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2015/05/15(金曜) 23:07

2015年5月15日(山口・上野)【音声】

2015年5月15日(山口・上野)【音声】

(山口)今や、新緑のまぶしい5月を迎えています。「目に青葉、山ホトトギス、初鰹」という句がぴったりのシーズンではないかと思われますが、テヘランも至るところで、美しい緑が見られます。上野さん、最近はもうこちらは気温が30度を超えることが珍しくないですよね。
(上野)そうですね、4月末に日本に一時帰国していたのですが、帰ってきたら緑も増えて、ずい分気温も高くなっていました。
(山口)では、久しぶりの日本の空気を吸って、リフレッシュしての復帰ということになりますね。私もしばらく日本に帰っていないので日本がそろそろ懐かしくなっています。さて、今夜は先ず、番組の前半で上野スタッフとともにリスナーの皆様からのお便りをご紹介し、番組の後半では北川修一アナウンサーによるイラン音楽のひと時、そして締めくくりに、特別リスナーインタビュー、今夜は最近IRIBラジオ日本語をご訪問くださいました、神奈川県・川崎市のK・Oさんの、スタジオでのインタビューをお届けいたします。

●リスナーより
「イランは中近東でも親日的だと聞きますが、実際に住まれている方のお話は参考になりました。こちら日本でペルシャ語を学ばれた方は多くはないような印象がありますが、イランでは日本語は人気があるのでしょうか」
●ラジオより
H・Sさん、お便り有難うございます。今から20年ぐらい前に日本に沢山イラン人が来ていたことは皆様もよくご存知だと思います。そのせいでしょうか。こちらで在日経験のあるイラン人から、「ニホンジン?ゲンキ?サヨナラ」などと話しかけられることがあります。サムライや柔道、空手、神風、忍者などのように、既にペルシャ語化している日本語もたくさんありますし、日本語や日本文化は、イランで人気があるといっても言っても差し支えないですよね?
(上野)イランは親日の人が多いですよね。「オシン」や「はね駒」など、イランで放映されていたテレビドラマの名前で呼ばれることもあります。最近、イランでNHKの朝の連続テレビ小説「カーネーション」の放送が始まったようですね。これは、ファッションデザイナーのコシノ三姉妹のお母様である、小篠あやこさんの生涯を描いた作品です。山口アナはご覧になりましたか?
(山口)いえ、まだなんです。実は、このテレビ番組のことで、つい先日日本大使館からお知らせがありまして、こういう日本の番組がイランで放映されるから、どうぞご期待ください、と盛んに宣伝していたようです。せっかくですから、私も見てみようと思います。日本のテレビ番組もそうですが、在日経験のあるイラン人、特に日本で働いたことのあるイラン人は、シャチョウ、ゲンバ、などといった言葉も知っている人が多く見られます。

●リスナーより
「今日のインタビューコーナーに出演された澤田さんは、時々ラジオ日本語に出て見えますね。コーランの日本語訳は、岩波文庫ともう1つあったように記憶していますが、澤田さんのものにも興味がわきました。インタビューによれば、まだ書籍化されるかは未定だそうですが、早く見てみたいです。ところで、番組で使われているコーランはどこの出版社のものでしょうか」
●ラジオより
(山口)H・Sさん、もう1つのご質問有難うございます。コーランの日本語訳といえば、私が真っ先に思い出すのは岩波文庫の井筒俊彦さんの翻訳です。それにしても、あの朗々とした響きのコーランを日本語に翻訳するというのは、本当に骨の折れる仕事だと思います。この方がおっしゃるように、コーランの日本語訳にも複数ありまして、私たちラジオ日本語では確か、コーランのタイトル部分はハージ・ウマル・三田了一先生の訳語で統一していますよね?
(上野)そうですね。日本でコーランと言えば、井筒さんの訳が一番有名ですね。全部は読んでいませんが、読み物としての評価が高いと聞いたことがあります。ラジオ日本語では、コーランはペルシャ語から独自に翻訳していますよね。
(山口)そうですね。翻訳原稿に、アラビア語の原文が載っていて、そのすぐ後にペルシャ語訳がついていますので、これをベースに翻訳するというお答えが相応しいと思います。もっとも時々、インターネットで、イスラム関係の民間団体さんが掲載しているコーランの訳も、参考までにみることはあります。いずれにせよ、一般のリスナーの皆様に、コーランの訴えかけようとしている内容を、スムーズに理解していただけるような翻訳を心がけています。

