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2014/08/06(水曜) 22:35

2014年8月8日(山口・福本)【音声】

2014年8月8日(山口・福本)【音声】

日本では現在、暦の上では立秋の頃にあたり、暑中お見舞いから残暑お見舞いに切り替わるころかと思います。この数年、日本では暑さの厳しい夏が続いており、今年はその暑さに加えて大雨や台風が襲来しているようです。皆様のお住まいの地域では、いかがでしょうか。平安時代初期の歌人・藤原敏行(ふじわらの・としゆき)は、「秋来ぬと 目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる」と古今和歌集の中で詠っております。日本では、これからまだしばらくは暑さが続きますものの、陰に陽に色々なところで秋の訪れが感じられるのはないかと思います。一方、ここテヘランも本格的な猛暑のさなかにあります。巷のスポーツセンターは、夏休みを思う存分に楽しむ子どもたちで溢れ、またイラン北部カスピ海沿岸のリゾートや、北西部の比較的涼しい地域は、行楽や避暑を目的とした人々で賑わっています。さて、今夜はまず、番組の前半で福本アナウンサーと共にリスナーの皆様からのお便りをご紹介し、続いて北川修一アナウンサーによるイラン音楽のひと時、そして最後に、リスナーの皆様にもお気軽にご出演いただく、リスナーインタビューをお届けいたします。それではまず、リスナーの皆様からのお便りのご紹介にまいりましょう。福本アナウンサーよろしくお願いいたします。
●リスナーより
「初めての受信報告です。本日の放送を聴いて、イランには日本が失ってしまったような、伝統を大切にする気持ちが強く残っていると感じました。作家の清水義範さんが、イラン旅行でそのような思いをしたということで、興味を持ち、放送を聴いて見ました。短波放送がどんどんなくなっていく中、IRIBの日本語放送は色んな意味で貴重だと思います」
●ラジオより
H・Oさん、初レポートを有難うございます。インターネットの普及は、今や世界規模で進んでおり、決してそれに逆行することはできませんが、そうした中で、改めてラジオ短波放送の魅力やよさなどを是非味わっていただき、ほかの方々にも広めていただければと思います。それでは、初レポートを下さったこのリスナーの方に、一言メッセージをお願いいたします。
(福本)はい、H・Oさん、こんにちは。私たちラジオ日本語はリスナーの皆様のお蔭をもちまして、先月無事開局15周年を迎えることができました。実は、その間、短波放送が休止され、インターネット放送だけで番組を提供していた時期もありました。けれど、リスナーの皆様の短波放送の復活を望むたくさんのお声をいただいた結果、ラジオ日本語は現在に至ります。イランやイスラムについて、私たちが発信する情報を受け取って、それに反応を返して下さる、H・Oさんがそうしたキャッチボールをこれからも続けて下さいますよう、切に願っております。

