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2015/12/19(土曜) 21:53

ヤズドの人々の風俗習慣(3)

ヤズドの人々の風俗習慣(3)

前回の番組では、ヤズドの人々の風俗習慣についてお話し、イラン人の発明したカナートと呼ばれる地下水路についてお話しました。今回もこの地域の風俗習慣をご紹介することにいたしましょう。

 

遠い昔から、イラン全土では砂糖を使った様々なお菓子が作られてきました。ヤズドではお菓子の製造が盛んで、それは一種の伝統や芸術と見なされています。特別な技量の要るヤズドのお菓子製造には、最高品質の原料が使用されています。この町で作られたお菓子は、イラン各地で食べられているだけでなく、多くの人々によってお土産としてイラン国外にも届けられています。

ヤズドのお菓子としてよく知られているものには、ゴッターブ、バグラヴァ、ソウハーン、パシュマク、ハージーバーダーム、アーブナバート、ノグルなどがあり、ヤズドの結婚式やパーティーでお菓子がたくさんのせられたお皿を目にすることができます。

それでは次に、この地域のスポーツについてお話しすることにいたしましょう。地域の文化の維持と復興には、地元の競技が重要な役割を担っています。

ヤズドではこれまで30種類以上の地元の競技が確認されており、イランの伝統競技の5分の1を占めています。ヤズド州の地元のスポーツの中で、子供たちの間で何よりも綱引きがよく行われています。

とくにバーフグ、メイボド、バハーバードといった町で広まっている地元の遊びの一つに、タルーネ遊びというものがあります。タルーネは首や腰に巻くショールのことで、遊ぶときにはその中央をとって互いにより合わせ、それを跳んで遊びます。この遊びには10人以上が参加し、この中から二人が巨匠に選ばれます。

この他、ヤズド州の有名な伝統的な遊びに、キャマルケシーと呼ばれるものがあります。この遊びではまず二人が列の先頭に立ち、向かい合って手をとります。そして二つのグループに分かれて前の人の腰をつかみ、強く引っ張ります。この遊びでは相手側を決められた線から出した方が勝ちとなります。

ヤズドとその周辺の村には、5000人を超えるゾロアスター教徒が暮らしており、多くの聖地がヤズドの周辺にあります。ここからイランのゾロアスター教徒の風俗習慣についてお話することにいたしましょう。

イランのゾロアスター教徒は、イランの憲法に基づいて宗教の少数派として特別な擁護を受けています。これらの人々は宗教や個人的な活動においても自由で、彼ら独自の慣習を行っています。イランのゾロアスター教徒は、イランの人口全体に比べると非常に少数であるにもかかわらず、他の宗教の少数派と同じように国会に議席を持ち、イランの社会的、文化的に様々なレベルで活動を行っています。彼らは宗教の特別な儀式を自らの聖地で行い、一部の儀式を行う際に、他の国からも客人を受け入れています。

ゾロアスター教徒の宗教儀式の中で、ハーニーと呼ばれる祝祭があります。毎年3月の26日あるいは27日になると、ゾロアスター教徒は明るい色の服を着て、ゾロアスターの誕生を祝います。彼らは聖地に赴き、祈祷を捧げます。この儀式が終わるとクワの実、アンズ、桃、イチジクなどのドライフルーツとアーモンド、ピスタチオ、クルミなどのナッツを混ぜたものを参加者に配ります。ゾロアスター教によれば、開祖のゾロアスターは紀元前3600年に、イラン北西部にあるアーザルバイジャーン地方のタフテソレイマーンで生まれ、40年後、現在のアフガニスタンのバルフで暗殺されました。

ゾロアスター教徒は毎月祝祭を行います。ひと月の30日それぞれに名前をつけ、その月の呼び名がその中の一日の名前と重なった月を祝っています。これらの祝祭の他にもサデ、メヘレガーン、ノウルーズなどの祝祭があります。

それでは番組の最後に、ゾロアスター教徒の結婚式の伝統についてお話しすることにいたしましょう。ゾロアスター教徒は求婚の際に、7人の人が砂糖、ザクロ、タイム、ノグルと呼ばれる砂糖菓子を包んだ緑の布を女性の家に運びます。この行為は「この家族の娘を選んだ」という意味を含んでいます。また、この儀式では女性の家族によって求婚に対する返答が出されます。もし求婚が受け入れられれば、双方は互いにお菓子を持って行き、すべての親戚にも配られます。こうして求婚の儀式が行われ、その中で2つの指輪が用意されます。この中で、指輪が渡されると共に、それぞれの家族から二人に贈り物が贈られます。婚約式も7人の証人の出席によって行われます。ゾロアスター教徒の儀式において7という数字は聖なる数字と見なされています。

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