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ペルシャ民話の園
2013/10/09(水曜) 19:36

ヒーラール王

今回のペルシャ民話の園は、インドの昔話、ケリレとデムネから、「ヒーラール王」のお話です。 昔々のこと。遠くの国に、ヒーラールという名の王様がいました。ヒーラール王はある晩、悪夢にうなされて飛び起き、周りを見回しました。不思議な、そして恐ろしい夢でした。日が昇るまでずっと、恐怖が消えませんでした。何かが起こる前兆でしょうか?それとも、唯の恐ろしい夢に過ぎなかっ …
2013/09/01(日曜) 20:07

アラブの男と犬

昔々のこと。一人の男が、砂漠を歩いていたときのことでした。突然、道端に座り、声を上げて嘆くアラブの男に会いました。男は思いました。「このアラブの男は何者だろう? 何か悪いことがあって、こんなに泣いているのだろうか」。旅の男は、アラブの男に近づき、彼の目の前に立ちました。アラブの男があまりに泣いているので、男の心は痛みました。アラブの男に泣いている理由を聞き、 …
2013/08/20(火曜) 23:16

為政者と二人の息子

昔々のこと。あるところに高齢のため、老いて無力になった為政者がいました。この年老いた為政者には2人の息子がいましたが、どちらも勇敢で剣術に長けており、また優れた知識を持っていました。年老いた為政者は、自分の死後、息子たちが、統治を握るために、互いに争いを始めることを知っていました。そのため、死ぬ前に彼らの未来を明らかにしておくことにしました。こうして、領土を …
その昔、一家の父親は、息子が怠け者にならないよう、手に職をつけさせるため、彼らを市場や職場に連れて行っていました。そうして、息子たちは仕事を覚え、収入を得たり、貯金をしたりすることができました。そんな時代のこと、あるところに、非常に怠け者の少年がいて、あらゆる仕事を嫌っていました。そのため、父親は、息子を、当時最も厳しい仕事とされていた鍛冶屋の仕事につかせる …
2013/07/10(水曜) 20:06

猟師

あるところに、一人の猟師がいました。この猟師は、弓と矢をかついで茂みを歩いていました。疲れ果て、顔には汗が吹き出ていました。猟師は立ち止まり、弓と矢を地面において顔の汗をぬぐいました。周りを見回しましたが、獲物は見当たらず、空には一羽の鳥もいません。猟師は不平をもらしました。「今日はついていない。動物たちは皆、一体どこへ行ったのだ?」。猟師は仕方なく、戻るこ …
2013/06/26(水曜) 20:47

カモたちとカメ

昔々のこと。山の麓に広がる美しい草原に、大きな湖があり、そこに一匹のカメと二羽のカモが住んでいました。カメは全く危害を加えない生き物だったため、カモたちはカメと仲良しになり、湖で泳ぐのに疲れると、岸辺に行って、いろいろなことについてカメと話をしていました。こうした付き合いが続いてからしばらく経った頃、その年は雨が少なく、湖の水が干上がり始めました。カモたちは …
2013/05/13(月曜) 21:41

ラクダと牛とヒツジ

昔々のこと。広大な砂漠を、ラクダと牛とヒツジが一緒に歩いていました。彼らは、自分たちの若かりし頃について話し、互いに楽しかった思い出を語り合っていました。それは春のある穏やかな一日でした。この3匹の古い友人たちが歩いていると、突然、非常においしく、その砂漠では滅多に見ることのできない草を見つけました。この3匹は、その草を見て大変喜びました。ラクダは言いました …
昔々のこと。あるところに怠け者の男が住んでいました。この男は、今日の仕事は明日、明日の仕事はあさってという具合に、いつもやるべきことを先送りにしていました。男の怠け癖は並大抵のものではなく、簡単に済ませられる些細な仕事も先送りにし、いつも自分にこう言い訳していました。「今はやめておこう。時間はたっぷりある。後でやればいいさ!」 そして些細な仕事が積もりに積も …
2013/04/29(月曜) 17:43

庭師と鳥

昔々のこと。あるところに、美しく手入れされた庭を持つ、センスのよい庭師がいて、そこで香りのよいきれいな花をたくさん育てていました。彼は年を取っていましたが、毎朝、日が昇る前に庭を歩いては、朝の新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込んでいました。庭師は、朝早く、緑の芝生や草花を眺めては、その香りを楽しんでいたので、いつも活力に満ちた明るい表情をしていました。そのため、 …
2013/03/14(木曜) 00:30

亀とさそり

昔々のこと。亀とさそりが仲良く暮らしていました。そんなある日、彼らが住む場所である出来事が起こり、生活が脅かされたため、彼ら別の場所に移住せざるを得なくなりました。亀とさそりは一緒に旅立ち、しばらく歩いたところで川にたどり着きました。さそりは川を見ると、その場に立ち止まり、亀に言いました。「ほらね、僕はなんて運が悪いんだ」。亀は言いました。「どうして?どうし …
2013/03/07(木曜) 00:32

