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ペルシャ民話の園
今回のペルシャ民話の園は、13世紀のペルシャ詩人、サアディの代表作「ゴレスターン・薔薇園」から、「詩人と盗賊のリーダー」のお話です。 昔々のこと。あるところに、町から町を渡り歩き、偉人たちを賞賛しては、いくらかの報酬を受け取り、やっとのことで暮らしを立てる詩人がいました。ある日のこと。詩人は盗賊の一団が暮らす村を通りかかりました。そこは盗賊の村だったのです。 …
今回も前回に引き続き、13世紀のペルシャ詩人、サアディの代表作、「ゴレスターン・薔薇園」から、「不治の病にかかった為政者」のお話です。 昔々、あるところに、不治の病にかかった為政者がいました。その国には、この為政者の病気を診断し、治療できる医者はいませんでした。そうしたある日、どんな病気でも治せると評判の医者がギリシャから宮廷につれてこられました。そして、こ …
今回のペルシャ民話の園は、13世紀のペルシャ詩人、サアディの代表作、「ゴレスターン・薔薇園」から、「不治の病にかかった為政者」のお話です。 昔々のこと。ある町の為政者が、不治の病にかかってしまいました。大臣や賢者たちが集まり、為政者の病気について話し合った上で、最高の医者を宮廷に招くことが決定されました。医者たちがやってきて、為政者を診察しました。しかし、ど …
2012/09/17(月曜) 20:24

純朴な青年

この番組の物語は、インドの昔話、「ケリレとデムネ」から、「純朴な青年」のお話です。 昔々のこと。ある村に、ガンバルという名の純朴な男が住んでいました。ガンバルは、町に出ることに決め、ある朝、徒歩で出発しました。道の両側には、背の高い緑豊かな木々が生い茂り、ガンバルはそこを歩いて進んでいきました。朝早く、非常に爽やかな空気がガンバルの心を癒していました。彼と彼 …
13世紀の神秘主義詩人、モウラヴィーの代表作、「精神的マスナヴィー」からのお話しです。 昔々、ある町に、財産を全く持たない貧しい男が暮らしていました。彼は働こうとせず、いつも誰かから金を借り、店からは後払いで商品を受け取っていました。こうしてとうとう、ある日、男に金を貸した人たちが耐え切れなくなり、町の判事に彼のことを訴えました。判事は貧しい男を捕らえ、投獄 …
それほど遠くない昔、それぞれの村には村長がいて、その人はハーンと呼ばれていました。村の人々は、毎年、苦労して収穫した小麦や大麦、果物の一部をハーンに差し出さなければなりませんでした。ハーンは村の絶対的な権力者で、思いのままに振舞うことができました。彼の周りには数名の家来のような人たちがいて、ハーンの指示に従い、村の人々に対して横暴に振舞っていました。こうした …
2011/01/16(日曜) 20:57

正義の結論は・・・?

昔々のこと。ある山の裾野に、野鳥たちが暮らしていました。1羽のカラスが、別の鳥たちの近くの木の上に、巣を作っていました。シャコの巣もそこにありました。近くに住むこの2羽の鳥は、とても仲が良く、いつも一緒に過ごしていました。ある日のこと。シャコはたった一人で荒野へと出かけ、それっきり帰ってきませんでした。シャコがいなくなってから数日がたつと、カラスはシャコに何 …
昔々、あるところに、多くの羊や牛を飼っている男がいました。しかし、男はけちな性格のために、自分で家畜を野原に連れて行き、放牧のために人を雇い入れるつもりはありませんでした。ある日、羊や牛を牧草地に連れて行くと、暗い雲が空にたちこめてきました。まもなく強い風が吹き、滝のような雨が降り始めました。男は牛や羊を集め、家に連れて帰ろうとしましたが、風や雨が強くてでき …
昔々、ある美しい大地に、野生の動物たちが生活していました。この動物たちと、そこにいたライオンとの間には、常に争いが絶えませんでした。なぜならライオンは、自分が、山と森と平原、そして全ての動物たちの王であると考え、彼らから何かを盗んだり、彼らに襲い掛かったりしていたからです。とにかく、ライオンは、森で生きる全ての動物たちを苦しめていました。そこで動物たちはある …
昔々のある日のこと。カラスは木の上に巣を作り、ワシは高い山の頂上に巣を作っていました。カラスはワシのように飛ぶことを心から望んでいましたが、その夢は叶いませんでした。毎日巣に座って、ワシが遠くの地平線を飛ぶのを眺めていました。ワシもまた、毎日、飛んでいるときに、自分を見ているカラスに気づいていました。 ある日ワシはこう思いました。「カラスのところに行ってみて …
2010/11/10(水曜) 17:51

