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2015/05/22(金曜) 23:20

2015年5月22日(福本・北川)【音声】

2015年5月22日(福本・北川)【音声】

●リスナーより
当地の桜ですが、例年より2週間も早くソメイヨシノが開花し、現在は葉桜の状態です。ボタン桜(八重桜)とハナミズキが満開で、ツツジも咲き始めています。4月中旬まで朝晩はストーブをつけていましたが、現在では日中の気温が20℃から25℃で推移しており、一年の中では寒くもなく暑くもなく、過ごしやすい日が続いております。

●ラジオより
福本:
Y・Aさん、季節のお便りをありがとうございます。このメールは5月7日付で頂戴したものですが、Yさんお住まいの能代市では今、まさに春爛漫といったところでしょうか。こちらテヘランはその時期は過ぎて、既に初夏の陽気、至るところでヤース・通称ジャスミンと呼ばれているスイカズラが甘い香りを放っていますし、何と言ってもバラが鮮やかですね。それから、日本では夏を代表する花のひとつですが、夾竹桃が先週早々と咲いているのを見かけました。
北川:
そうですね。テヘランは初夏に入っていますね。とはいえ、夜は窓を閉めていても肌寒いと感じますし、寒暖の差は激しいです。そういえば最近、IRIBの敷地内で子猫をよく見かけるようになりましたが、おそらく春先に生まれた子供が、少しだけ大きくなってうろうろしているんですよね。
福本:
北川さんはそういったアンテナの感度がよろしくて、キツネですとか仔猫ですとかよく遭遇なさるんですよね。羨ましいです。

●リスナーより
自分は、昨年約30年ぶりにBCLに復帰したのですが、実は6年ほど前に約25年ぶりに天文に復帰した、文字通り「帰ってきた元BCL&元天文少年」なのです。天文雑誌を見ていても、貴国イランのアマチュア天文家の活動を知るところがありません。実際のところ如何でしょう?

●ラジオより
福本:
天文少年というと、つまり天体観測を趣味にしている少年、というような定義でよろしいのでしょうか。北川さんは少年時代、この分野にはご興味は?
北川:
はい。望遠鏡は持っていなかったのですが、プラネタリウムに行くのが大好きでしたし、双眼鏡までは持っていたのでたまに夜マンションのベランダで観測した覚えがあります。ただ、楽しんだのは大人になってから。大学時代にしし座流星群を友人7、8人で見に行ったのは、いい思い出です。
福本:
では、「帰ってきた元BCL&元天文少年」さんがお尋ねのイランのアマチュア天文家の活動って、何かお聞きになったことはありますか?以前、サーベリースタッフが満月の夜に山登りをする、という同好会のようなイベントを紹介してくれたことがありましたが、これはちょっと違いますよね。
北川:
そうですね。ただ、昔見たイラン映画で、息子が星を見に砂漠まで行くというシーンがあり、一部では満天の星が見られるようです。以前、ナショナルジオグラフィックがイラン南部のザーグロス山脈から見たふたご座流星群の美しい写真を公開していました。写真を見て、いつか星空を見に行きたいとおもっていますが、残念ながら、まだ実現していません。
福本:
なにしろイランは、オマルハイヤームという偉大な天文学者を輩出したお国柄ですからね、アマチュア天文家を名乗らないまでも、空を見上げている方たちって意外と多いのではないでしょうか。夫の姪っ子も将来そちらの方面に進みたいと言っているようなんですよ。北川アナの「星空観測ツアー」も近いうちに実現するといいですね。

●リスナーより
4月11日朝の再放送では、6時20分ごろから、特に電波の状態が悪くなり、SONY7600GRを使用したところ、少し改善されましたが、6時半からは完全に受信不能の状態でした。北朝鮮の電波は強力ですが、これとてフェージング現象が起こることがあり、その時間は貴局の受信は可能です。電波発射角度の変更とか、技術的な改善も考えていただくとありがたいのですが、季節的な要因もあり、しばらくは様子を見守っていきたいと思っています。他の地方リスナーからの反応はどんな具合でしょうか。

●ラジオより
福本:
N・Kさん、細かなご報告をありがとうございます。そうなんですよね、4月以降、新しい周波数では朝の受信に皆様ご苦労なさっているようです。北川さん、他のリスナーの方のご報告ではどのようなコメントが寄せられていますか?
北川:
先ほど、お便りをご紹介した「帰ってきた元BCL&元天文少年」さんも、ちょうどNさんと同じ日時で受信していらっしゃいますのでご紹介しましょう。

