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2015/08/03(月曜) 21:35

クルド人の結婚の儀式

クルド人の結婚の儀式

クルド人は現在、イラン西部のコルデスターン、ケルマーンシャー、イーラーム、西アーザルバイジャーン、北東部の北ホラーサーン州で暮らしています。今回の番組ではクルド人の結婚の儀式についてお話しすることにいたしましょう。

 

クルド人の結婚式は、彼らの文化的な特徴に注目すると、イランの他の地域とは異なっています。結婚式の方法も、イラン各地のクルド人の間、町や村では違いがあります。ここではクルド人の結婚式で共通した部分についてお話しすることにいたしましょう。

クルド人の最も甘美な祝祭の一つが、結婚式です。コルデスターン州の結婚式で知られているもの、多くが本番の結婚式が行われる前の伝統的な夜の集いに関するものです。この夜の集いはかつては新郎新婦の家族の金銭状況に応じて、3晩から7晩続けて行われていましたが、現在では1晩か2晩となっています。

若い男女の結婚はまず初めに、求婚の儀式から始まります。この中では、結婚資金や花嫁のための金や衣装の購入、婚約や結婚式の日取りについて話し合いが行われます。求婚式には通常、年長者や長老が出席します。両家が合意すると、皆でお菓子を食べる集まりが開かれます。この集まりでは、指輪の他花嫁に衣装が贈られ、特別な儀式の中で、正式に婚約が発表されます。

婚約式の後に、結婚式が行われます。結婚式は婚約式と同時に行われることもあり、またその後に行われることもあります。結婚式が行われるまでは花嫁は花婿の家に行きません。断食明けの祝祭や犠牲祭、新年を祝うノウルーズには花婿の家族から花嫁に贈り物が届けられます。その贈り物は通常はお菓子、花、布、金貨となっています。

結婚式の日が近づくと、両家がそれぞれ夜会を開き、親族を招待します。それほど遠くない昔、この夜会に合わせて、結婚式の前の晩にヘンナ染めが行われていました。両家の若い娘たちや花嫁の友人たちが集まって、花嫁や自分たちの腕にヘンナで模様を描きます。この集まりは現在、都市部では行われなくなっていますが、村落では今も行われています。

この他、結婚式の前には、嫁入り道具が花婿の家に届けられます。この嫁入り道具には、生活に最も必要とされる道具が含まれ、花嫁の家族から贈られるものです。またこれと同時に、花婿や彼の家族に贈り物が届けられます。

クルド人の男女は祝祭にて、特に結婚式に地元の美しい衣装を身につけて参加します。結婚式では、地方の楽器が演奏され、クルド地方のダンスが踊られ、非常に楽しい雰囲気の中で行われます。パーティーでは客人がお祝いとしてその家の人に金銭を渡します。新郎新婦がその集まりに参加すると、多くの金銭が集められ、それらは新郎新婦への贈り物となります。

夜の集まりが終わると、結婚式の日が訪れます。この日にも、祝祭が続けられ、客人には昼食が振舞われ、花婿は若い男女を伴って、花嫁の家に向かい、お茶とお菓子を食べた後、花嫁の両親の許可を得て、彼女を家につれて帰ります。ここで出席者たちの喜びはピークに達します。花嫁が花婿の家に到着したとき、花婿の母と親類がお菓子やコインを投げて、花嫁を歓迎します。村落では、馬に乗って曲芸を演じたり、音楽を演奏したりして花嫁を歓迎します。

コルデスターンでは、結婚式が終わり、1週間が過ぎると、結婚式の客人たちが再び新郎の家に集まり、さらに小さな儀式を行います。主に現金と金貨を含む贈り物が新郎新婦に贈られます。この贈り物は若い夫婦の生活を形作るのを助け、結婚式の費用を補うために渡され、各人が誰よりも価値観の高い贈り物をしようとします。
アナ2
結婚式はクルド人の間で喜びに溢れる中、皆に歓迎されて行われるため、離婚は好ましいものとはされていません。

クルド人の結婚式をご紹介した後は、この地域における人々の協力についてお話しすることにいたしましょう。コルデスターンでは集団による協力が深く根付いており、このような諺があります。
「悲しみと喜びは共通のもの」
このため、この二つの出来事においては、すべての村が共通の反応を示します。農作業においても農民の一人に問題が生じれば、彼の作物を収穫し、農作業を代わりに行います。通常その地域の人すべてが彼を手伝います。この支援に対して金銭の支払いは生じません。貧困や病気、突然の不幸や生活に困難が生じた際にも助け合いが行われ、各人ができる範囲で困難に直面している人を支援するのです。

 

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