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2015/12/20(日曜) 23:26

コーラン第26章 シュアラー章 詩人 第128節~第136節

コーラン第26章 シュアラー章 詩人 第128節~第136節

コーラン第26章 シュアラー章 詩人 第128節~第136節

 

慈悲深く慈愛あまねきアッラーの御名において

 

第128節~第130節

أَتَبْنُونَ بِكُلِّ رِيعٍ آَيَةً تَعْبَثُونَ

وَتَتَّخِذُونَ مَصَانِعَ لَعَلَّكُمْ تَخْلُدُونَ

وَإِذَا بَطَشْتُمْ بَطَشْتُمْ جَبَّارِينَ

「あなた方は、あらゆる丘や高地に、気の向くままに高い建物を建てるのか?また、永遠に留まることを望んで、堅固な宮殿を建てるのか?またいつでも荒々しく横暴に振舞うとき、理不尽な人々と同じように行動するのか?」 (26:128~130)

 

前回の番組でお話したように、フードは、アードの民を導くために預言者として遣わされ、常に彼らを指導し、警告を与えていました。この3つの節は次のように語っています。「預言者フードに反対する人々は、安楽を求める裕福な人たちであり、自分たちを顕示するために、小高い場所に高い建物を建てていた。彼らはそこに住む必要もなく、ただ楽しみのためだけにそこを訪れていた。彼らは家や宮殿を建てる際、華やかさに溺れていて、この世に永遠に生きて、死が訪れることはないと考えていた」

 

アードの民の特徴として自己顕示や世俗主義といった性質を挙げた後、預言者フードは、彼らの別の醜い性質に触れ、次のように語っています。「あなたたちは互いを思いやることがない。誰かに対して腹を立てるときには、理不尽な人のように一線を超えて、他人に圧制を加える」アードの民は、残忍で暴力的な人々であり、小さな罪に対して非常に厳しい懲罰を科していました。

 

第128節と130節の教え

・宗教では、自らを顕示するような行いは全て非難されます。それがたとえ、芸術的な価値を持つものであっても変わりません。

・豪華な宮殿のような家を建てることにより、現世に執着し、来世を忘れてしまいます。しかし宮殿が人間に永遠性をもたらすことはありません。

・そのような家を建てることは、現世の他の事柄と同じように、浪費主義や自己顕示、怠慢や世俗主義など、遠ざけるべき害悪をもたらす可能性があります。

 

第131節~第134節

فَاتَّقُوا اللَّهَ وَأَطِيعُونِ

وَاتَّقُوا الَّذِي أَمَدَّكُمْ بِمَا تَعْلَمُونَ

أَمَدَّكُمْ بِأَنْعَامٍ وَبَنِينَ

وَجَنَّاتٍ وَعُيُونٍ

「そこで神に服従し、私に従いなさい。また、あなた方の知っていることによって助けてくださる神に服従しなさい。神は四足の動物や子孫によってあなた方を助けてくださった方。また庭園や泉[によっても]」 (26:131~134)

 

預言者フードがアードの民の好ましくない行動を批判した後、この4つの節は、神がその民に授けた恩恵を挙げ、神の命に抗わず、神の言葉に従い、幸福に至るようにと求めています。預言者フードの挙げる恩恵とは、彼らの周りにある具体的なものです。その恩恵とは、豊かな泉、果実の実る庭園、様々な農作物、また、食料にもなり、移動の手段にもなる家畜、また、農業や畜産業を営むための人材となる子孫たちです。

 

第131節~第134節の教え

・敬虔さから離れることは、個人や社会の問題、あらゆる腐敗の原因となります。そのため、神の全ての預言者の第一の指示は、敬虔さを守ることでした。

・敬虔さを守ることは、神から与えられた恩恵に感謝することです。もし神の幅広い恩恵に対して、それへの償いとなる行いをしないとしても、少なくともそれに背くことだけはやめましょう。

 

第135節~第136節

إِنِّي أَخَافُ عَلَيْكُمْ عَذَابَ يَوْمٍ عَظِيمٍ

قَالُوا سَوَاءٌ عَلَيْنَا أَوَعَظْتَ أَمْ لَمْ تَكُنْ مِنَ الْوَاعِظِينَ

「私はあなた方の偉大な日の責め苦を恐れる。[アードの民は]言った。『私たちに忠告を与えても与えなくても、私たちにとっては同じことです』」 (26:135~136)

 

この2つの節で、預言者フードは、全ての神の預言者が持つ、深い愛情という特徴により、自分に反対する人々に対してこのように語っています。「私が言うことは、あなたたちのためのものであって、私には何の利益にもならない。私はあなたたちの財産を欲しいとも思わないし、あなたたちより優れた地位を求めてもいない。私はあなたたちの運命・行いの結果を恐れているだけである。あなたたちは神の命に背き、厳しい責め苦に遭うだろう」 しかし、富と権力に酔いしれていた彼らは、フードの言葉について考え、その忠告を聞き入れる代わりに、それを無視してこのように言いました。「そんな無駄な苦労を背負うことはない。そのような言葉は私たちの耳には届かず、また少しも、私たちの心に響くことはない」

 

第135節~第136節の教え

・怠慢と傲慢さに陥った人々に対しては、たとえ彼らの心に真理の言葉が響かなかったとしても、忠告を与えなければなりません。

・真理を受け入れる心の準備がなければ、神の最高の僕の言葉ですら、その人に影響を及ぼすことはなく、受け入れられることもありません。

 

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