●リスナーより
途中まで何とか聞き取れたのですが「朝鮮の声」にかき消されて受信困難となり、途中で断念しました。よりによって同一、もしくは近隣周波数帯に同局が来ては、今後もこの時間帯の受信は絶望的です。

●リスナーより
平日は帰りが遅くなりがちなので、受信する機会といえばどうしても週末の朝の再放送になってしまいます。どうも朝の再放送に関しては、Voice of Korea の混信がひどく、使い物にならないようです。春の周波数改正から一カ月以上経って言うのも遅すぎでしょうが、何とか周波数変更を希望するものです。

●リスナーより
夏スケジュールでは、内容がわかりづらいほど受信状態が悪いです。最近はアイフォンで聞いています。

●ラジオより
福本:
どなたも大変なご様子が伝わってきますね。皆様のこうしたコメントは担当部署にレポートとして報告されていますので、何等かの対応を期待したいところです。
北川:
そう言えば、4月以降リスナーの皆様からの受信報告書の数が目に見えて減っていると思いませんか。もしかしたら、こうした受信状況が影響しているのかもしれませんね。
福本:
本当に。ただ、今ほどご紹介したリスナーの方のようにスマートフォンをお持ちだったり、ネット環境にある方にはぜひ、IRIBラジオ日本語のサイトにアクセスしていただきたいと思います。この金曜広場をはじめ、様々な番組が、文章の形で、あるいは写真や音声と一緒にご覧いただけます。
北川:
ラジオ日本語のホームページアドレスは Japanese.irib.ir です。皆様のアクセスをお待ちしています。

【北川修一アナウンサーのイラン音楽コーナー】
●リスナーより
以前、イランのピアノ曲についての話題が金曜広場内であったと思います。そのときはピアノの演奏曲は紹介されなかったので、1曲紹介いただければうれしいです。

●ラジオより
T・Nさん、ありがとうございます、それでは、ピアノにおけるイランの巨匠、モルテザー・マフジュービーの曲、というより、伝統的なイラン音楽の演奏をお届けします。以前の番組、「楽園の旋律」でもお話しましたが、モルテザー・マフジュービーは20世紀中ごろに活躍したピアノの巨匠です。イラン音楽の演奏の際に、ピアノでは普通黒鍵と白鍵の間の微分音は出すことができませんが、マフジュービーはピアノを調律することで、微分音を出しています。それではお聞きください、モルテザー・マフジュービーによる演奏で、チャハールガーです。

