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2015/12/27(日曜) 20:36

コーラン第26章 シュアラー章 詩人 第188節~第197節

コーラン第26章 シュアラー章 詩人 第188節~第197節

コーラン第26章 シュアラー章 詩人 第188節~第197節

 

慈悲深く慈愛あまねきアッラーの御名において

 

第188節~第191節

قَالَ رَبِّي أَعْلَمُ بِمَا تَعْمَلُونَ

فَكَذَّبُوهُ فَأَخَذَهُمْ عَذَابُ يَوْمِ الظُّلَّةِ إِنَّهُ كَانَ عَذَابَ يَوْمٍ عَظِيمٍ

إِنَّ فِي ذَلِكَ لَآَيَةً وَمَا كَانَ أَكْثَرُهُمْ مُؤْمِنِينَ

وَإِنَّ رَبَّكَ لَهُوَ الْعَزِيزُ الرَّحِيمُ

「[シュアイブは]言った。『私の主は、あなた方が行うことをよりよく知っておられる』 だが彼らは彼を否定したので、雲の日の責め苦が彼らに下った。本当にそれは、恐ろしく偉大な日の責め苦であった。明らかに、その中には[神の力の]しるしがある。だが、多くの人々は信仰を寄せなかった。汝の主は、寛容で全能の方であられる」 (26:188~191)

 

前回の番組でお話したように、マドヤンの近くにあるアイケの人々は、預言者シュアイブは、理性とはかけ離れた言葉を話し、魔術をかけられているとし、彼が預言者であることを否定しました。彼らは馬鹿にするような口調でシュアイブに言いました。「あなたが神の側からそのような言葉を話し、神の命に反して行動すれば、懲罰が下るというのが本当であれば、この世で、天から大きな石を私たちの頭上に落とし、私たちにあなたが約束する懲罰を下してみるがよい」

 

この4つの節は、次のように語っています。「預言者シュアイブは、彼らに答えて言った。『神はあなたたちの行いを見て、知っておられる。そしてお望みの通りにあなたたちを扱われる。私はここで神があなたたちに懲罰を下すか、下すまいか、あるいはそれがどのような懲罰になるかについて全く関与していない』」 この節は続けて、次のように語っています。「神は厳しい責め苦によって彼らを滅ぼした」

 

言い伝えでは、彼らの責め苦の方法について、彼らの土地を灼熱の暑さが襲ったとあります。数日後、空に黒い雲が現われ、人々は、雨が降って気温が下がることを待ち望みました。しかし、突然、雲の間から稲妻が光り、木々を焼きつくし、アイケの人々に、灼熱の地獄がもたらされました。一方で、この稲妻と同時に激しい揺れが起こり、頑なな不信心者たちを飲み込んで滅亡させました。

 

シュアイブとアイケの人々の物語の終わりは、以前の預言者とその民の結末と同じものとなっています。この節は次のように語っています。「この頑なな民の滅亡には、多くの教訓やしるしがある。だが多くの人々は、そのしるしを見ても信仰を寄せない。彼らはまるで、神が愛すべき全能の方であり、真理に立ち向かえば滅亡に陥ることを知らないかのようである。とはいえ、神は、罪を悔い改める人々に慈悲をかけてくださる」

 

第188節~第191節の教え

・罪を犯した人々の懲罰の方法や程度について、私たちは意見を述べるべきではありません。神の預言者たちでさえ、それについては知らないと言い、それを知るのは神のみだとしていました。

・現世への執着により、人間は神の預言者に抵抗したり、彼らを否定したりします。しかし、神の預言者を否定すれば、現世でも来世でも、厳しい懲罰が待っています。

 

第192節~第195節

وَإِنَّهُ لَتَنْزِيلُ رَبِّ الْعَالَمِينَ

نَزَلَ بِهِ الرُّوحُ الْأَمِينُ

عَلَى قَلْبِكَ لِتَكُونَ مِنَ الْمُنْذِرِينَ

بِلِسَانٍ عَرَبِيٍّ مُبِينٍ

「まことに、これ[、コーラン]は、世界の創造主から下された。誠実な聖霊[であるジブライール]が、それを汝の心にもたらした。汝が警告者となるように。明らかなアラビア語で」 (26:192~195)

 

7人の神の預言者の物語と、反抗的で頑なな民の滅亡について述べた後、この4つの節は、次のように語っています。「過去の民のたどった運命についてコーランで述べられていることは、迷信でも伝説でもない。それは誠実な大天使ジブライールによって預言者の心に下された神の言葉である。ジブライールはその言葉を、そっくりそのまま人々に伝えた。彼らが神への反抗を恐れるように」

 

これらの節では、コーランがあらゆる逸脱を免れていることが強調されています。啓示の伝達者である大天使ジブライールは誠実な人物とされ、コーランが下された場所は、清らかな預言者の心だとされています。預言者は、心が受け取った事柄をそのまま口にしています。そのため、コーランは、あらゆる歪曲や曖昧さからはかけ離れており、雄弁さを兼ね備えているのです。

 

第192節~第195節の教え

・イスラム法の秩序は、創造の秩序と調和が取られています。言い換えれば、啓示を下し、人類の幸福のために宗教的な導きの法を制定するのは、世界を創造し、創造の秩序を打ち立てた存在と同じです。

・コーランは、神から下された啓示であり、あらゆる歪曲や逸脱を免れています。

・神のやり方とは、人々を導き、怠惰で迷った人々を目覚めさせるために預言者たちを遣わすことです。

 

第196節~第197節

وَإِنَّهُ لَفِي زُبُرِ الْأَوَّلِينَ

أَوَلَمْ يَكُنْ لَهُمْ آَيَةً أَنْ يَعْلَمَهُ عُلَمَاءُ بَنِي إِسْرَائِيلَ

「明らかに、それは先人たちの啓典の中に記されている。イスラエルの民の学者たちがそれ[コーラン]を知っていることは、彼らにとって明らかなしるしではないのか?」 (26:196~197)

 

この2つの節は、コーランが本物であることを示す理由の一つに触れ、次のように語っています。「メッカの多神教徒たちは、コーランの真性を疑うのであれば、ユダヤ教の学者に尋ね、彼らを通して、イスラムの預言者と彼の啓典のことが、ユダヤ教の聖典をはじめとする以前の聖典の中に記してあることを確かめるがよい」

 

当然のことながら、もしユダヤ教の聖典の中に、このようなことが記されておらず、ユダヤ教の学者たちがそれを知らなかったならば、コーランがそのようなことを主張し、預言者がそれを人々に読み上げる必要もなかったでしょう。なぜなら、そうでなければ、預言者が否定され、嘘つきと呼ばれることになるからです。

 

第196節~第197節の教え

・最後の預言者と彼の聖典であるコーランが現われるという知らせは、以前の天啓の書に記されてありました。

・コーランの多くの節の内容は、以前の聖典にも記されていたのと同じものですが、その言葉は、預言者の心に下されたものです。

・ユダヤ教の学者たちは、コーランが確かに正しいものであることを知っていましたが、自分たちの利益や立場が危ぶまれるため、信仰を寄せようとはしませんでした。

 

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