●リスナーより
「イランの人々は、甘いデザートやお菓子が好きなのですね。これまでにも、イランの食文化に関する色々な番組を拝聴しましたが、本当に色々なイベントや理由で、甘いものを食べているようですね。日本の年配の男性には、甘いお菓子が苦手な方も多いようですが、イランでは男性も甘いお菓子が大好きなのでしょうか。また、イランのお菓子の特徴で、特に顕著なものは何でしょうか?」
●ラジオより
S・Oさん、お便り有難うございます。イランのお菓子屋さんは本当に魅力的ですよね。私も、大の甘党でして、こちらのお菓子屋さんやケーキ屋さんの前を通るとつい、よだれがこぼれそうになるほどです。イランでは、来客が多いことからも、お菓子の消費量は非常に多いと思いますが、こちらでは、男性も結構甘いお菓子を食べていますよね?
(福本)えぇ、甘党の方は多いですよね。ほら、甘党に対して辛党っていうじゃありませんか。辛党って、お酒を召し上がるのが好きな方のことを言いますよね。でもイランではお酒を飲む習慣がないので、世の男性が甘党でいらっしゃるのもそのせいかもしれませんね。
-なるほど、それでは日本のお菓子と比較しての、イランのお菓子の特徴としては、どのような点があるでしょうか?
(福本)もちろん、日本にもあるようなショートケーキやパウンドケーキの類もケーキ屋さんで売られているのですが、そのほかに地方地方の、その地域ならではの伝統的なお菓子が存在しますよね。それらにはイラン特産のサフランやピスタチオ、クルミやヒメウイキョウ(キャラウェイ)、ナツメヤシの実などが使われていて、お菓子に独特の風味を与えています。あと・・・バラ水やバラのエッセンス入りのお菓子もありますよね。そうした地方特産のお菓子には、宗教都市ゴムのソーハン、ヤズドのバグラヴァー、イスファハーンのギャズ、ケルマーンシャーのナーンベレンジ、カスピ海沿岸地方のクールーチェ(ソフトクッキー)などが代表的なものでしょうか。
―こうして見てきますと、イランの郷土銘菓もなかなか多彩ですよね。せっかくイランに滞在しているのですから、日本の和菓子とはまた違ったイランのお菓子のよさを、適切に楽しんでみるのもよいと思います。
●リスナーより
「日本のダイエー、イトーヨーカドーなどのスーパーチェーンで、イランで有名なスーパーマーケット・チェーンを教えてください」
●ラジオより
F・Yさん、お便り有難うございます。イランで大型のスーパーといえば、真っ先に思いつくのは、シャフルバンドでしょうか。それから、もう数年前からでしょうか、外国人の投資により、テヘラン市内に数箇所設けられている、ハイパースターも有名ですよね?
(福本)えぇ、ハイパースターは中村美香アナウンサーご用達のスーパーですよね。テヘランのスーパーではじめてお寿司が販売されたという・・・、あの時は私たち日本人の間でも画期的、ということとそのお値段の高さで随分と話題になったものです。お店のディスプレーなども、これまでのスーパーに比べてスマートというか、おしゃれな感じですよね。でも残念ながら、我が家のご近所にハイパースターはないのでめったに行くことはないのですが、たまたま立ち寄った時には、一般のスーパーでは販売していないペットフードを買ったのを覚えています。
―やはり、個人商店よりも、品揃えが幅広いというのは強みですよね。休みの日ともなれば、大型のマーケットはやはり家族連れなどで賑わっているようです。私も以前に、噂に名高いハイパースターに行ったことがありますが、その時は、時間があまりなかったため、しかも店内が広くて大きかったこともあり、あまりよく見て回ることができませんでしたので、今度行ったときには、もう少し時間をかけて、ハイパースターでのショッピングを楽しんでみたいです。
●リスナーより
「ラジオ日本語に勤める日本人スタッフの皆様は、ヘジャーブに対して抵抗はなかったのですか?」
●ラジオより
M・Sさん、お便り有難うございます。確かにイスラム圏でも、外国人にもスカーフの着用が義務付けられている国は、イランの他、サウジアラビアだったでしょうか?ただ、この国に一歩足を踏み入れてみますと、周りの女性たちは皆へジャーブを被っていますから、この国ではこういうものなのだと割り切ってしまえば、別に苦ではないと思います。ただ、どういう形でへジャーブをつけるかは、人によって様々です。頭からすっぽり被るチャードルをつけている人、ハイセンスで色鮮やかなスカーフを被っている人、民族衣装をつけている人、様々ですよね。福本アナウンサーは、いかがでしたか?
(福本)そうですね、ヘジャーブという、見た目の形にとらわれると、女性にとって面倒な鬱陶しいものなのでは、と思われてしまうのでしょうね。ラジオ日本語の女性スタッフは、頭からすっぽりと被るマグナエを身に着けている人が多いのですが、お隣りの中国語ラジオのスタッフはいつも綺麗な柄の入ったスカーフを被っていますよね。私の場合、抵抗云々と言う前に、スカーフをきちんと被ること自体が難しくて、イランの女性たちはさすがに幼い頃から被り慣れているのと、頭の形が違うのでしょうか、皆さん美しく身に着けていらっしゃるのに、私は気が付くとスカーフが滑り落ちそうになっているし、来て間もない頃の写真を見ると野暮ったいことこの上なくて・・・。でも、そもそもヘジャーブはコーランの中で「こうしなさい」と神様が指示されている事柄なので、それを踏まえていれば自分なりに消化できることなのですよね。私が初めてイランにやって来た時に、あれは到着した翌日か、翌々日だったでしょうか。夫の妹たちがショッピングに連れ出してくれて、その場でマントと呼ばれるコートとスカーフを選んでくれました。今では夫の姪たちがスカーフやショールの巻き方、その時々のスタイルがあるらしくて・・・、教えてくれるのですが、なかなか彼女たちのようなわけにいかないのですよね。年期の入り方が違うからでしょうか。イランではコートの専門店、スカーフの専門店がたくさん軒を並べていて、いつも女性たちで賑わっていますよね。
-本当にそうですよね。特に最近は、女性用のコートにも色々な趣向をこらしたデザインや色柄のものが出回るようになっていますしね。また、イランは日差しが強いですから、へジャーブは日よけというふうに捉えることも出来ると思います。この際、イスラム教国ならではのファッションを楽しむとうふうに捉えてもよいのではないでしょうか。地球村といわれる現在、色々な習慣があって当然なのかもしれません。長い人生のある期間に、生まれ故郷とは全く違う環境に飛び込んで、今までと違う要素に触れ、自分を磨くというバイタリティー溢れる生活を味わうのもよいのではないかと思います。