【インタビューコーナー / 山口雅代アナウンサー】
日本語から世界各国の言語に借用語として入っていった言葉には、サムライ、カミカゼ、ニンジャ、カラテ、ジュードー、ハラキリなど沢山ありますが、そうしたものの中にオリガミも含まれます。折り紙はこの数年、イランでもにわかに注目されて急速に広まっており、ほぼ毎年、イラン人による折り紙コンテストが開催されるまでになりました。今や首都テヘランのみならず、イランの各地方都市にも折り紙協会が設置されるほど、折り紙はイランでポピュラーな文化になりつつあります。今回は、そうしたムードが広まる中、テヘラン市内のご自宅で、最近ご夫婦で折り紙教室と折り紙ギャラリーを主宰するようになった、ゾフレ・バフロルオルームさんにお話を伺いました。
「折り紙を始められたのは、何がきっかけだったのでしょうか?」
バフロルオルームさん:
確か、私が5歳ぐらいの時だったでしょうか。私の祖父が、夏の暑い日に強い日差しの中で自宅の外壁のペンキ塗りの作業をしていたときに、私のために大きな紙で日よけの帽子を作ってくれました。夕方になってだんだん日が翳り、日よけの帽子がいらなくなってくると、今度は母がその紙で、舟を作ってくれたんです。ついさっきまで、頭に被っていた帽子があっという間に舟に早変わりするというのは、子供心にも大変な驚きでした。それがきっかけで、学校の勉強のかたわら、身近にある紙で自分でも優しいものから色々な作品にトライするようになりました。そうした状態が続いて現在に至っています。
山口:
冒頭でも触れましたように、この数年間は特にテヘラン市内で毎年のように、イラン人による折り紙コンテストが開催されています。ここで、イランでこれほど折り紙が広まるようになった背景についてお聞きしてみました。
「イランでは、特にこの5、6年ほどでしょうか。折り紙が急速に一般の方々に広まり、レベルも上がってきたように思われますが、これはどのような理由からだと思われますか?」
バフロルオルームさん:
やはり、インターネットの影響は決して無視できないと思います。ペルシャ語による折り紙の本も出てきてはいましたが、地域や事情によってはそういう本がなかなか入手しにくい場合もあったと聞きます。でも、最近ではインターネットで折り方などを初めとする情報が入手しやすくなったことは非常に大きいですね。それから、数多くの大学で折り紙が学問として取り上げられるようになったこと、また、ほとんどの幼稚園や保育園でも折り紙が教えられていること、さらに折り紙をする人の間で、もっと良いものを作ろうという競争心が芽生えたことが挙げられると思います。
山口:
今や、イランでは折り紙は色々な年齢層、職業背景、地域の人々に親しまれる文化になりつつあります。そうした中で、今後どのように折り紙を通じた活動を進めていかれるのかに興味を持ち、次のような質問をしてみました。
「今後は、どのような目的をもって、現在の活動をどのように広げていかれるご予定でしょうか?」
バフロルオルームさん :
そうですね、目的としては大きく次のように2つに分けられると思います。まずは、折り紙が特に幾何学的な側面を持っていることから、イラン国内で折り紙を1つの学問的な領域として広めることです。そしてもう1つは、もう少し大きな視点で折り紙を捉え、折り紙を1つの文化として広め、これを平和活動につなげていくことです。まさに、広島で被爆した佐々木サダ子さんが、入院先の病院で日々折鶴を折り続けた、あの活動が今や全世界で知られ、折鶴が平和のシンボルとなっていることは、よく知られています。それと同様に、折り紙を通しての平和の文化の形成を目指し、将来的にはこれを同じペルシャ語圏のアフガニスタンやタジキスタンにも広められたらと考えています。
山口:
なるほど、イランのみならず、同じペルシャ語圏のタジキスタンや隣国のアフガニスタンにも目を向けていらっしゃるとは、素晴らしい先見の明をお持ちだと思いました。近い将来、これらの国にも手を広げられたら、それは素晴らしいものだろうと期待が膨らむと同時に、その時には是非、日本人として何らかのお手伝いをさせてもらえたらと感じました。最後にイランの折り紙事情の今後の展望についてお聞きしましたところ、イランを越えて中東地域全体を考慮しての抱負を語ってくださいました。
「イランの折り紙事情は、今後どのような展望になっていくと思われますでしょうか?」
バフロルオルームさん:
どのような活動であれ、多かれ少なかれ困難がつきものであることは十分承知しています。しかも昔と違って、今はあらゆる年齢層の子どもがコンピュータ・ゲームに夢中になっていますし、これは数ある子どもの遊びの中でも圧倒的に人気を独占しているのではないかと思います。その他に、インターネットに携帯電話、スマートホンにタブレットなどがどんどん進歩して、大人も子どももかなりの時間をこれらの文明の利器に費やしているのが現状ではないでしょうか。しかしながら、費用もそれほどかからず、原則的に紙だけでこれほど多くの形を作ることができ、子どもから大人まで色々なレベルで楽しめるという、折り紙の魅力は、決して否定できません。それから、先ほどもお話しましたように、折り紙には遊びとしての側面もさることながら、今やイランでは大学の学問として取り上げられているように、幾何学的、科学的な側面もあります。これまで、折り紙の経験がなくとも、一度紙を手にとって簡単なものでも良いですから、何かを作ってみて、1枚の紙に秘められた折り紙の可能性にお気づきになれば、どなたにもきっと折り紙の魅力を感じていただけると確信しています。私のこれまでの経験でも、折り紙に1度トライすると夢中になる、という方が多くいらっしゃいます。こうしたことから、私は折り紙の展望は非常に明るい、期待できるものと考えておりますし、将来はもしかすると、イランを初めとする中東諸国で最大の包括的な一大文化に発展するかもしれない、またそうなって欲しいと切に願っています。
山口:
バフロルオルームさんにお話を伺っていると、本当に折り紙に全身全霊で取り組んでいるという意気込みや熱心さが感じられました。今回お伺いした際には、イランの新年ノウルーズを目前に控えていた時期だったことから、折り紙で作ったイランの新年の7つの縁起物が飾られていました。ギャラリーには、見学者の方々が実際に折り紙を折ることのできるスペースが設けられ、色々な方々が楽しそうに折り紙にチャレンジしていました。このギャラリーを通して、イランで折り紙が益々広まり、ひいては国境を越えて近隣諸国、中東地域全体にも広まることを心から願いつつ、ギャラリーを後にしました。イランでの折り紙事情には、今後も是非注目していきたいと思います。

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