このサイトは更新されていません。新サイトはこちらです。 Parstoday Japanese
2013/12/10(火曜) 18:44

セルゲイ・アファナシエフさん

セルゲイ・アファナシエフさん

ロシア出身のセルゲイ・アファナシエフさんは正義や自由、貧困や暴虐との戦いといった理想を、常に聖なるものであるとして賞賛しています。しかし、彼は歴史を勉強したことで、人間によって作られた政治体制は長い歴史において、崇高な理想を実現できなかったことを知りました。アファナシエフさんは、これについて次のように語っています。

 

「人間は創造されてから現在まで、正義に基づいた社会を築こうとしており、歴史の中での彼らの抗議は、まさにそれが理由となって行なわれてきました。しかし、常に強いものが弱いものを侵害してきたのです。このため、私は人間社会が、人類の理想の実現を保証する強力なシステムや政治体制を必要としていることを理解しました」

アファナシエフさんは研究を行い、その結果、人類の歴史の中で非常に短いながらも人々が正義を味わった時期があり、それはまさしく神の預言者たちが生きていた時代だったことを知ります。これにより、アファナシエフさんは宗教に対して好奇心を持つようになり、天啓の宗教を知りたいと思うようになりました。天啓の宗教について調べることで、預言者たちが正義の実現、一神教とその崇拝への導き、そして偶像崇拝との戦いの為に、社会の深い部分での変化を起こしたという真理が明らかにされたのです。預言者たちは社会改革を行い、人々をしがらみから解放するために遣わされたことから、あらゆる迷信や圧制、多神教信仰と闘ってきました。コーラン第7章、アルアアラーフ章『高壁』、第157節には、次のように述べられています。「預言者は、善行を彼らに命じ、悪を遠ざけている。また、清浄な善いものの全てを合法とし、邪悪で穢れたものを禁じている。そして彼らの足かせを解くのである」。

神の唯一性と正義は、全ての預言者の導きの原則であり、預言者が多神教や迷信、不正や暴虐への加担を認めることはありえません。アファナシエフさんは、これについて次のように語っています。

「私は、最も素晴らしい統治体制を啓示宗教の中に見出しました。預言者たちは、影響力ある人物だったのです。彼らは、専制支配や上からの押さえつけ、圧制や不正と闘う中で、最も重要な役割を果たしました。また、生涯を通して、唯一の神を信仰する人間として2つの目的を追い求めました。1つは、神に近づくことと神の方向に導くことであり、もう1つは正義の実現です。この点から、私たちは正義や自由や平等といった社会的な価値感が預言者たちの教えの中にあり、それらが彼らの生涯の中で最も美しい様相で示されていることを目の当たりにするのです。預言者たちは、人類の幸福を考えていることから、平和と平穏に人々を導き、偶像崇拝や圧制者から解放しています。神の預言者たちは、個人的・物質的な利益を追求していたのではなく、ただ人類の幸福を考えていたと私は考えています。私は、彼らの教えに注目する中で、自分がより神に近づいたと感じており、また神の存在を感じています。神は、平和な生活の為の適切な模範を、預言者を遣わすことにより人類に提示されたのです」

アファナシエフさんは、預言者の教えに関心を持ったことで、唯一神への信仰を寄せました。彼はこの信仰について、次のように語っています、「勿論、私たちの周囲には、神の存在を示すものが大変多く存在します。もしよく、そして深く考えれば、学問が私たちを神への信仰へと向かわせることが分かるでしょう。なぜなら、毎日学術的に明らかにされる領域は拡大し続け、創造の驚愕(創造物の驚くべき神秘)は以前よりも顕著になっているからです。このことは私たちを、どのような物質的な存在もひとりでに生まれてくることはない、という真実へと導くのです」

アファナシエフさんは天啓の宗教について学んでいた際、最も完全で包括的な教えをイスラム教の中に見出しました。イスラムの預言者ムハンマドは最後の預言者として、自身の崇高な目標をその時代に見合ったものにする中で、政治的、経済的、社会的、文化的といった様々な領域において、イスラム体制を築くという措置を講じ、当時必要とされていた最も先進的で有能な政治体制を出現させる機会を見出しました。彼は短い期間に、また問題が多数存在していながら、人類社会の完成や正義、自由という点における最も多くの、そして最高の成果をもたらしたのです。唯一の神を信じる初の社会を築いた預言者ムハンマドは、無明時代の粗暴で狂信的な、怨恨に満ちた雰囲気の中で、メディナ入りした初めの日々から、イスラム教徒の同胞の間の兄弟関係作りを、自らの業務の筆頭に掲げました。

預言者ムハンマドの政策は、大変崇高な目標に達するためのものでした。このような目標として、社会における宗教や天啓の教えと戒律による支配、社会の治安の確立、救貧税であるザカートの徴収といった様々な方法による、資源や富の公正な分配などを指摘することができます。また、彼は勧善懲悪という方針を通して、社会の全ての人が成長する為の適切な基盤を打ち立てること、人々に主権を与えること、そして多神教の排斥を求めていました。このため、預言者ムハンマドの政治体制は、卓越し優れた指標を持っていたのです。

預言者ムハンマドの政治体制の指標として第1に挙げられるのは、その目的の動力源や動機とみなされる信仰心と精神性とされています。社会に精神性や信仰心を吹き込んでこれを強め、個人に対して正しい思想や信条を提示することで、預言者ムハンマドの支配はより力を増しました。2つ目の基準とは正義や公正さでした。彼の政治体制の原則とは、正義と公正さ、そして私的な関係や私情に捉われることなく、権利が与えられるべき人に対し権利を与えることでした。預言者ムハンマドの体制では、学問や知性も非常に高い価値があるものとされていました。彼は、人々に見識や理知、判断力を持たせたのです。また清浄さや同胞精神も預言者ムハンマドの政治体制の中での重要な基準でした。個人的な動機による衝突や利益追求主義も彼の体制の中にはなく、それらは闘争の対象となったのです。

倫理や行動面での改善も、預言者ムハンマドの政治体制の優れた点でした。彼は一人ひとりに教えを授け、自分の社会の人々の倫理面での強化を怠ることはありませんでした。預言者ムハンマドの生涯は、彼の行動や思想において倫理の問題がこの上ない重要性を持っていたことを示しています。預言者ムハンマドがメディナで築いた社会は、一神教的な社会の見本でした。この体制は物質的、精神的な向上の道を歩もうとする社会にインスピレーションを与えるものと言えます。

アファナシエフさんはイスラム教におけるこれらの基準や長所に注目し、次のように語っています、「私は幸福な人生をおくる為の最も完全で包括的な戒律を、イスラム教の中で見つけました。私は、この教えを人類の理想を実現する為の適切なモデルだと考えています。神は人間に理性や意志の力と、人生の道を選択する可能性を与えているのですから、人間は正しい道を選び、神の戒律を実行することで、全ての人間が求める自由や正義、平和を実現させて然るべきなのです」

アファナシエフさんは、神と神の預言者を信じるようになった後に感じたことについて、次のように語ってくれました。「私は一人の信仰心ある人間に変わりました。確かに時々、一部の近しい人々や友人から叱責されることもあります。しかし私は、彼らの幸せを願い、彼らが信仰心を持つことで、一刻も早く神に対する信仰の中で、人生の甘美さを味わえるよう望んでいます。私の考えでは、神に従う心は我々の精神の最も奥深くに隠されており、人間は決して神と離れ、神の掟から外れて生活することはできません。現在、世界で起きている戦争や対立などの全ての問題は、神の掟に逆らった結果なのです」

Add comment


Security code
Refresh