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2014/01/12(日曜) 23:01

マリアさん

マリアさん

ルーマニア出身の女性、マリアさんは、探究心と神を求める心を持ち、新たな世界を知ろうとしています。この世界こそは、彼女が長らく遠ざかっていた自分の人間的な本質を取り戻させるのです。マリアさんは、有名な人物でもなく、特定の作風を持つ作家でもありません。しかし、彼女は真理を求める人間です。彼女が生まれた環境には、物質主義的な教えが広まっていました。しかし、彼女は自分の身の周りで起こっていた出来事には関係なく、真理の叡智にたどり着く軌道に乗っています。彼女は次のように話してくれました。

 

「私は12歳だったころ、精神的にプレッシャーを感じていました。神について知りたいと思ったのです。しかし、残念ながら正しい答えを示してくれる人はいませんでした。キリスト教からは答えを得られず、仕方なく様々な本を読むことで逃避し、成長するにつれて次第に東洋の宗教に興味を持つようになりました。しかし、これらのどの宗教も、私を助けてはくれませんでした。」

マリアさんが疑いをもち、不安に思っていた数年間は、世界である大きな出来事が起きた時期に当たります。その大きな出来事こそは、まさに1979年のイラン・イスラム革命でした。ルーマニアのテレビでは時々イランの映像を放映し、イランの情勢について報道していました。マリアさんはこれについて、次のように語っています。

「私は、はじめてイランイスラム革命創始者のホメイニー師の映像をテレビで見ました。私の祖母は彼について、『この人物が人々の支持に応えて手を上げるとき、彼は民衆との精神的な関係を築くことになる。だが、全ての人がこのようなことをする力を持っているわけではない。この人は世界を動かすだろう』と語っていました。しかし、私はその時、祖母の言葉を理解できませんでした」。

それからしばらくして、マリアさんは勉学を続けるために大学に入学しました。こうして彼女は、より大きな、しかしそれまでとは違った世界に足を踏み入れることになります。大学入学は、マリアさんの人生にとって大きな転換点となりました。彼女はこれについて、次のように話してくれました、「大学ではイスラム教徒の人など、多くの人と知り合いました。この時はちょうど、世界にホメイニー師の思想が広まっていた時期でした。東側におけるイスラム教の成長は、ホメイニー師の導きによる効果が大きいというべきでしょう」。

マリアさんが指摘した事実は、否定のできない事実です。ホメイニー師の導きによるイランイスラム革命の勃発は、長年の間孤立していたイスラム教の真理を明らかにしました。ホメイニー師の運動における独特の特徴とは、イスラム教がその行動と主導の要因だったということです、このため、西側の大国はイラン・イスラム革命に直面し、イスラム教の潜在的な力を知りました。イギリスの新聞、タイムズ紙は次のように記しています、

「ホメイニー師による宗教的な運動はイランに広まり、世界全体に及び、西側世界はイラン革命を理由に、イスラム教を再発見した」。

ホメイニー師とイスラム革命は、互いに切っても切り離せないものです。イランのイスラム革命は、ホメイニー師の崇高な思想により形成されたことから、常にその発生の要因、目的の考案、高い理想やそれらの達成の為のアプローチのなかで、彼の信条や信念、理想と分かたれることのない強い絆を持つことになりました。このため、ホメイニー師の人物像を知らずにイスラム革命を解釈することは不可能なことです。ホメイニー師の政策方針は、神の啓示やイスラムの教えに対する揺るぎない信仰や永遠の神の力への依拠と信頼、宗教的な義務の遂行というしっかりとした基盤の上に成り立っていました。この思想は、西側が理解できていなかったものです。より正確に言うと、ホメイニー師の政治思想は、イスラム革命が勃発し継続している重要な要因や原理であり、現世や、現世における人間の役割に関する、彼の宗教的な解釈の理に適った結果なのです。