●リスナーより
「イラン南部の文化・風習の話題は興味深く聞かせていただきました。南部には海があり、島々で暮らしている民族がいるということが新鮮な驚きでした。イランは砂漠の国というイメージが強いので意外でした。地図を見ると、海に面した地域が広くあり、興味を持ちました。今後も、海の地域の話題をご紹介いただきたくお願いします」
●ラジオより
(山口)Y・Sさん、お便り有難うございます。イランイコール砂漠という固定概念というのでしょうか。一般の日本人の間ではそういうイメージができてしまっているようですね。つい先日も、日本にいる知人からメールをもらったのですが、日本であるきっかけで私のことが話題に出たとき、「山口さんは、イランの砂漠でらくだに乗っている」と皆で話していた、というので、思わず笑ってしまいました。また日本に帰ったときに、カスピ海まで車で数時間で行ける、などという話をしたら皆さんびっくりされます。それから、私のある知人は未だに、イランの砂漠に雪が降るなんて信じられない、と言っています。普通の日本人の方々には、イランが四季の変化に富んだ多彩な国であるということがまだよく知られていないんですよね。
(上野)そうですね、私も同じ経験があります。日本人のイランのイメージは、まだまだ砂漠やラクダ、といったイメージに留まっていますよね。一般に中東といえばアラブのイメージが強いのか、よく女性について、車の運転が禁止されているんだよね、とか、ベールで顔を覆って、目だけ出しているんだよね、と言われます。イランではたくさんの女性が車を運転していますし、ベールも髪は隠しますが、顔全体は出すタイプのものです。また、国土が広く、東西南北、気候も多様で、テヘランでは今過ごしやすい初夏の気候ですが、南部のバンダルアッバースを訪れた友人は最近、「溶けそうに暑いです」というメールを送ってきました。イラン人で、「イランは四季があるから美しい」と言う人がいますが、本当にその通りだと思いますね。
(山口)はい、そうですよね。北西部のアーザルバーイジャーン地方は、夏でも涼しく、真冬の最低気温が氷点下30度近くにまで達するそうです。それから中西部ハメダーン州は、イランでも有数の豪雪地帯だとか。これに対しペルシャ湾岸地域は、真夏の最高気温が50度を超えるということです。日本人の皆さんがすぐご想像される砂漠とラクダは、テヘランやそのほかの大都市からはだいぶ遠く離れています。また、イランでは女性の社会進出も盛んで、現在女性の閣僚もいますし、男女別学が徹底されているため、女子校の教師はほとんど女性です。そのほか、お役所や病院、官公庁、商店などでも女性が大活躍しています。日本の皆様にはぜひ、イランのこういう一面も知っていただきたいものです。

ここからは、番組の後半に入ります。いつものように、北川アナウンサーにしばしバトンタッチしたいと思います。今夜は、どんな音楽が出てくるでしょうか。それでは北川アナウンサー、よろしくお願いします。

アナウンサーの北川です。今夜は先週紹介したシタールに引き続き、今度はイランのセタールをお届けしたいと思います。ダリウーシュ・タラーイーによる演奏で、アフシャーリー旋法による演奏です。

以上、北川アナウンサーによるイラン音楽のひと時をお届けいたしました。

(山口)さて、今夜は最後に特別インタビューをお届けいたします。神奈川県川崎市にお住まいのK・Oさんが、ご多忙なイランへの旅行日程の中、今月7日にIRIBラジオ日本語をご訪問くださいました。このたび、私どもはK・Oさんをスタジオにお招きし、イランをご訪問されての率直なご感想や、皆様への切実なメッセージを伺うことができました。今夜は、スタジオから直接K・Oさんのインタビューをお届けいたします。それでは、お聞きください。

1.初めてイランに来られてのご印象はいかがでしょうか。
日本から7800km離れているイランに来ましたが、飛行機から見えたダマーヴァンド山とアルボルズ山脈がとても印象的でした。イスラム革命創始者のホメイニー師と最高指導者のハーメネイー師の写真が見かけられましたが、イスラム教シーア派 の聖地に来て真のイスラムに触れることができるという期待感が沸きました。百聞は一見にしかずといいますが、最近の貴局の制作番組「ようこそイランへ」ではテヘラン州についてが取り上げられているのでそれを聞いていろいろ想像していましたが、予想していたよりも、ここテヘランが大都会であることに驚いています。又、昨日、夜のテヘランの街を歩いていたのですが、女性が普通に歩いているので、治安がしっかりしていると感じました。

2.どのような場所をご訪問されましたか、または、これからご訪問されるご予定でしょうか。
―古代都市レイを訪問しました。レイを訪問したのは昨年の特別番組で山口アナが紹介していたのを聞いて、実際に訪れてみたいと思ったからです。レイの城壁、「アリーの泉」と岩のレリーフ、「ミールの丘」などは放送で紹介されていたように素晴らしいものでした。その景観には心を奪われるような感動を覚えました。明日からはテヘラン市内の観光をしますが、イラン考古学博物館、ゴレスターン宮殿、サアダーバード宮殿博物館を巡る予定です。又、テヘラン西方のガズヴィーン州を訪れて、旧跡を見ることができればと思います。

3.いつも貴殿がお聞きになっておられるIRIBラジオ日本語に、今度はご自身でご出演されてみてのご感想はいかがでしょうか。
―いつも聞いているIRIBラジオ日本語のスタジオで特別インタビューに出演できとても光栄です。 「ラジオ日誌」で今年、ラジオ日本語が引越しをしたことが書かれていましたが、新しいスタジオはとても綺麗で、ここからインタビューがオンエアされることは、長年のBCLライフでも大きな一里塚となる意義深いものです。

4.日本全国のリスナーの皆様に、イランそしてIRIBをご訪問された日本人として一言メッセージをお願いいたします。
― IRIBラジオ日本語は現在、中東から短波による放送をしている唯一の放送局であることは特筆すべきものだと思います。イランやイスラムについて興味を持ち 実際、ラジオ日本語を聞いている潜在的なリスナーの方はかなりいるのではないでしょうか?放送を聞いている方は是非、お便りや受信報告を出してラジオ日本語とキャッチボールをしていきましょう。ラジオ日本語ではお便り、受信報告に対してアナウンサーの方が丁寧で心のこもった返信をして下さいます。真のイスラムを知る上で重要な手段であるこの放送を全国のリスナーの皆様と応援していきましょう。

K・Oさん、このたびは有難うございました。

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