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2016/01/15(金曜) 23:07

2016年1月15日(福本・鈴木)【音声】

2016年1月15日(福本・鈴木)【音声】

●リスナーより

12月に入り、まもなく2015年も終わろうとしています。出かけた折に美濃加茂市と可児(かに)市を結ぶ中濃(ちゅうのう)大橋からは雪化粧の御嶽山(おんたけさん)の姿を見ることが出来ました。先月27日には高山市と白川村では初雪が降りましたが美濃市の初雪はまだ先になりそうです。さて、来年の干支は申(さる)ですが、イランの十二支の動物が日本と少し違うことを本で知りました。また、猿に関係したイランの諺や昔話がありましたら紹介していただけないでしょうか。

●ラジオより

福本:

H・Sさん、お便りどうもありがとうございます。木曽川にかかる中濃大橋から雪化粧の御嶽山をご覧になったということですが、清々しい映像が目に浮かぶようですね。これをテヘランに置き換えるなら、さながら、ヴァリアスル大通りのプラタナス並木越しに仰ぎ見るアルボルズの山並み、といったところでしょうか。日本では今シーズンは暖冬らしいのですが、美濃市に初雪は訪れましたでしょうか?では、鈴木アナ、テヘランの初雪はいつだったか覚えていらっしゃいますか?

鈴木:

はい、いつも季節の変わり目に思うのですがイラン暦の冬の月はデイ月つまり12月の22日に始まるのですが、初雪はここ数年それよりもずっと早い、イランではまだ秋の月の半ばごろになっています。そう、今年の初雪もそうでしたね。私の日誌によりますと「11月2日の月曜、朝の8時ごろから降り始めた」とあります。その後は12月にはいって2度降雪がありました。初雪はこの数年早くなっているみたいですが、雪の量自体は少ないですし、せいぜい半日で降りやんでしまっています。でもとても寒いです。私は去年から家の中で靴下を履くようになりました。今年は厚手の毛糸のものをはいています。

福本:

本当、寒がりの私にとって、今年は厳しい冬になっています。IRIBのタクシーサービスの運転手さんも、雪が降った時のためにチェーンを常備していらっしゃいますよ。では、話題をHさんのお便りに戻しますが、干支の動物が日本とイランとでは少し違うんですよね。

鈴木:

干支はもともと中国の12宮に当てた動物の名前ですよね。日本でもカレンダーに「今年は何どし」とか書かれていますがイランでは余り見ませんね。昔一度クジラの絵が描かれたカレンダーを見たときちょっと驚きました。辰(ドラゴン)年はなくてイランではクジラ年なんですね。他にトラの変わりにヒョウ、イノシシの変わりにブタと聞いていますがこのふたつはお互いに少し似た動物ですよね。

福本:

では、猿に関係した諺や昔話って何かご存知ですか?私はインド由来の寓話を集めた物語集「ケリレとデムネ」の中に登場する「賢い猿と愚かなワニ」のお話ぐらいしか思い出せないのですが、いかがでしょう?

鈴木:

そうですね。猿は日本ではよく知られた人気者の動物ですよね。日本の昔話、"猿蟹合戦"などではずる賢こく悪者の猿もいますが顔と尻の赤い日本猿は地域によっては天然記念物になっている人気者ですし、また中国の小説"西遊記"の中に出てくる孫悟空は大聖と仰がれ、高貴な唐の僧侶(玄奘三蔵)のお供として大活躍をした立派な猿です。そこへいくと、イランでは猿はあまり話には出てこないですね。それは、イランには猿がいないからかもしれません。または、猿は顔や身体があまりきれいとは言えないので好きではないのかもしれません。私の使っているペルシャ語辞典では、ぺルシャ語のメイムーンは猿、それにメイムーン・バーズは猿回し、ずるい人、狡猾な人と書かれています。イランの猿の昔話のひとつを息子が話してくれました。"ワールド・オブ・マンキー"(マンキーで一杯)と言うお話です。純朴な田舎の男が猿の売買の駆け引きで商人に騙されるというお話しです。ただしこのお話では商人の方がずる賢い人になっています。簡単にご紹介しましょう。場所は昔のインドでのお話です。ある金持ちの商人がバザールで1匹の猿を10ドルで買っているとの事。これを聞いた純朴な田舎者の男が森へ行って猿を捕まえ、この商人に売ります。やがて20ドル、25ドル、30ドルと猿の値段が高値になっていき、男はその度に森へ行き猿を捕まえ、それを売って金持ちになっていきます。そして森の猿は減少し捕まえるのも段々と難しくなっていきます。ある日、その男がバザールへ行くとその商人の使用人が猿を囲っている檻へつれて行きその男にこの猿を1匹35ドルで買い、後でその商人に50ドルで売ればいいとそそのかします。しかしその後、その商人と使用人はバザールに現われなかったという話です。

●リスナーより

夜の生放送の受信状態が良くありません。現在は連日放送が聞こえません。例年、秋から冬にかけて受信状態が悪くなるのはありましたが、ここまでひどくありませんでした。夜の生放送が聴こえないのは、コンデションが今年は特に悪いからなのか、あるいは短波送信機が不調で規定の送信出力が出せず、減力放送しているのかを教えて下さい。

