫りが施された入り口と、高さのあまりない冬用の小さな礼拝所があります。東側はあまり残されていません。このモスクは3つの入り口を持ち、どれもが特別な美しさを有しています。ジャーメモスクの主要な礼拝所には11の並びに5本ずつ、計55本の柱が見られます。この礼拝所の上に置かれているレンガ造りのドームでは、下の部分に黄色のタイルの碑文を目にすることができ、コーランの節が美しいソルス体の文字で書かれているのが見られます。現在、モスクには3つのテラス、2つの礼拝所、レンガ造りのドーム、広い境内があり、その中央には大きな池があります。今日、このモスクでは、日常的な礼拝、金曜礼拝、その他の宗教儀式が行われています。

ハメダーンの町にあるこの他の重要な見所に、イラン自然史博物館があります。この博物館は、ブーアリースィーナー農業大学の中にあり、大学の科学、教育調査、研究を目的に1972年に設立されました。ハメダーン自然史博物館は、国際的なスタンダードとして設計、完成され、イランのみならず、中東や世界レベルの建物となっています。この博物館は現在、複数のホールを持ち、面積は2000平方メートル、研究のための空間や講演のためのホール、専門図書館を備えています。この博物館には、イランや世界各地の動植物の貴重なサンプルがおさめられており、見学者を昔と今の海底から山までの世界に誘っています。研究者にとって貴重な国内の資料の一つであるとされるこれらのサンプルの中には、数千もの草食動物や鳥類、ハチュウ類、昆虫、水生生物などの化石や生きたサンプルが含まれています。

それでは次に、ハメダーンの伝統工芸についてお話しすることにいたしましょう。ハメダーン州は、イラン国内の手工芸で有名な地域であり、中でも陶器製造が世界的に重要な産業と成っています。この種の手工芸は消費されるものに加えて、芸術的な特徴を持つものもあり、その特徴はデザイン、模様、色使いに現れています。ハメダーン州の最も突出した伝統工芸は、陶磁器製造であり、その中心はラールジーンで、ハメダーン市から30キロ離れたところにあります。ラールジーンの陶器製造は、700年の歴史を有しています。この地域の土の質が陶器製造に最良のものであることから、ラールジーンは昔からイランの陶磁器産業の中心となっていました。ラールジーンの陶磁器は、食器、ジョッキやコップ、灰皿、ランプ立て、花瓶、彫像、装飾品など様々で、非常に精巧に作られており、イランの最も美しい陶器作品として、市場に供給されています。ラールジーンで製造された陶器の10%から15%が州内で消費され、残りがイランの各地に送られたり国外に輸出されています。

陶磁器産業のほか、絨毯、皮革、毛皮のコート、ガラス細工、木工細工などの手工芸があり、これらはハメダーンで昔から行われ、有名な伝統工芸となっています。ハメダーンでは昔から木材を使った伝統工芸が行われており、ハメダーンの職人の半数は、木工製品の職人となっています。この州では、木工細工と象嵌細工が有名で、ここ数年非常に注目されています。

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