商人と男の騙しあい

Normal 0 MicrosoftInternetExplorer4 /* Style Definitions */ table.MsoNormalTable {mso-style-name:"Table Normal"; mso-tstyle-rowband-size:0; mso-tstyle-colband-size:0; mso-style-nos …
昔々、ある町に、仕立て屋が住んでいました。彼は町の人たちのために、服を縫っていました。仕立て屋には、賢い弟子がおり、もう何年も一緒に仕事をしていました。仕立て屋の弟子は、非常にセンスがよく、師匠と同じように、すばらしい服を仕立てていました。彼が仕立てた服は、美しさ、正確さ、耐久性の点から、師匠のそれに劣りませんでした。しかし、速さの点では、師匠の足元には及び …
2010/10/18(月曜) 17:18

指導者の秘密

昔々、一人の有力な指導者がいました。彼には大きな秘密があり、彼を除いては誰もそれを知りませんでした。この指導者はいつも、誰か信頼の置ける人に自分の秘密を打ち明けたい、そしてそうすることで、悲しみを和らげたいと思っていました。とはいえ、親しい者に秘密を打ち明けたいと思うたびに、彼は不安になりました。なぜなら、もし人々が彼の秘密を知ってしまったら、名誉と威厳を失 …
昔々、二人の善良な人物が、自分たちが住む地域の人々から金を集め、貧しい家族に生活用品を買ってあげようと思いつきました。二人は近所の人々に、善良な人間として知られていたため、人々も彼らに協力し、できる限りのことをしました。二人が近所の家々を一軒ずつ回り、貧しく恵まれない家族のための資金集めは、順調に進んでいました。こうしてある家にたどり着いたとき、彼らが家の扉 …
2010/10/13(水曜) 18:38

高慢な男と修行僧

昔々のこと。自分の地位を悪用し、人々を苦しめる男がいました。男は人々を苦しめることにより、満足を得るような人間で、彼に苦しめられたことのない人間は、町には一人も存在しませんでした。かわいそうに人々もまた、男の地位の高さゆえに、そうした嫌がらせに抵抗したり、不平を口にしたりする勇気を持ちませんでした。誰も彼のすることに文句を言うこともできません。なぜなら、抗議 …
昔々のこと。力強い若者が砂漠を横切っていると、突然、恐ろしい声が聞こえてきました。若者が近寄ってみると、そこには大きな竜につかまった熊がいました。若者は熊がかわいそうになり、近寄っていくと、剣を抜き、一突きで竜を倒してしまいました。竜の手から逃れた熊は、若者に興味を持ち、その力強い若者が行くところへはどこへでも、ついていきました。少しずつ、熊の愛情と忠実さが …
昔々のこと、今と同じように、猫はねずみの天敵で、猫はねずみを見つけると必ず、それを食べてしまいました。ある大きな家に、たくさんのねずみが巣を作っていました。しかしその家には凶暴な猫も暮らしており、ねずみにとって、暮らしは非常に困難で死と隣り合わせのものでした。猫を恐れるあまり、巣から顔を出す勇気のあるねずみはいませんでした。なぜなら、顔を出したが最後、すぐに …
昔、美しい鶏が一羽、畑で暮らしていました。この鶏は美しい声を持ち、時折、その自慢の声を披露していました。誰もがこの雄鶏の声に聞きほれていました。そう、ずるがしこい狐を除いては。 狐はいつも、遠くから雄鶏を観察し、その動きを伺っていました。そしていつも、こう思っていました、「どうにかして美しく声の良い鶏を食べてやる」。狐は鶏を捕らえるために、たくさんの計画を立 …
ある日のこと。泥棒が果樹園に忍び込みました。果樹園が広く誰もいないのをいいことに、木によじ登り、果物をもぎ取り始めました。そのときです。果樹園の持ち主がやってきて、泥棒が木の上で果物を盗んでいるのを見つけました。そこで、果樹園の持ち主は木の下にやって来て叫びました。「何をしているんだ!」 泥棒は彼が果樹園の持ち主だとはつゆ知らず、彼に向かって言いました。「見 …
昔々のこと。ある日、若いネズミが、大きな野原を通り過ぎました。このネズミは、非常に醜い性質を持っていました。いつも、自分は世界のどのネズミよりも強く賢いと考えていたのです。彼は周りが全く見えておらず、非常に利己的で傲慢でした。若いネズミは、口笛を吹き、歌を歌いながら進んでいたとき、ふと、道の傍らで、草を食む一頭のラクダを見つけました。そのとき、利己的な若いネ …