●ラジオより

福本:

Y・Fさん、ご報告ありがとうございます。どうやら今シーズンは夜の受信状況が特に芳しくないようで、他のリスナーの方からも同様の報告書が届いています。ただ中には、岡山市のO・Tさんのように「夜は12040kHzの方が良好に入っています」というご報告もあったりして一概には言えない部分もあるのですが。昨年春にも同様に受信状況がよろしくない、といった受信報告をたくさんいただいて周波数変更に至った、ということもありましたが、今回はどうなのでしょうか。ラジオ日本語のガラガーニ課長に聞いてみました。

ガラガーニ課長:

ラジオ日本語は常に、リスナーからの受信状況についてSINPOコードによる報告を、IRIBの発信セクションに提出しています。さらに、IRIBの発信セクションは日本を初めとする世界各地に、受信状況をモニタリングするステーションを設置しています。リスナーの皆さまから寄せられた情報を検討し、欠く放送観測ステーションから得られた情報と比較した結果、夜の周波数が適切なものではないことがわかりました。IRIB発信セクションは、この点についてリスナーの皆さまにお詫び申し上げるとともに、今月末までには状況が改善されることを見込んでおります。リスナーの皆さまには何卒ご理解賜りますとともに、今後とも状況改善のため受信報告をお寄せ下さいますよう、お願い申し上げます。また、代替手段として、モバイルアプリやインターネット、ラジオ日本語のインターネットサイトのアーカイブのご利用もお勧めいたします。

福本:

マイクに向かっている私たちとしては今できることをベストを尽くして、としか申し上げられないのですが、リスナーの皆様には、今後ともたくさんのお声を頂戴できますことを切に願っております。

【インタビューコーナー】

セタレ音楽教室を主宰なさっている鈴木理恵さん、そしてダフ演奏に取り組んでいらっしゃる生徒さんの三星涼江さん、原幸子さんにお話を伺いました。お三方によるダフ演奏もお楽しみ下さい。

●リスナーより

先日、イラン近隣の国のタイル細工のビデオをフェイスブックで拝見しましたが、緻密で本当にすごいですね。ぜひにイスラム文化と共に現地で拝見してみたいと思います。貴局ホームページやフェイスブックに明るい文化の話題の掲載を望みます。

●ラジオより

福本:

毎週月曜放送の「伝統工芸、イランの文化遺産」をお聞きになっての感想をいただきました。この時ご紹介したのはガラス工芸でしたが、イランの伝統工芸って本当に種々様々あって、芸術の宝庫なんですよね。私が一番興味があるのは絨毯織りなんですけれど。天然染料で染められた色とりどりの糸が一枚の絨毯に織り上げられていく、その緻密な過程ですとか、織子さんたちの労力、そこに凝縮されている時間、本当に素晴らしい芸術だと思います。

鈴木:

私もイランのタイル細工について、ラジオ日誌でご紹介したことがあります。テヘラン市内にある"モガッダムの家"のタイルのコレクションは素晴らしいものです。大小のさまざまな形のタイルが実際に家の壁の中に埋め込まれていてそれ自体が芸術と言えます。イランへいらした時はこちらのタイル細工も是非ご覧になってください。それに私も福本アナと同様、絨毯織りに興味があります。特に織る人たちの思いが伝わってくる敷物はなんともいえず好きです。日本でも新年に当たり畳替えをされた方もいらっしゃるかと思いますが、実は我が家でも新年にあたり大バザールへ行き、イランの畳とも言える"ギャッベ"を買いました。ギャッベというのはイランの素晴らしい伝統工芸品のひとつでイラン中部に住むガシュガーイー族など遊牧民の絨毯です。ラクダや羊の毛で織られています。たしか先々週の"伝統工芸、イランの文化遺産"の番組でイランの敷物について紹介していましたが、敷物はもともと敷布団のようにそこに寝られるよう柔らかく厚めのものだったとの事です。我が家でもそうなんです。今年の寒い冬に備えて2色のギャッベを敷き詰め暖かい感触を楽しんでいます。私がギャッベが好きな理由は暖かい感触というだけでなくシンプルな模様とその大自然を思わせる色使いです。このギャッベに横たわるとイランの厳しい自然の中でテント生活を送っている人たちが緑の草原や金色の稲穂を夢見て織っていた気持ちが伝わってきます。

【北川修一アナウンサーの音楽コーナー】

今夜はイランから離れて、タジキスタンの音楽をお届けしたいと思います。この曲については現状あまり情報がないのですが、タジキスタンの舞曲だということです。演奏者はナザルゴルバン・ベコフという音楽家で、演奏されている楽器はおそらく、弦楽器のセトールとおもわれます。タジキスタンのセトールは、イランのセタールと読み方と形は似ているとはいえ、全く別の楽器です。

福本:

1月も半ばに差し掛かり、日本の皆様にはそろそろお正月気分も抜けつつある、そんな頃でしょうか。

鈴木:

そうですね。今日は1月の15日でお正月の門松等を片付けて燃やす"どんどやき"の火祭りの日でしたね。気分も新たに新年のスタートです。

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