ここからは、番組の後半に入ります。それではここで、北川アナウンサーにバトンタッチしたいと思います。北川アナウンサー、よろしくお願いします。
アナウンサーの北川です。
今週は北東部ホラーサーン州の音楽をベースにした曲をお送りいたします。タイトルは「夜の砂漠」で、シルクロード・アンサンブルのメンバーで、近々来日予定のキャマーンチェ奏者ケイハーン・キャルホールがこの曲に参加しています。

以上、北川アナウンサーによるイラン音楽のひと時をお届けいたしました。
さて、今夜の番組の締めくくりといたしまして、リスナーの皆様にもお気軽にご出演いただく、リスナーインタビューをお届けいたします。今夜のゲストは、神奈川県相模原市にお住まいで、数少ない女性リスナーのお1人、N・Tさんです。イランやイスラムについての貴重なご感想、そしてBCLに対する思い入れなど、熱心に語ってくださいました。それでは、お聞きください。
1.N・Tさんは、どのようなきっかけでBCLを始められたのでしょうか?
-約10年前、携帯ラジオのAM放送をチューニングしていた時に、偶然「ロシアの声」日本語放送、当時放送されていた中波の720KHzが入りました。これがきっかけで、ラジオでも海外の日本語放送がある事を知り、BCLに興味がわきました。
2.IRIBラジオ日本語をお聞きいただいて、イランやイスラムに対するN・Tさんのイメージはどのように変わりましたでしょうか。
-放送で紹介される様々な文化番組を通して、イランという国は実に多彩で異国情緒があふれるところなのだと分かってきました。「ようこそイランへ」などの紀行番組、北川アナウンサーが担当された「楽園の旋律」、過去に放送された「イラン果物百科」 などが印象に残っています。 毎年開かれる「テヘラン国際書籍見本市」の特別番組も好きです。 イスラムに対するイメージも変わりました。決して暴力的ではないということです。 テロリストが掲げる「イスラム」は「イスラム」ではないと思います。 放送ではコーランに関する番組が数多くあります。毎日放送の始めに流れるコーランの朗唱はとても美しく心地よく感じます。 時折コーランが焼かれたというニュースがありますが、コーランに記されている内容に罪はないと思います。
3.現在、イランやイスラムについて最も興味を持っておられるのは、どのような事柄でしょうか?
-それはスポーツです。特に女性のスポーツについてです。BCLではスポーツのニュースを興味深く感じます。普段はスポーツへの関心が低いので、自分でも不思議です。 国際大会に参加できる国や地域は限られていると思います。特に女性はその傾向が強いと感じています。 イスラムの教えの上で、女性が参加不可能な競技もあるかもしれません。イスラムの教えに適い、機能性やデザイン性、競技のルールにも適った画期的なユニフォームが開発されたなら、もっと女性の国際競技大会の参加人口が増えて、楽しくなるのでは、と夢のようなことを考えます。
4.N・TさんにとってBCLとはどんな存在でしょうか?
―私にとってのBCLは世界旅行の入口です。BCLで外国の様々な話題に接することで、政治的に反目していても、素晴らしい文化があることに気が付くと親近感を覚えます。
5.数少ない女性リスナーのお1人として、全国のBCLファンの皆様に一言メッセージをお願いいたします。
―イランは日本から遠くなじみが薄いので、女性にとり、とっつきにくさがあるのかもしれません。
私は昨年、いわゆる四十肩になってしまい、便りを出すことを中断しています。長い間の不摂生が祟ったようです。またいつか「金曜広場」で皆様にお会いできるようにリハビリに励みます。
ありがとうございました。

 

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