ホメイニー師は、イスラムの教えを国際政治の舞台で活用し、イスラム革命を導いただけでなく、完全に宗教的で、物質主義的な教えを否定する新たな思想を提示し、西側の物質主義的な思想に挑戦しました。ホメイニー師の政治思想は多分に革新的であり、彼は現代の政治思想における転換点を生み出した、ともいうことができます。ホメイニー師はこの政治的な思想に基づき、国際的な評論家の間では他の世界の大きな革命の評価基準の枠内に当てはまらない、と考えられている20世紀最大の革命を勝利に導きました。彼は、1人のイスラム教徒の完全な見本であるとともに、イスラム教に栄誉を与え、コーランの旗を世界に翻らせた、1人のイスラム教の指導者の明白な見本だったのです。

ホメイニー師は世界で抑圧されている諸国民の心に希望を蘇らせ、あらゆる政治的に強大な勢力が宗教や精神性、道徳的な価値観を孤立させようとしている時代において、宗教や精神性、道徳的価値に基づいた体制を出現させ、イスラム政治体制を創設しました。彼が成功した秘訣とは、闘争をイスラムの概念の枠内で進めたことです。彼は圧制と戦いましたが、圧制との戦いをイスラム的な基準で提示しました。ホメイニー師は、イスラム教徒は抑圧を受けて卑屈になることを許すべきではない、という思想を吹き込むことにより、圧政や差別、植民地主義と戦ったのです。

マリアさんはイランの情勢に関する報道を聞き、ホメイニー師の人格や思想、そして理念に影響を受けました。この好奇心がきっかけとなり、マリアさんはホメイニー師がインスピレーションを受け、大きな革命を勝利に導いた宗教としてのイスラム教について学ぶことになります。彼女はこのことについて、次のように語ってくれました。

「ホメイニー師は、イスラム教に新たな命を吹き込みました。彼の存在により、多くの人々がイスラム教に改宗しています。私は、イスラム教について勉強したいと思いました。コーランの翻訳など、多くの本を読むことで、多くの内容が私の関心をひきつけました。最も重要な点は、イスラム教のダイナミズムです。この宗教の戒律は、どの時代でも実行できます。この戒律は人間の内面的な傾向に反しないばかりか、むしろ人間の精神を高めるものとなる、ということができるでしょう」。

マリアさんはイスラム教に関する勉強を行った後、コーランの真理を知りました。この結果、マリアさんはコーランの節に親しむようになりました。自分が受けたコーランの影響について、マリアさんは次のように語っています。

「心を動かすコーランの節は、疲れた心にふたたび生命力を与えてくれます。コーランの翻訳版を読むとき、もっと読みたいという渇望の心が増してきます。毎回新たな内容を教わったように感じているのです。コーランには、多くの真理が隠されています。もし人間がこの価値ある本に親しみを覚えれば、もはやこの本を手放すことは出来ません。どのように人間や世界が創造され、預言者たちが人生を歩み、来世で人間がどのような運命をたどるのかが、コーランの中で美しく記されているのです。私はこの天啓の書の美しさの多くを感じていますが、それは言葉では説明できません。ただ私が言えることは、神が私を幸福にしたということであり、それは私が長年疑念を持ち続け、探した末に、自分に安らぎを与えてくれるものを得たからです」。

マリアさんは、預言者ムハンマドの娘の名前であるザハラーというムスリムネームを選び、イスラム教に改宗しました。彼女は、自分のイスラムへの改宗がホメイニー師とイラン革命によるところが大きいと考えています。又、彼女は歯科医学を勉強するために、インドのカシミール地方出身の夫とイランに渡ることを決心しました。彼女は現在この専門課程を修了し、イランでの思い出について、次のように語ってくれました。

「私たちはイランでは、この上ない精神的な安心感のもとに過ごしていました。私は、精神的な成長にとっては、イランは世界最高の国だと思っています。たとえ物質的には不足していても、この不足は心の安らぎや安心感に比べれば、たいしたものではありません。私たちの結婚の結実は、娘が生まれたことであり、私は彼女にゼイナブと名づけました。私の幸せはイスラム革命とホメイニー師のおかげであると思っています」。

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