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2015/12/20(日曜) 23:20

コーラン第26章 シュアラー章 詩人 第116節~第127節

コーラン第26章 シュアラー章 詩人 第116節~第127節

コーラン第26章 シュアラー章 詩人 第116節~第127節

 

慈悲深く慈愛あまねきアッラーの御名において

 

第116節~第118節

قَالُوا لَئِنْ لَمْ تَنْتَهِ يَا نُوحُ لَتَكُونَنَّ مِنَ الْمَرْجُومِينَ

قَالَ رَبِّ إِنَّ قَوْمِي كَذَّبُونِ

فَافْتَحْ بَيْنِي وَبَيْنَهُمْ فَتْحًا وَنَجِّنِي وَمَنْ مَعِيَ مِنَ الْمُؤْمِنِينَ

「彼らは言った。『ヌーフよ、もし[導きを]やめないのなら、あなたは必ず、石打ちの刑になるでしょう』 [ヌーフは]言った。『主よ、まことに私の民は私を否定しました。だから私と彼らの間を調停してください。そして私と、私に従う敬虔な人たちを[不信心者の悪から]救ってください』」 (26:116~118)

 

前回の番組でお話したように、預言者ヌーフが人々に、唯一神の信仰と敬虔さを呼びかけていたとき、反対者たちは、その信者たちの社会的な地位の低さを口実にしていました。彼らは言いました。「ヌーフに従う人々は、社会の低い階層の弱くて貧しい人々だ。だから私たちは信仰を寄せない」と。この3つの節は、ヌーフに反対する人々の怒りの激しさを示しています。彼らはヌーフに対し、導きをやめなければ石打ちにすると脅迫しています。一方で、反対者が信仰を寄せることへの希望を失っていたヌーフは、自分と反対者の間を調停して欲しいと神に求めます。それは、彼と敬虔な人たちが、反対者の悪から救われるようにするためでした。

 

第116節~第118節の教え

・暴力や殺害という手段で脅すこと、それは神の預言者に反対する人々が歴史を通して用いてきたやり方の一つです。しかし神の預言者たちが、そのような脅迫を恐れて正しい道からそれることはありませんでした。

・圧制者に対しては、神に助けを求めましょう。そして、道を開き、救いの手段を整えてくれるよう、神に祈りましょう。

 

第119節~第122節

فَأَنْجَيْنَاهُ وَمَنْ مَعَهُ فِي الْفُلْكِ الْمَشْحُونِ

ثُمَّ أَغْرَقْنَا بَعْدُ الْبَاقِينَ

إِنَّ فِي ذَلِكَ لَآَيَةً وَمَا كَانَ أَكْثَرُهُمْ مُؤْمِنِينَ

وَإِنَّ رَبَّكَ لَهُوَ الْعَزِيزُ الرَّحِيمُ

「そこで我々は、彼とその一杯の船に彼といた者たちを救った。それから残りの人々を溺れさせた。この中には明らかなしるしがある。だが彼らの多くは敬虔な人間ではなかった。まことに汝の主は、寛容で栄誉を持ったお方である」 (26:119~122)

 

コーランの別の節で読んだように、神は預言者ヌーフに大きな船を作り、全ての動物のひとつがいを乗せ、それから敬虔な教友たちと共にその船に乗るよう命じました。ヌーフの民に責め苦が下される時がくると、神の命によって大地から水が沸き立ち、空からは大量の雨が降り、たちまち大きな洪水が起こりました。ヌーフの船は大波にもまれ、そしてヌーフの反対者たちは皆、溺れ死んでしまいました。

 

明らかに、敬虔な人間が救われ、不信心者がそのようにして溺れ死んだことは、神の力のあきらかなしるしでした。しかし、ヌーフの民が、神のしるしを目にしてもなお、信仰を寄せず、神の怒りを買ったように、ヌーフ亡き後も、人々の多くは信仰を寄せなかったのです。

 

第119節~第122節の教え

・神は、預言者やイマームたちの祈りをかなえ、彼らを救ってくださいます。

・神の預言者の道からそれれば、消滅と滅亡が待っています。

・神は常に、真理を助け、敬虔な人間を救い、偽りや悪を滅ぼします。

 

第123節~第124節

كَذَّبَتْ عَادٌ الْمُرْسَلِينَ

إِذْ قَالَ لَهُمْ أَخُوهُمْ هُودٌ أَلَا تَتَّقُونَ

「アードの民も預言者を否定した。彼らの兄弟のフードは彼らに言った。『敬虔さを守らないのか?』と」 (26:123~124)

 

預言者ヌーフの後、コーランは、アードの民に遣わされたフードの使命に触れています。この民は、現在のイエメンの一部の地方で暮らしていました。この2つの節は次のように語っています。「アードの民も他の民と同じように神の預言者を否定し、彼らの導きを受け入れようとはしなかった。フードをはじめとする全ての神の預言者は見な、唯一の神を崇拝し、敬虔さを守るようにと言っていただけであったのに」

 

第123節~第124節の教え

・神の全ての預言者たちの導きの目的は一つです。そのため一人の預言者への反対は、全ての預言者への反対に相当します。

・預言者たちは、自らを、人々よりも上の立場にいる人間ではなく、人々の同胞と呼んでいました。それ自体、彼らが人々に対して謙虚で誠実、かつ優しく心を痛めていたことを示しています。

 

第125節~第127節

إِنِّي لَكُمْ رَسُولٌ أَمِينٌ

فَاتَّقُوا اللَّهَ وَأَطِيعُونِ

وَمَا أَسْأَلُكُمْ عَلَيْهِ مِنْ أَجْرٍ إِنْ أَجْرِيَ إِلَّا عَلَى رَبِّ الْعَالَمِينَ

「私はあなた方のための誠実な預言者である。だから神に服従し、私に従いなさい。私はこのことについて、あなた方から報奨を求めたりはしない。私に報奨をくださるのは世界の主のみ」 (26:125~127)

 

預言者たちは、人々の間で信頼できる人物として知られていました。彼らの行いは、その誠実さや正しさを証明するものでした。それこそ、人々が預言者の使命を受け入れる最良の下地だったのです。

 

フードもまた、ヌーフの言葉を繰り返しています。「人々よ、神に背いてはならない。人生の正しい道を知るために、私に従いなさい。そうすればあなたたちは幸福へと導かれる」 しかし、真理を受け入れようとしなかったフードの反対者たちは、様々な口実を設け、彼の言葉に従おうとはしませんでした。預言者フードは、彼らの口実を退けるため、はっきりとこのように語っています。「私はあなたたちに何も期待していない。だから私が名声や権力を追求していると考えないでほしい。私は神によってあなたたちを必要としてはいない。現世でも来世でも神の恩寵に希望を抱いている」

 

第125節~第127節の教え

・現世と来世の幸福に必要なのは、神とその預言者やイマームの教えに従うことです。

・宗教的、精神的な責務を果たすための秘訣は、純粋な心で無闇な期待をしないことです。

 

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