賢い若者

昔々のこと、父親が将校であった一人の賢い若者がいました。彼は芸術的な才能と豊かな教養を持ち合わせていました。彼の賢さを認めていた王は、彼に重要なポストを任せていました。善良なこの将校は、その賢さゆえに、何をやっても成功し、王とその側近たちは、彼の未来は明るいものだと見ていました。この若い男は、誰に対しても敬意と善良さを持って接していたため、誰からも愛され、尊 …
2013/02/24(日曜) 18:06

格闘技の選手

昔々のこと。一人の年老いた格闘技の選手が暮らしていました。彼は、格闘技の技術にかけては他を寄せ付けず、彼に匹敵する者は誰もいないほどでした。多くの著名な勇者たちを地面にたたきつけ、格闘技の師匠の座にたどり着きました。この年老いた格闘技の選手は、360もの重要な技術を習得し、その一部を弟子たちにも教えていました。彼は閑静な場所で若い格闘家を育成し、自分で試合を …
2013/02/07(木曜) 19:48

ウサギたち

昔々のこと。森の中に、澄み切った冷たい泉があり、その周囲にはウサギたちが住んでいました。ウサギたちは、のどが渇くたびに、泉に行って、その水を飲んでいました。彼らが穏やかな生活を送っていたある日のこと。象の一団が森にやってきました。象たちは毎日、泉にやって来てはその水を飲んでいました。ウサギたちは象の出現を快く思っていませんでした。なぜなら、もう好きなときに泉 …
2013/01/17(木曜) 21:35

ハトたちと判断

昔々、2羽のハトが、畑の傍らで幸せに暮らしていました。春、雨がたくさん降ったとき、メスのハトが夫に言いました。「この巣も随分湿ってしまって、住みにくくなってしまったわ」。夫は答えました。「もうすぐ夏が来て、暑くなるだろう。大きくて倉庫もある、このような巣を作るのは大変な作業だ」。そこで2匹のハトは、それまで住んでいた巣に留まることにしました。こうして夏がやっ …
昔々のある日のこと。当時、甘い言葉を巧みに操るイランの詩人、サアディは、いつも町から町へと旅を続けていました。あるとき、歩いて旅をしていたときのことです。ラクダの足跡を見つけました。そこで、彼よりも先に、ラクダがそこを通ったことを悟ったのです。もう少し進むと、道の傍らにシロツメクサの広がる野原が見えました。その野原の左側の一部が食べつくされ、右側は全く手がつ …
2012/12/20(木曜) 20:45

仕立て屋と若者

昔々のこと。一人の仕立て屋が暮らしていました。この仕立て屋は、人々が服を縫ってほしいと持ってくる布の一部を、いつもこっそりと盗んでいました。人々も、この仕立て屋が、布の一部を盗んでいるのを知っていましたが、誰もそれを証明することができませんでした。なぜなら彼はいつも客の前で、寸法を測り、布を裁つ際にそれを行っていたからです。ずるがしこいやり方で布の一部を盗ん …
2012/12/02(日曜) 19:43

「カラスとシャコ」

昔々のこと。ある山の裾野に、野生の鳥たちが暮らしていました。カラスは、別の鳥たちの近くの木の上に、巣を作っていました。シャコの巣もそこにありました。この近所同士の2羽の鳥は、とても仲が良く、多くの時間を共に過ごしていました。ある日のこと。シャコはたった一人で荒野へと出かけ、それっきり帰ってきませんでした。シャコがいなくなってから数日がたつと、カラスはシャコに …
2012/11/20(火曜) 21:30

「ヒーラール王」

今回のペルシャ民話の園は、インドの昔話、ケリレとデムネから、「ヒーラール王」のお話です。 昔々のこと。遠くの国に、ヒーラールという名の王様がいました。ヒーラール王はある晩、悪夢にうなされて飛び起き、周りを見回しました。不思議な、そして恐ろしい夢でした。日が昇るまでずっと、恐怖が消えませんでした。何かが起こる前兆でしょうか?それとも、唯の恐ろしい夢に過ぎなかっ …
2012/11/12(月曜) 18:02

「口のうまい男」

13世紀のペルシャ詩人、サアディの代表作、ブースターン・果樹園から、「口のうまい男」のお話です。 昔々のこと。あるところに、誰にも情けをかけることのない、非常にけちな男が暮らしていました。彼はいつも金を蓄えてはなるべく使わないようにし、他人を助けることもありませんでした。そんな男にも、たった一つだけ、よいところがありました。でも、その性質を悪用し、誤った使い …
2012/11/06(火曜) 00:31

アブドッラーと宝石

アブドッラーは、自分の宝石を眺め、それを優しく撫でました。彼はそれが好きでたまりませんでした。その中に、いくつか大きな美しい真珠があり、アブドッラーは毎日、何度もそれらを袋から取り出しては眺め、再び袋にしまっていました。それがアブドッラーの毎日の日課であり、真珠がなくては息もつけないような状態でした。 アブドッラーは、それらを撫でながら、それに穴を開けてみよ …
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